結婚生活に疲れた夫婦が今やるべき6つの事。仲良し夫婦に戻る方法とは?

楽しく穏やかな生活が送れると思っていたのに、待っていたのは疲れるばかりの結婚生活。

努力はしたつもりだけれど一向に改善しない状況に、ほとほと疲れ果てていないでしょうか。

結婚は、赤の他人と生活をともにすることなので、どこかでほころびが生じるものです。

ほころびが小さいうちに修正しないと、取り返しのつかない事態になってしまうことがありますよ。

なぜ疲れるのか、どのように改善すればよいのかをあらためて考えてみましょう。

今回は、結婚生活に疲れたと感じる方へ向けて、疲れる原因と今やるべきことを紹介します。

結婚生活に疲れたと感じる主な原因は3つ

夫婦が結婚生活に疲れたと感じるのはどのようなときでしょうか。

まずは、一般的に起こりやすい疲れの原因を紹介します。

お金の問題

結婚して夫婦二人になると、理論的には家計収入が増え、経済的に豊かになります。

しかし、マイホームに子供の教育費など、独身時代には発生しなかった項目でお金が必要になり、実は苦しくなることも多々あります。

代表的なものは、自由にできるお金が少ないこと、お金の使い道について配偶者からとやかく言われることです。

頑張って稼いだお金を独身時代は自分の好きなように使うことができましたが、結婚後は相手に管理され、その使い道にまで口出しされるわけですからストレスが溜まるでしょう。

夫婦の収入を明らかにすることで、夫婦間で収入格差を認識することにもなります。

特に夫が妻より収入が低い場合には夫がストレスを感じる要因となりやすいです。

さらに、どちらかに借金があることで不仲の原因となり、結婚生活が疲れることもあります。

時間の問題

お金とともに有益な「時間」も結婚生活が疲れたと感じる要因となりがちです。

妻の場合は家事育児をしながらさらに働いている人も多いため、とにかく忙しくて時間がない状態になります。

夫の場合は、一人の時間を大事にする人が多いため、常に家族といる状況に疲れることがあります。

これは、家事負担割合の問題と言い換えることもできます。

夫婦が揉めるとき、そこに不公平感が生じているケースは山ほどあります。

どちらかの家事育児負担が多いことで、多く負担する側が不満に感じ、衝突を生むのです。

義家族との問題

結婚は夫婦二人の問題にとどまらず、相手の父母や兄弟姉妹など義家族との関係性も重要になります。

配偶者がどうというよりも、義家族との関係を保たなければならないという使命感によって疲れてしまうことがあるのです。

夫婦の場合は、結婚前の付き合いを通して価値観を共有してきたこともあったでしょうが、義家族とは完全に結婚後の関係になります。

家庭ごとの価値観には大きなずれがあり、ストレスを全く感じない状態で付き合っていくことは困難です。

特に義家族が積極的に関わってきたがるケースでは、「たまに会う程度だから」と割り切ることが難しくなり、次第に疲れへと発展していきます。

配偶者の理解があればまだよいのですが、配偶者は自分の身内をかばうことが多いものです。

配偶者に味方してもらえず孤立することで「もう疲れた…」と絶望にも似た気持ちになるのです。

結婚生活に疲れたと感じる妻側の理由

ここからは、妻側、夫側双方の立場から、結婚生活に疲れたと感じる原因と対処法を探ります。

妻たちは、どのような理由で結婚生活に疲れたと感じているのでしょうか。

以下、一例です。

  • 家事育児負担が多すぎて疲れる
  • 仕事を理由に飲み会ばかりの夫に疲れる
  • 食事の支度中にゲームばかりしてただ待っている
  • 浮気性の夫に疲れる
  • すぐに不機嫌になる夫に疲れる
  • 言いたいことを言えなくて疲れる

