自分のうなじが周囲からどう見られているのかを、気にしたことがあるでしょうか。
男性にうなじが毛深い女性の印象を聞くと、「他の体毛も毛深いのだろうと思う。」「男性ホルモンが多い、女性らしくない印象。」など、辛辣な答えが返ってくることがあります。
はっきり言って、うなじは周りからかなり見られています。
ショートカットの方やアップヘアにする機会がある方は、特に気をつけたいパーツの1つですよ。
とはいえ、うなじの毛はどう処理するのが正しいのか、意外とよく分からない部分でもあります。
そこで今回は、うなじの脱毛について、基礎知識や脱毛選びのポイントを解説します。
うなじの毛を処理するメリット
うなじの毛は整えておくと多くのメリットがあります。
うなじの毛なんてそのままでいいと思っていた方は、うなじの毛を処理するとどんないいことがあるのかを知っておきましょう。
後姿が美しく清潔感がある
真正面から人をじろじろと見ることはしなくても、後姿をしっかりチェックする方は多いのではないでしょうか。
後姿は、自分では気にならないけれど、他人からは非常によく見られています。
アップヘアやショートカットの場合、自然と目がいくのがうなじです。
白くてきれいなうなじを見ると、顔を見なくても美しい人だと思いますし、清潔感もあります。
首を長く白く見せる効果がある
黒い産毛で覆われていたうなじを処理することで、肌面積が広がったように見え、首が長く見えます。
産毛を処理すると肌がトーンアップして見えるため、美白効果も期待できます。
首が短くてくすんだ肌の人と、首が長くて色白の肌の人、どちらがよりきれいに見えるかは簡単に想像がつきますね。
いろいろな髪型を楽しめる
うなじの毛が濃いことが理由で、いつも髪の毛をおろして首を隠している人もいます。
女性は髪をおろしたり、アップにしたり、ショートカットにしたりと、いろいろな髪型を楽しめるのも大きなメリットのはず。
うなじを処理することで後姿に自信をもつことができ、やってみたい髪型に挑戦することもできるでしょう。
男性からの印象をよくする
「女性のうなじを見るとドキッとします。」と言う男性は多くいます。
浴衣やドレスなど特別なケースでなくても、常々女性のうなじをよく見ているもの。
女性らしさ、色っぽさを象徴するうなじは男性が好きなパーツの1つでもあるため、うなじの毛をきれいにすることで男性からの印象がアップするでしょう。
実際、うなじを脱毛してからモテ始めたという女性もいますよ。
うなじの毛を自己処理すべきでない理由
うなじの毛はぜひ処理しておきたいパーツですが、自分で処理するのは全くおすすめできません。
うなじの毛が気になるあまり、自分で剃ったり、ワックスや除毛クリームで処理したりする人もいますが、デメリットが多いのでやめておいた方がいいです。
ここでは、うなじの毛を自己処理すべきでない理由を紹介します。
自分で見えにくい
うなじは鏡を使わないと見ることができません。
何とか見えたとしても、襟足を左右対称に処理するのは至難の業です。
処理できてもムラが残ってしまいます。
うなじは、自然な後れ毛は色っぽいのに、毛がフサフサだと幻滅する、何とも難しいパーツです。
素人が簡単に処理できるものではありません。
どこまでを処理すればいいのか分からない
後れ毛なのか産毛なのか、うなじ近くの毛は境界線がはっきりせず、自分ではどこまでを処理すればいいのか分かりません。
間違って髪の毛まで剃ってしまい、しばらくうなじを見せることができなくなるリスクもあります。
骨ばっているため傷つけやすい
うなじは骨ばっている部分があり、カミソリで剃ると傷がつきやすくなります。
ワックスや除毛クリームで処理する場合も、骨のカーブがあることで上手に処理できず、処理漏れができてしまいます。
青くなって美しくない
家族や恋人などに処理してもらえる場合でも、色が白く毛が濃いこともあるうなじは、剃ったあとが青く見えることがあります。
青く見えると清潔感にも欠けて残念な印象です。
青くなってしまうくらいなら処理しない方がマシかもしれません。
肌がデリケートで荒れやすい
背中からうなじにかけての肌は、もともと薄くてデリケートなうえ、ボディソープやシャンプーの洗い残しが原因でニキビなどもできやすいです。
無理に自己処理をすることで肌が余計に荒れてしまい、全く美しくない後姿になってしまう可能性があります。
うなじはプロの手に任せるのがベスト
腕や脚などび自己処理がしやすいパーツと比べ、うなじを自分で処理するのは本当に難しいことです。
安全に、かつ美しいうなじを手にいれるためには、プロに任せるのがベストです。
脱毛サロンやクリニックで脱毛してもらう、シェービングサロンや理容室で剃ってもらうようにし、自分では手を加えない方がいいです。
うなじの脱毛基礎知識
ずっときれいなうなじを手に入れたいなら、脱毛がおすすめです。
脱毛してしまえば、大切なイベントのときに慌てずに済みますし、普段の髪型も自由に楽しむことができ、肌もきれいに見えて自信がでてきます。
ここからは、うなじの脱毛が気になる方に向けて、うなじの脱毛の基礎知識を解説します。
うなじには「形」がある!
