神奈川県 32歳 女性(当時の子供の年齢 1歳10ヶ月)
私の娘がもうすぐ2歳になるという時期に、子供の食事について非常に悩んだ時期がありました。
生後半年から少しずつ与え始めた離乳食は、かなり順調に色々な食べ物に興味を持って食べてくれていたのに、今まで好んで食べていたメニューを食べてくれなくなってしまいました。
それだけではなく遊び食べの延長なのか、一度口に入れたものをベーッと吐き出すようになってきたのです。
栄養が足りているのかも心配でしたし、周りの子よりも小柄だったので、さらにこれからの成長に影響が出るのではないのかととても悩みました。
無理強いしてしまって、食事の時間が嫌いになってしまったという体験談を耳にしたこともあり、不安は募る一方でした。
食べない子供について情報を集める
育児情報や育児アドバイスなどのインターネット上の情報を参考にしようと、毎日、子供の食事について調べました。
2歳になるとイヤイヤ期が始まると聞いたこともありましたし、自我が目覚めたのだろうかと考え、子供の精神的な成長について特に勉強しました。
そのようにして情報収集したところ、どうやらこれは子供の心の成長に関係があるらしいということが分かったのです。
食べてくれなくて栄養が取れないんじゃないかという心配がある一方で、心が順調に発達しているということが分かり、多少ながらも安心したのを覚えています。
この食事問題が解決すれば、きちんと三食食べるという生活習慣を身につけられのはもちろんですが、子供の心に寄り添う育児ができるかも、と希望を持つことができました。
最大のメリットは、子供の心の成長に応じた接し方ができるようになることです。
私が行った解決方法
無理に食べさせない
まず、1歳後半から2歳前半までの時期に今まで食べていたものを拒否するようになる、というのはよくあることだということがわかりました。
今までの経験から、この食べ物は好き、嫌いというように記憶が蓄積されるようになったこと、また、「新しいこと・ものへの恐怖」が生まれる時期なのだそうです。
そのため、以前食べたことがあったとしても、少し間隔が空くと「新しい食べ物」として認識されてしまい、食べるのをためらってしまうそうなのです。
そのため、まずは私自身が「食べてもらうことへの執着心」を取り除くよう努力しました。
とはいえ、毎回手作りで色々考えながらメニューを考えていたので残されたり捨てたりということに慣れるのには多少時間がかかってしまいました。
食事を楽しい時間にする
その次に意識したのは、「食事の時間はハッピーに楽しく」という雰囲気を出せるようにすることです。
どうしても食事の時間は、「またどうせ残すんだろうな」とネガティブな気持ちになりがちでしたが、そこを無理やり発想の転換をしました。
どうせ今の時期だけなんだから、ちょっとだけ食べ物の神様にごめんなさいしよう、と考え方をポジティブな方向に持っていくように意識していました。
あまり怒ってばかりいては、せっかくの食事の時間も楽しいものではなくなってしまい、その結果もっと食べなくなっても困ります。
食器を好きなものに変える
そしてもう一つ、使う食器を娘の大好きなアンパンマンの絵柄のついたものに変えてみました。器に盛られたご飯を食べれば、その絵柄が見えてきます。
そのため、ご飯を食べればアンパンマンに会えるよ、というアプローチをして、子供に何か宝探しでもさせるような気持ちで食事をさせてみました。
そうすると、少しずつではありましたがまた食事にも興味を持ってくれたようで、一安心したのを覚えています。
まとめ
育児をしていると、様々な壁に直面することが本当に多いですよね。特に一人目の子供の場合、ちょっとしたことでも気になって不安になってしまいます。
でも、どんな場面でもあまり不安な顔ばかりしていては、子供にその気持ちが伝わってしまうような気がします。
本当にちょっとした発想の転換で、子供も自分も楽しい気持ちで毎日を過ごせるようになるものです。
子供はあっという間に大きくなってしまいます。
毎日少しずつ、でも確実に成長しているので、どんな小さな変化も見過ごさず、毎日を楽しく過ごしていけるのが一番なのではないでしょうか。