疲れる原因は「非協力的で自己中の夫」

妻が結婚に疲れたと感じる理由はさまざまですが、ひとことで言えば「非協力的で自己中心的な夫」に疲れてしまう妻が多いようです。

家事育児を手伝わない、仕事を言い訳に改善する努力をしない、日曜日にゴロゴロしているだけ…。

これらはすべて「自分ではなく妻がやればよい」という自己中心的な考えが根底にあるからです。

浮気であっても相手を思いやればするはずはありませんので、自分のことしか考えていないわけです。

しかし、妻には「夫がやればよい」と、自己中心的になる逃げ道はありません。

夫が仕事を理由に帰宅が遅くなる中、妻はどれだけ仕事が溜まっていても周囲に謝罪しながら早く切り上げ、子供のお迎えに行くのですから。

「幼稚な亭主関白風夫」も妻を疲れさせる

夫の性格によっては亭主関白をはき違え、何かを頼もうものならすぐにキレる、不機嫌になって家の中の雰囲気を悪くするなど、「妻に気を使わせる幼稚な夫」に疲れてしまう妻も一定数います。

いざというときには非常に頼りになるような、尊敬に値する亭主関白であれば、妻はまだ我慢できるかもしれません。

そうした点に魅力を感じて結婚したこともあったでしょう。

しかし、「亭主関白風」の夫の場合、単に自分一人で何もできないだけで、いざというとき妻を支えてあげることをしません。

妻は、期待外れの夫にほとほと疲れ果ててしまうでしょう。

妻を疲れさせる夫は想像力を働かせること

夫は妻の気持ちが理解できないならば、仕事に置き換えて考えてみてください。

自身が力を入れているプロジェクトの進行中、近くに非協力的で足を引っ張るような同僚がいたらどうでしょうか。

納得できない気持ちや、怒りの感情が湧いてくるのではないでしょうか。

一度、妻がいなかったらどうなるのかを想像してみてください。

毎朝早起きして自分と子供の朝食を作り、洗濯機をまわし、子供を保育園へ送り、その後に仕事へ。

重大な仕事の最中にも保育園からは連絡があるでしょう。

仕事後もゆっくりする暇はありません。

子供を迎えに行ったら、その足で夕飯の買い物をして急いで準備をし、片付けを経て、子供をお風呂に入れて寝かせたらもう夜遅い時間です。

これを、妻は毎日やっています。

夫が仕事を理由に手伝いませんので、妻の代わりはいない状況です。

さらに、夫が自分のことを自分でしない場合、夫1人分の作業が上乗せされます。

ここまで想像してみると、妻の負担がいかに大きいものかを知り、少しでもできることはないかと考えるのではないでしょうか。

結婚生活に疲れたと感じる夫側の理由

結婚生活に疲れたと感じるのは、何も妻の側だけではありません。

夫も疲れたと感じることがあります。

妻は、自分の言動が夫を疲れさせていないか考えることが必要です。

夫が疲れるのには次のような原因があります。

  • 毎日妻がイライラしていて疲れる
  • 小さなことにヒステリーを起こす妻に疲れる
  • 夫を全く労わない妻の言動に疲れる
  • 他人の悪口ばかりの妻に疲れる
  • 妻の浪費癖に疲れる
  • 専業主婦なのに家事をしない妻に疲れる

「イライラ妻」「ヒステリー妻」は夫を疲れさせる

妻のイライラやヒステリー、口うるさい様子、夫を労わない、人の悪口など、妻の態度に疲れる夫が多いことが分かります。

男性は、自分たちにはない優しさや癒しを女性に対して求めます。

社会人になればなおさら、厳しい組織の中で自分を鼓舞して働いています。

そのため、家に帰ったときくらいは優しくされたいと本音では思っています。

そんなときに妻のイライラやヒステリーを目の当たりにすると疲れてしまうのです。

「家事をしない妻」も疲れる

家事育児に奮闘している妻が多数派ですが、中には全く家事をしない妻もいます。

共働きであればまだしも、専業主婦で子供もいないはずなのに部屋の中が汚い、食事はいつもレトルトなど。

最初のうちは、「妻の仕事というわけではないのだから」と我慢していた夫も、自分だけが仕事で疲れて帰ってきて、妻はその稼ぎを使うだけで家事に貢献していない状況に疲れ果ててしまいます。