うなじとひとくちに言っても、いろいろな形があるのをご存じでしょうか。
うなじの形には「W型」「WM型」「U型」「直線型」などがあります。
美しい理想のうなじと言われているのが「WM型」で、ナチュラルな感じなのが「U型」だと言われています。
ただ、人気の形にすればいいというより、元の形を活かしたものが一番自然に見えるのでおすすめです。
事前のカウンセリングで自分に似合ううなじの形を相談するといいでしょう。
形はそのままで、うなじ部分のみを自然に脱毛する方法もあります。
形は残すのか、理想の形に整えるのかを、あらかじめ考えておくとスムーズですね。
うなじと襟足に違いはあるの?
脱毛サロンやクリニックでは、うなじ付近のパーツを「うなじ」と呼んだり、「襟足」と呼んだりしますが、両者は同じという認識でいいのでしょうか。
うなじと襟足は、細かく言えば別のパーツです。
うなじは首の後ろ側の背中に近い部分を指し、襟足は髪の毛の生え際を指します。
ただ、境界線がはっきりしているわけではないため、脱毛サロンやシェービングサロンでは、同じパーツとして処理されることも多くあります。
うなじと襟足を別々に処理するサロンであれば、髪の生え際ではなく、首の後ろ側がうなじだと覚えておきましょう。
どこまでが脱毛やシェービングの範囲に含まれているのかは、サロンやクリニックによって違いもあります。
無料カウンセリングや問い合わせでしっかり確認しておくことが大切です。
うなじの脱毛はいくら?価格相場を確認
気になるうなじの脱毛の価格は、脱毛サロンとクリニックで違いがあります。
脱毛サロンの光脱毛は8回で2万円前後、クリニックのレーザー脱毛は、5~6回で3~4万円が相場です。
1回あたりの価格は脱毛サロンの方が安いですが、脱毛完了までにかかる回数はクリニックの方が少ないため、トータルで考えると費用に大きな違いはありません。
ちなみに、シェービングサロンでうなじを剃ってもらう場合の価格相場は5千円~8千円ほど。
理容室なら2千円くらいで安く処理してもらうことも可能です。
ただし、シェービングはあくまでも除毛なので、しばらくすると毛が生えてくることは言うまでもありません。
後々のことを考えると脱毛の方がコスパがいいです。
うなじの脱毛が完了するまでの期間
うなじの毛がどの程度濃いのか、どこまで毛を薄くするのかによって、脱毛完了までの回数は変わってきます。
一般的には、光脱毛で12~18回、レーザー脱毛で5~6回が完了までの目安と言われています。
2ヶ月に1回のペースで通うとすると、光脱毛で2~3年、レーザー脱毛では1年ほどで完了することになります。
うなじの脱毛は痛い?
