脱毛して硬毛化したらどうする?硬毛化の原因と回避方法を徹底解説!

脱毛すると「硬毛化」すると言われることがありますが、一体どんな状態のことなのでしょうか。

毛が硬くなってしまい、もう二度と抜けなくなってしまうのではないかと不安に感じる方もいるはずです。

そこで今回は、脱毛による硬毛化について、考えられている原因や回避する方法、できてしまったときの対処法を解説します。

硬毛化とはどんな状態のこと?

脱毛前と比べて、毛が太くなったり長くなったりしてしまうことを「硬毛化」と呼びます。

主には産毛や細い毛が、硬くしっかりした毛になってしまうことが多いです。

脱毛すると必ず硬毛化するわけではなく、その確率は0.6%~10%と低いです。

そう頻繁に起きる状態ではありませんので、脱毛後すぐに毛が濃くなったように感じても、硬毛化とは限りません。

まずは様子を見ることになります。

目安としては、脱毛してから1~3ヶ月ほどすると硬毛化に気づくケースが多いようです。

脱毛サロンやエステの光脱毛、レーザー脱毛、家庭用脱毛器など、さまざまな脱毛方法において硬毛化のリスクは存在しています。

硬毛化と増毛化は違うの?

毛が太く長くなるだけでなく、毛自体が増える「増毛化」という現象が気になる方もいるでしょう。

脱毛したはずなのに毛が増えていては何の意味もありませんよね。

しかし増毛化については、実際に毛が増えているわけではなく、硬毛化によって毛が太く長くなったことで、毛が増えたように感じることがほとんどだと言われています。

硬毛化の原因や対処法を知ることで、増毛化にも同じような効果が期待できるということですね。

硬毛化が起こる原因

硬毛化が起こる原因は現在研究段階であり、医学的に完全に解明されているわけではありませんが、考えられている原因がいくつかあります。

ここでは、主に挙げられている説を紹介していきます。

熱量が弱いことで毛に刺激を与えてしまう

一般的な脱毛は、メラニン色素に強い光やレーザーを反応させることで毛根を破壊し、ムダ毛が抜け落ちる仕組みです。

このとき光やレーザーが弱いと毛根を破壊できず、逆に毛が刺激されて活性化してしまい、硬毛化するという説があります。

これが、現在のところもっとも有力説だと言われています。

産毛や細い毛はメラニン色素が薄く、熱量を集中的に集めることができないため、毛根の細胞部分に弱い熱量しか伝わらないことになります。

熱量が弱いことで細胞を処理しきれず、活性化するきっかけになってしまうという考えです。

脱毛器との相性の問題

サロンやクリニックで使われている脱毛器はそれぞれ波長が異なります。

そのため、人によって特定の波長に反応し、硬毛化してしまうことがあるという説です。

同じサロンやクリニックで硬毛化がよく起きてしまう人でも、異なる脱毛器を使うことで、硬毛化が起きなくなることがあると言われています。

肌トラブルやストレスによるもの

脱毛後に赤みが長引いたり痛みが強かったりする方は、肌が敏感でトラブルを引き起こしやすいと言えます。

また、痛みを我慢してしまう人やホルモンのサプリメントや薬を服用している人も、体に何かしらのストレスを抱えやすい傾向にあります。

こうした肌トラブルやストレスによって、硬毛化を引き起こす可能性もあると言われています。

硬毛化が起こりやすい部位がある

硬毛化はどの部位を脱毛するかによってもリスクが変わってきます。

硬毛化は産毛や細い毛で起きやすい症状なので、うなじや背中、二の腕、肩、ヒップなど、もともと産毛や細い部位では多い傾向にあります。

反対に、ワキやVIOラインなど毛が濃くて密集している部位では、硬毛化するリスクは低いとされています。

