【ポンカン】と【いよかん】と【デコポン】と【オレンジ】の意味と違い、使い分けや使い方

「ポンカン」、「いよかん」、「デコポン」、「オレンジ」は4つともミカン科ミカン属に分類される柑橘類です。

それらの4つは「みかん」と類似した果実で、「みかん」の仲間ですが、「みかん」とは違う品種となっています。

これらはよく似ていますが、味や皮、種の付き方に違いがあり、その品種の原産地もそれぞれ異なります。

「ポンカン」の意味

「ポンカン」は、「みかん(主に温州ミカン)」よりも甘さがあり、果実の中に種が含まれています。

原産地は、インドのスンタラ地方であるといわれています。

現在は、東南アジア、中国、台湾、日本で主に栽培されていますが、日本国内で流通しているものの多くは、台湾産のものです。

日本産のものには「太田」、「森田」、「吉田」、「今津」などの品種があります。

「いよかん」の意味

「いよかん(伊予柑)」とは、さわやかな甘みと酸味が特徴で、料理などにも使われますが、「温州ミカン」と比べると皮が厚いと言う特徴があります。

「いよかん」の原産地は日本で、愛媛県で主に栽培されています。

「いよかん」の名称は愛媛県の旧名である伊予からきています。

温州ミカンと他の柑橘類との交雑種であるとされています。

「デコポン」の意味

「デコポン」は、「ポンカン」や「いよかん」とは異なり、品種の名称ではなく、登録商標です。

品種の名称は、「不知火」といい、「不知火」の中でも糖度13度以上、酸度1度以下という条件をクリアしたものだけが「デコポン」という名称で呼ばれます。

「デコポン」、コブのようなものが突き出た形をしており、比較的区別しやすい外見となっています。

「オレンジ」の意味

「オレンジ」とは、インドのアッサム地方が原産の柑橘類です。

「みかん」を英訳するとオレンジとなりますが、「みかん」とは違う品種です。

ネーブルオレンジやバレンシアオレンジといった種類が有名です。

日本へは明治時代に伝わってきました。

現在日本国内で流通しているもののほとんどはアメリカ産となっています。

オレンジジュースを作る際によく使用されます。

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