うなじは皮膚が薄く骨に近いことから、やや痛みを感じやすいパーツです。
ただし、うなじを脱毛するのに必要な時間は15~30分ほどなので、痛くても耐えられる方も多いです。
毛が濃い方や、出力パワーを強くすると痛いと感じる可能性があるでしょう。
出力パワーが低い光脱毛の方が、パワーが強いレーザー脱毛より痛みは減ります。
レーザー脱毛でどうしても痛みに耐えられない場合は、麻酔を使う方法もあります。
麻酔はクリニックの特権なので、医師がいるクリニックで施術したい場合は麻酔も選択肢に入れておいてもいいですね。
うなじを脱毛する際の注意点
数万円で美しいうなじになれるのなら、うなじを脱毛したいと感じる方もいるはずです。
うなじの脱毛はおすすめなのですが、施術前に知っておきたい注意点もあります。
他のパーツを脱毛するのとは異なる点も多いので、あらかじめ理解しておくようにしましょう。
うなじだけ脱毛すると不自然になることもある
うなじは首の後ろから背中につながる部分の脱毛をするため、背中の産毛が多い方は、うなじの脱毛をしたことで境界線がはっきり見えて、不自然になることがあります。
うなじだけを脱毛する前に、背中の毛はどうなのかを確認しておき、全身脱毛や背中とセットでおこなうことをおすすめします。
脱毛サロンやクリニックでも、うなじと背中のセットプランなどが用意されていることがあります。
背中もうなじと同じく自分では処理しにくい部分なので、やっておくといいですよ。
ムダ毛が気になるパーツが多いなら、最初から全身脱毛にしておくと、部分脱毛よりコスパがよくなります。
デザイン選びは慎重に
うなじの脱毛では、形で後悔したケースがよく見られます。
脱毛すると形が変えられないため、慎重に選ぶ必要があります。
若い頃はU型や直線型がいいと思っても、年齢を重ねると色っぽいWM型がいいと感じることもあります。
反対にWM型にしたら不自然に見えてしまったので、U型にすればよかったと感じる人もいます。
デザインで失敗するのが怖い方は、一度シェービングサロンや理容室で整えてもらうといいでしょう。
シェービングであれば失敗してもいずれ元に戻りますし、実際に自分に似合う形かを確かめることができます。
形が決まったら写真に撮っておき、実際に脱毛する際にスタッフの方に見せるようにするとスムーズです。
うなじの毛をなくすには回数が必要
うなじは他のパーツに比べて産毛が多いため、毛質によってはなかなか脱毛効果を得られにくいことがあります。
一般的な脱毛は毛のメラニン色素に光を反応させ、毛母細胞を破壊していくため、色素が薄い産毛では反応しにくいのです。
特に、パワーが低い光脱毛では、少なくとも10回ほど施術しないと思うような効果が得られないことも多々あります。
人によっては18回以上必要になることもあるので、ある程度長期戦を覚悟しておきましょう。
短期間で終わらせたいなら、効果のでやすいレーザー脱毛を選ぶ方がいいでしょう。
日焼けには特に気をつける
うなじは紫外線を浴びやすく、日焼け止めの塗り忘れも起こりやすいため、ついうっかり日焼けしやすいパーツです。
日中外を歩くときだけでなく、車の運転をする方も気をつけましょう。
日焼けすると脱毛できないこともあるため、脱毛期間中は特に注意を払う必要があります。
日焼け止めや日傘を使うほか、首回りにショールやスカーフを巻くなどして予防しましょう。
脱毛までは...という方はシェービングサロンも検討
成人式や結婚式などの特別なイベントにあわせてうなじを処理したい方もいますよね。
普段はうなじを見せることがなく、イベントのときだけで整えたいという方は、シェービングサロンもおすすめです。
シェービングサロンは自分で剃るのとは全く違い、しっかりと剃ってくれるうえに、アフターケアが丁寧で、肌をツルスベに仕上げてくれます。
万が一、肌が赤くなっても対処できるよう、イベントの2~3日前までに剃るのが基本です。
前日に慌てて駆け込むのではなく、イベント日にあわせて施術日を相談しておきましょう。
うなじの脱毛を選ぶときのポイント
うなじの脱毛をしたいと思ったら、何を基準に選べばいいのでしょうか。
うなじの脱毛を選ぶポイントを解説します。
安さより技術力が重要
脱毛では費用面も大切ですが、うなじの脱毛では技術力を重視しましょう。