ただ、硬毛化の原因が完全に解明されているわけではない以上、ワキやVIOラインなどで必ず硬毛化が起こらないとまでは言えません。

あくまでも傾向として、産毛や毛が細い部位で起きやすいということです。

硬毛化を回避するための方法

硬毛化はめったには起こらない現象だとしても、自分に起きてしまう可能性が否定できない以上、脱毛をためらってしまう方もいるでしょう。

あらかじめポイントを押さえておくことで硬毛化はある程度回避できますので、そこまで不安になり過ぎる必要もないですよ。

ここからは、硬毛化を回避するための方法を紹介します。

硬毛化が起こりそうな部位は脱毛しない

硬毛化は主に産毛や毛が細い場合に起こりやすいため、そこまで毛が気にならない部位は脱毛を避けるのが1つの方法です。

サロンやクリニックによっては、硬毛化が起こるリスクがある箇所について注意を促してくれることがあります。

どこまでの範囲を脱毛するかを、硬毛化のリスクまで踏まえて決めるといいでしょう。

紫外線対策を徹底する

日焼けした肌に脱毛すると、皮膚が赤くなったり痛みを感じやすくなったりして、肌へのストレスになります。

肌ストレスと硬毛化との関係は明らかではありませんが、硬毛化する可能性がゼロではないことや肌のためを考えても、紫外線対策は徹底するようにしましょう。

部位によってサロンやクリニックを使い分ける

前述したように、硬毛化の原因が熱量の弱さにあると仮定すると、脱毛サロンの光脱毛は照射パワーがやや低いことから、クリニックのレーザー脱毛に比べて硬毛化のリスクが上がると考えることもできます。

しかし、痛みが少なく比較的低価格で利用できる脱毛サロンを利用したい方も多いでしょう。

その場合、部位によってサロンやクリニックを使い分けるのも方法です。

ワキやVIOラインなどは痛みを感じやすいですが硬毛化しにくいとされていますので、パワーが弱い光脱毛に向いています。

反対に、産毛や細い毛が多い部位は照射パワーが強いクリニックを選ぶことで、硬毛化のリスクをある程度回避できると考えてみるというわけです。

複数の脱毛器を使用できるサロンやクリニックを選ぶ

サロンやクリニックでは1種類の脱毛器のみ扱っているケースと、複数の脱毛器を扱っているケースとがあります。

1種類の脱毛器が合えばいいのですが、相性が悪く硬毛化してしまった場合にはそこで同じように脱毛を続けることが難しくなります。

途中解約金を払って別のサロンやクリニックで施術してもらう必要がでてくるでしょう。

複数の脱毛器を扱っていれば、硬毛化したときに別の脱毛器に変えてもらうことができるため、同じサロンやクリニックで契約を継続させることができます。

肌質や毛質にあわせて、できれば3種類ほどの脱毛器を備えているところがいいでしょう。

硬毛化保証があるサロンやクリニックを選ぶ

硬毛化した毛は脱毛することで除去できますが、追加脱毛となると費用がさらにかかることがあります。

自分には責任がないと思われる硬毛化に追加費用をかけるのは、納得できないこともあるでしょう。

硬毛化保証があるサロンやクリニックがありますので、不安な方は最初からそうした場所を選ぶことも方法です。

たとえばリゼクリニックでは、硬毛化が起きたときに1年間再照射できる保障がついています。

万が一硬毛化しても、1年間は無料で施術してもらえるため安心ですね。

家庭用脱毛器は使用しない

自宅で手軽に光脱毛やレーザー脱毛ができるとして人気の家庭用脱毛器ですが、硬毛化の原因が熱量不足だとすると、家庭用脱毛器は硬毛化するリスクが高いと考えることができます。