夫を疲れさせる妻は息抜きの方法を覚えること

妻側は、いつも笑顔を心がけることを大切にするとともに、自分自身が不満に感じている原因に早く気づき、ストレス発散するなど何かしらの対処法を講じることが必要です。

家事を全くしない妻であっても、家事をしないことの理由に何らかの不満が隠れていることも多くあります。

女性特有のイライラであれば、「今日は少し体調が悪い」など、あらかじめ夫にイライラしやすい理由を伝えておくことも方法です。

夫は、妻のイライラの原因が毎月のことであっても理解できませんし、理由もなく怒っているものと捉えるからです。

また、よい妻であろうとして我慢し続けた結果、どこかのタイミングで爆発するのであれば、夫は「もっと早く言ってよ」と思うでしょう。

少しストレスが溜まってきたと思ったら爆発する前に夫に伝えるようにしましょう。

結婚生活に疲れた夫婦が今やるべきこと

結婚生活に疲れている夫婦は、放っておいても状況は改善しません。

疲れていて面倒かもしれませんが、せっかく家族になったのですから、今何ができるのかを考えてみましょう。

夫1日、妻1日、フリーの日を作る

結婚生活に疲れた夫婦に必要なのは、一人になれる時間かもしれません。

一人の時間を双方が容認することで、不公平感なくストレス発散することができます。

月に1回でもよいので、夫婦お互いがフリーになれる日を作ってみましょう。

どちらか一方だけが自由になると不公平なので、今日は夫、来週は妻と、交互に作ることが大切です。

その日は子供をもう片方に預け、自分の好きなことを自由にしてもよい日に。

1日が難しいなら半日や数時間から始めてみてはいかがでしょうか。

その日に何をするのかはお互いに口出ししないルールを設けることがコツです。

夫婦に足りないのは思いやりだと知る

妻側、夫側、どちらから見た「疲れる原因」であっても、根本的に足りないのは思いやりです。

しかも、片方が思いやりを持つのでは不公平感が生まれることから、夫婦がそろって互いを思いやる気持ちが大切です。

義家族との関係性がネックとなりどちらかが疲れてしまう場合も、配偶者への思いやりをもち、親や兄弟姉妹ではなく配偶者の味方をすれば多くの場合には解決できます。

夫婦は、何があっても相手の味方をすることで、その関係性を保つことができるのです。

このように言うと、「もともとは家事を手伝わない夫が悪い」「妻がいつも笑顔でいてくれたら早く帰って手伝うのに」などと、問題の発端が相手にあったと主張する人がいます。

しかし、「鶏が先か、卵が先か」と、ものごとの発端を探ったところで、結婚生活の問題は解決しません。

話し合う

そこで大切なのは、話し合うことです。

話し合いの中で特に大切なのは、どちらがよい、悪いではなくてお互いを尊重しあうこと。

このとき、共通ルールを設けてみることをおすすめします。

まずは、頭ごなしに相手を否定しないと決めてみてはいかがでしょうか。

相手に頼みごとをするときには批判、否定的な言葉を口にしないない、「やってもらって当たり前」という態度を見せないなど、具体的な場面を想定してルールを作ってみてもよいでしょう。

家の中から怒りやマイナス感情に発展しそうな言葉がなくなるだけで、結婚生活が疲れにくくなります。

さらに、何かをしてもらったらお互いに「ありがとう」を口にすること。

これも共通ルールとして定めておくことをおすすめします。

互いの性質を理解する

夫は妻の、妻は夫の性質を理解しましょう。

相手は元来、自分と同じような言動ができる性質をもちあわせていません。

夫は、妻が原因なくイライラしているわけではないこと、些細な一つの出来事で怒ることもないと知ってください。

夫に対して不満があり、それらが積み重なっているからこその態度なのです。

また、女性は男性と違い、誰かに話を聞いてもらうことでストレス発散するわけですから、世間話や悪口などは家庭内で聞くだけのものと割り切って受け止めてあげることも必要です。