襟足部分も含むうなじ脱毛の場合、髪の毛に近い部分を慎重に施術する必要があり、デザインを整える技術も求められます。
安い脱毛は魅力的ですが、うなじは失敗すると取り返しがつかないパーツなので、技術力に定評のある脱毛サロンやクリニックを選ぶ方がいいです。
口コミ評価が高く、脱毛実績が多数あるサロンやクリニックがおすすめです。
回数の調節がしやすい
ワキや腕、脚などは毛がないツルツルの状態がいいと考える方がほとんどですが、うなじに関しては、完全にツルツルより、産毛が少し残った方が自然に見えて好ましいこともあります。
回数パックで契約するより、月額制や脱毛し放題などで、回数の調整がしやすい脱毛サロンやクリニックがおすすめです。
1回分のみを施術できるなど、様子を見ながら脱毛できるサロンやクリニックもいいでしょう。
回数パックしかない場合でも、残った場合に他のパーツの脱毛に切り替えたり、途中解約ができたりするのであれば問題ありません。
無料でシェービングしてくれる
脱毛では、脱毛日前に自分で毛を剃って行くことが基本です。
自己処理していなかった場合の対応はサロンやクリニックによってさまざまです。
たとえば、
- 脱毛を断られる
- シェービングしてくれるが有料
- 剃り残しのみ無料でシェービング
- 自分で剃りにくいパーツのみ無料でシェービング
といったケースがあり、自己処理をしていない場合の対応は厳しい傾向にあります。
しかし、そもそもうなじは自己処理が難しいパーツ。
脱毛を断られたり、脱毛のたびにシェービング代を取られたりするのは避けたいですよね。
うなじに関しては、自己処理が難しいことから、シェービング料金が無料のサロンやクリニックもあります。
できれば、無料でシェービングしてくれるサロンやクリニックを選ぶようにしましょう。
うなじのデザインを相談できる
カウンセリングの時点で、うなじのデザインまで丁寧に相談に乗ってくれるサロンやクリニックを選びましょう。
うなじの脱毛技術が高いサロンやクリニックだと、いろいろな形の脱毛実績があり、デザインを選ぶ範囲も広がります。
慎重さが求められるうなじの脱毛は、カウンセリングをしっかりおこなってくれる方が安心です。
アフターケアを無料でしてくれる
うなじ周辺は肌がデリケートなので、脱毛後にアフターケアとして保湿をすることが大切です。
アフターケアは無料で実施してくれる場合と、有料になる場合とがありますが、やはり無料の方がいいでしょう。
回転率を上げることだけを目的とせず、利用者の肌まで気を使ってくれるのは優良サロンやクリニックの証です。
うなじは脱毛サロンとクリニックどちらがいい?
うなじの脱毛は、脱毛サロンとクリニックのどちらを選べばいいのか迷う方もいるでしょう。
以下、うなじを脱毛サロンとクリニックで脱毛する場合のメリット、デメリットをまとめました。
(脱毛サロンでうなじを脱毛するメリット)
- 痛みが少ない
- 回数が少ないなら安く済む
- 店舗数が多く通いやすい
(脱毛サロンでうなじを脱毛するデメリット)
- 産毛が多いと効果がでにくい
- 毛が濃いと回数を重ねて割高になることもある
- 肌トラブルにすぐには対処できない
(クリニックでうなじを脱毛するメリット)
- 出力パワーが高く産毛にも効果がでやすい
- 1回あたりの効果が高いので短期間で終了する
- 医師がいるため肌トラブルにその場で対応してくれる
(クリニックでうなじを脱毛するデメリット)
- 1回あたりの価格は高め
- 脱毛サロンと比べて痛い
- 地方だと近くにクリニックがないこともある
毛質やお住まいの地域によっても、脱毛サロンがいいかクリニックがいいかが変わってきます。
脱毛サロンもクリニックもそれぞれメリットがありますので、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
最後に
いかがでしたか?今回は、うなじの脱毛の基礎知識や、脱毛選びのポイントを紹介しました。
うなじは想像以上に人から見られており、うなじを処理するだけで見た目の印象が大きく変わります。
後姿に自信をもち、髪型や恋愛を楽しめるようになるため、うなじの脱毛はおすすめですよ。
脱毛する際の注意点を押さえ、自分に合ったうなじ脱毛を選ぶようにしましょう。