女性は妊娠すると5週か6週くらいからつわりが始まります。
つわりは人によって始まる時期や終わる時期、症状の重さも違いますが、多くの妊婦さんは大なり小なりつわりに苦しむことになります。
つわりの種類
吐きつわり
一般的につわりと言うと「匂いがダメで吐く」「食べたら吐く」「吐き気がして食べられない」といった症状を想像する方が多いと思います。
このような症状は「吐きつわり」と言います。
食べつわり
「食べつわり」とは、食べていないと空腹感で気持ち悪くなる、食べ過ぎて気持ち悪くなるというつわりです。
とにかく食べていないと落ち着かないので食べ過ぎて吐いてしまったり、体重が極端に増えてしまったりトラブルも起こしやすくなります。
食べつわりになったら、何を食べてトラブルへの対策をすれば良いのか。効果的な食べ物をいくつかご紹介します。
りんご、キウイなどのフルーツ類
栄養も水分もあるフルーツ類は食べつわり対策で大活躍します。一口大に切ってタッパーに入れるなどして、すぐに食べられるような状態にしておきましょう。
特におすすめのフルーツはリンゴ、キウイ、グレープフルーツです。リンゴは胃腸の調子を整えてくれるので便秘対策にもなります。
キウイはとにかく栄養価が高いです。ビタミンCは勿論のこと、鉄分、ミネラル、カルシウム、そして妊婦さんには欠かせない葉酸も含まれているので積極的に食べましょう。
グレープフルーツはその酸味のおかげで口の中がサッパリしますので、吐いた後に食べても気持ち悪さを引き摺ることがありません。
こんにゃく、しらたき
安くて調理が簡単なこんにゃくは保存食にもピッタリです。
レンジでチンして甘味噌をつけて味噌田楽にしても良いですし、結び白滝は出汁と醤油と酒で薄味に煮付けて冷蔵庫に入れておけば、おかずにもおやつにも最適です。
こんにゃくはカロリーが低いので、ついつい食べ過ぎてしまう食べつわりの体重増加対策には効果的な食品です。
味付けの仕方で満腹感も簡単に得られますのでおすすめです。
凍らせた一口ゼリー
スーパーなどで売っている一口ゼリーを冷凍庫に入れて凍らせておきます。
小腹が空いた時は勿論のこと、胸やけがして食欲が無いけど何かを口にしたいという時にこれが大活躍します。
普通に冷蔵庫に入れておくよりも凍らせることによってゼリーが硬くなり、口に入れた時に噛むようになります。
これだけでも意外と食べた気になります。また、凍ったゼリーを飲み込んだ時の喉越しが胸やけしている時にはとても心地良いスッキリ感を与えてくれます。
ドロドロの野菜スープ
フードプロセッサーを使って具材を粉々にしたり、圧力鍋でドロドロに溶かしたりした野菜スープがおすすめです。
まとめて作る事ができて栄養補給にもなります。また、溶かして液状になっていることによって「飲む」ことができます。
茶碗一杯分よりもマグカップ一杯分の方が口にしやすく、水分が多いためお腹に溜まります。
食べ過ぎ防止にもつながりますので、大量に作って冷凍庫に保存しておくと何かと便利です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
食べつわりはどうしても食べてばかりになってしまいます。「今までこんなことなかったのに」と最初のうちは戸惑うでしょう。
それでも、自分の体の変化を把握して、食欲と体の限界値とどう折り合いをつけるかが食べつわり対策の重要なところです。
なるべく低カロリーなものを選んでちょっとずつ食べるようにして、食べつわりを乗り越えていきましょう。