さらに、男性と違い、女性特有の、ホルモンバランスの乱れが生じる「体質」もあると知っておきましょう。

反対に、妻は、夫が何も言わなければ伝わらないこと、解決案を提示したがる生き物だと知っておきましょう。

つまり、夫にしてほしいことがあれば、いつかやってくれるだろうと待つのではなく、必ず伝えることです。

そして、男性は話を振られたときには「解決案の提示を求められている」と感じるものなので、事前に「解決案はいらない」「ただ話を聞いてほしい」と伝えておきましょう。

わざわざ面倒だと思うかもしれませんが、互いの性質の違いを受け止めたうえで行動する方が、結婚生活に疲れてどうするべきかと悩むよりもずっと楽です。

家事分担表を作る

家事育児の負担で揉めてしまい、結婚生活が疲れたと感じる場合は、視覚で認識できる家事分担表作りをおすすめします。

人間、どうしても相手がしてくれたことよりも、自分がしたことの方に目がいくものです。

実際には同じくらいの量をしていたとしても、「自分ばかり」と思ってしまうのです。

家事分担表は、必要な家事を項目化し、「妻」「夫」のマグネットを作って冷蔵庫などに貼りつけます。

共働きであればマグネットの量は均等になるように、妻が専業であれば、妻が多めでもよいでしょう。

こうすることで、夫の言う「俺もやってるよ」が、実はほとんどやっていなかったと視覚で認識できるようになります。

妻の言う「私ばかりやっている」が、実は夫もかなり頑張ってくれていたと、視覚で認識できるようになります。

そして、担当分は必ず自分がこなすこと、相手のやり方に口を出さないこととします。

育児については、分担という概念がないかもしれませんが、「保育園への送迎」「お風呂に入れる」など、明確に項目化できるものは分担表の中に入れてしまってよいでしょう。

お互いが疲れない働き方を考える

夫婦がそろってフルタイムで、かつ正社員で働くことは、お金に困らない生き方をするためのセオリーだとも言われます。

問題なく協力しあって過ごすことができるなら、二人ともフルタイムで働いた方がよいでしょう。

しかし、そのことが原因で夫婦が結婚生活に疲れてしまい、家族が笑顔で過ごせないのなら意味がありません。

その場合、お互いが疲れない働き方を考えることも方法となります。

たとえば、正社員の夫の収入月35万円を柱とし、妻は1日5時間、週3日のパートで働く。

妻は時給1,000円でも1週1万5,000円の稼ぎがあり、月で約6万円の収入になります。

夫の扶養に入ることもできるため社会保険料がかかりません。

毎月6万円あれば、家計収入は夫の分とあわせて41万円ありますので、かなり家計の助けになるでしょう。

妻は家事が全くできないほどの働き方ではありませんので、時間に追われてストレスを感じることも減るはずです。

正社員で働くことに生きがいを感じる妻の場合は、必ずしもよい方法とはいえません。

しかし、夫婦が納得できる働き方へと「調整」していくことは、とてもよい状況を生むことがあります。

最後に

いかがでしたか?今回は、結婚生活に疲れてしまう原因は何か、夫婦が今何をするべきなのかを紹介しました。

一生を添い遂げるつもりで結婚した相手ですから、疲れてしまった状態であっても可能な限りの手を打つべきです。

今一度、結婚した当初の気持ちに戻ってみてください。

お互いの立場に立ち、思いやりを持っていたからこそ、うまくいっていた部分があったはずです。

結婚生活が疲れる原因をよく話し合い、改善に向けて行動してみてはいかがでしょうか。

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