家庭用脱毛器は安全面を考慮し、サロンやクリニックの施術に比べて照射パワーが低いため、産毛や細い毛に照射することで刺激を与えて硬毛化する可能性があるからです。

コストを考えて家庭用脱毛器を使っていた人でも、硬毛化したことで結局はプロに施術してもらうことになり、余計に費用がかかってしまったケースもあります。

家庭用脱毛器を使うと必ず硬毛化するわけではありませんが、産毛や細い毛などにはやめておくといった配慮も必要かもしれません。

硬毛化が起きたときの効果的な対処法

硬毛化してしまった毛へはどう対処していくのがいいのでしょうか。

ここでは、一般的にされている硬毛化への対処法の有効性について触れていきます。

脱毛を継続させる

硬毛化した毛は太く長くなってしまった分、光やレーザーに反応しやすくなりますので、脱毛を継続すればなくすことができます。

産毛や細い毛だったものが硬毛化しても、脱毛すればいいだけなので、それほど不安に思い過ぎる必要はありません。

サロンやクリニックでも、脱毛を続けるという選択肢をすすめられることが多いです。

脱毛を一旦休む

半年から1年ほどの間、脱毛しないで様子を見る方法です。

脱毛を休止することで刺激が少なくなり、毛の細胞が元通りになることで、硬毛化がなくなるという考え方をしています。

ただ、放っておくだけで硬毛化が消えるわけではないという意見は多く、結局は脱毛を再開させることになると考えることはできます。

その場合は脱毛期間が長引くだけなので、根本的な解決策とまでは言えないかもしれません。

照射パワーを上げる

硬毛化が熱量の弱さが原因だとすると、パワーを上げることで硬毛化するリスクは減ると考えるのは自然です。

ただし、強いパワーでは肌トラブルが起きるリスクも同時に上がることになるため、むやみに上げればいいというわけにはいきません。

肌質なども含め、スタッフの方と慎重に相談しながらパワーを上げていく必要があります。

脱毛器を変えてもらう

複数の脱毛器を扱っているサロンやクリニックであれば、脱毛器を変えてもらうという選択肢があります。

契約内容によってはできない可能性も否定できませんが、硬毛化した毛に対して別の脱毛器を使ってもらえるケースもあります。

別のサロンやクリニックに変える

そもそも脱毛器を1種類しか扱っていないサロンやクリニックで硬毛化してしまった場合、同じ脱毛方法を続けても解消されない可能性があります。

再施術に追加料金がかかるのであれば、無駄にお金を使ってしまうことにもなりかねません。

この場合、別のサロンやクリニックで施術してもらうことを考えましょう。

脱毛症例が多く、いろいろなタイプの肌質・毛質の人に対して脱毛をおこなっているサロンやクリニックが好ましいです。

硬毛化した毛にも効果がある脱毛は?

硬毛化してしまった毛を何とかしたいときは、硬毛化に効果のある脱毛を選ぶ必要があります。

硬毛化が不安な場合は、最初から硬毛化に効果のある脱毛方法にすることも考えられますね。

硬毛化に効果があると言われる脱毛はどんな方法があるのでしょうか。

光脱毛よりレーザー脱毛

レーザー脱毛は光脱毛に比べて照射パワーが強いことから、硬毛化の原因と考えられる熱量不足になりにくいと言えます。

産毛や細い毛にも十分な熱量を与えることができるでしょう。

レーザー脱毛でも硬毛化することはありますが、光脱毛よりそのリスクが低く、施術回数が少ないことなども考えても選ぶメリットはあります。

硬毛化リスクが低い脱毛方法を選ぶ

そもそも硬毛化のリスクが低いと言われる脱毛方法もあります。

蓄熱式やYAGレーザーを使用した脱毛器、ハイパースキン脱毛、SHR脱毛などは硬毛化になりにくいとされています。

これらの脱毛方法は肌に優しいなどのメリットもあるため、トータルでの利用価値を考えて最初から選ぶのも1つの方法です。

レーザー脱毛は痛いから避けたいと考えている方も、サロンで受けられる別の脱毛方法なら選びやすいはずです。

確実性重視ならニードル脱毛

硬毛化した毛を確実に除去したいなら、毛穴に針を刺して1本ずつ脱毛するニードル脱毛もあります。

1回で効果が高いため、すぐにでも何とかしたい方にも向いています。

ただし、ニードル脱毛は高価で痛みが強いので、広範囲の脱毛にはおすすめできません。

痛くて途中で耐えられなくなってしまう人もいるくらいです。

硬毛化した毛だけを処理したいのであれば、効果が高い方法だと言えるでしょう。

ピンポイントでの利用であれば、費用を安く抑えることができ、痛みに耐える時間も短いため、おこなう価値はあります。

最後に

いかがでしたか?今回は、脱毛による硬毛化の原因と回避方法、できてしまったときの対処法を紹介しました。

硬毛化した毛は自分で何とかすることは難しいので、サロンやクリニックで適切に対処してもらうことになります。

不安が大きい方は最初から硬毛化リスクが少ない脱毛方法や、硬毛化保証がある場所を選ぶことである程度回避できます。

ただし、脱毛は硬毛化以外のリスクもありますし、費用や痛みなどの問題点もあります。

硬毛化のことだけを考えるのではなく、トータルで適した脱毛方法を選ぶようにしましょう。

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