「ピアノは子供が習うイメージだし大人が始めても…」
ピアノは子供の頃から習わないと意味が無いと思っている方、多いのではないでしょうか。
そんなことはありません。
ピアノは大人になってから始めても弾けるようになるし、大人向けのピアノ教室もあります。
また、インターネットや教本などを使えば独学もできます。
思い切って大人でもピアノを弾き始めてみなせんか?
今回は大人になってからピアノを弾くことを楽しむ方法をご紹介します。
目次
大人がピアノを独学で弾くメリット
大人になってからピアノを始めると、独学でピアノを弾くか教室に通うか迷ってしまいますよね。
「独学でピアノが弾いてもいいの?」そう思う人もいると思います。
けれど、ピアノを独学で弾くからこそ得られるメリットが存在します。
独学でピアノを弾くメリットには何があるのでしょうか。
時間が自由
ピアノを弾きたいけれど、決まった時間が確保できない…。
ピアノ教室に通っていると決まった時間が確保しなければなりません。
しかし、独学であれば好きな時間でピアノの練習をすることができます。
大人になると、仕事や家事などで決まった時間を作ることが難しいですよね。
自由な時間でピアノを弾きたいときは、独学がおススメですよ。
お金がかからない
ピアノのレッスンに通いたいけれど、思ったよりもレッスン料が高い。
そう思ったことはありませんか?
音楽教室では先生が教える時間の他にも、教室運営上の維持費がかかるため月謝は高めに設定されています。
大人になると生活費を自分で払わなければならないことも多いので、出費はできるだけ抑えたいですよね。
ピアノを独学で弾けば月謝などは一切かかりません。
楽譜代やピアノの調律代などはかかりますが、それ以外の費用が掛からないのは独学の魅力です。
趣味にかけろお金を出来るだけ少なくしたい方には、ピアノの独学がおススメです。
好きな曲を練習できる
ピアノ教室に通った時、好きな曲以外に練習曲などを弾かされて「練習曲を弾きたいわけじゃないんだけどなぁ」と思ったことはありませんか?
ピアノ教室では基本的にレッスン時間が30分以上い設定されていることが多いです。
そのため、弾きたい曲だけではなく練習曲なども一緒に練習します。
独学だと自分の好きな曲だけが弾けるので、好きな曲を好きなだけ弾くことができます。
大人になるとピアノを弾ける時間が限られてしまうことがあります。
限られた時間のなかで好きな曲をたくさん弾いたり練習したりできるのは独学の魅力です。
大人がピアノ教室に通うメリット
「せっかくピアノを弾くなら教室に通って上達したい」
大人になってからピアノを弾こうと思った時、教室に通うことを考える人は多いのではないでしょうか。
ピアノ教室に通っても本当に弾けるようになるのか?
大人でも先生はピアノを優しく教えてくれるだろうか?
ピアノが子供の習い事だと思っている大人からすると、ピアノ教室に通うことは不安に感じますよね。
今は大人向けのピアノ教室はたくさんあるのでご安心して通いましょう。
そこで大人がピアノ教室に通うメリットをご紹介しますね。
先生に教えてもらえる
ピアノを先生に教えてもらえるというのは一番のメリットです。
ピアノの先生はほとんどが音大を出ていて、留学経験やコンクールの入賞経験がある人も多くいます
「そんな人たちが大人にピアノを教えてくれるのかしら…」
そんな心配は一切無用です。
ピアノの先生たちはピアノを教えるスペシャリストです。
大人へのピアノのレッスンも慣れています。
ピアノを上手に弾くための知識が豊富なので、一人一人に合わせたレッスンをしてくれますよ。
練習することを意識できる
ピアノを習うとレッスン料がかかり、定期的にレッスンがあります。
お金を払って先生にピアノを聴かれるという環境は嫌でもピアノの練習をすることを意識させられます。
大人になると、練習時間を作ることが難しくて、つい練習を先延ばしにしがちです。
そんな時は、ピアノレッスンに通うことで練習する時間を作ることを意識することが出来ます。
ピアノが弾けるようになるためには練習が欠かせません。
練習することを意識したい人にはピアノ教室に通うことがおススメです。
発表会に出られる
ピアノを弾くからには誰かに聞いてもらいたいですよね。
ピアノ教室に通うと、定期的に発表会に出ることができます。
「大人がピアノの発表会にでて大丈夫かしら?」
そう思うかもしれませんが、大人でも発表会に出ている人はたくさんいます。
普段のレッスンは先生と二人きりです。
けれど、発表会に出ると他の生徒たちと交流することが出来るので新しい出会いもあります。
ピアノの発表会に出ることが出来るというのはピアノ教室に通うことの大きな魅力ですね。
ピアノ教室の選び方
大人のためのピアノ教室はたくさんあります。
「でも、色んな教室があってどれを選んでいいかわからない」
ピアノ教室の選び方はジャンルやライフスタイルによって異なります。
ピアノ教室でピアノを習うことを考えている人のために、教室の選び方を紹介します。
希望のジャンルを教えてくれる教室
弾きたい曲がポピュラーミュージックやジャズの場合は必ず教えてもらうことができるか確認しましょう。
「ピアノの先生は何でも教えてくれるんじゃないの?」
そう思う人も多いと思います。
音大を出ている先生が教えているピアノ教室ではクラシックピアノを教えることがほとんどです。
クラシックピアノでは基本的に書かれた音符をすべて正確に弾いていきます。
けれど、ポピュラーミュージックやジャズピアノではコード譜というコードを読む楽譜が使われ、アレンジなどを加えながら弾いていきます。
そのため、コード譜を読むことが出来る先生がいる教室を選んでください。
教室を選ぶときは希望のジャンルに対応しているかどうかを必ず確認しましょう。
相性のいい先生に習う
大人になってピアノを習うときは相性のいい先生に習いましょう。
ピアノ教室は基本的に継続して通うものです。
長い間通い続けるなら、相性のいい先生のレッスンの方が続けやすいですよね。
大人にとって時間はとても貴重で大切です。
せっかく大切な時間を使うのですから、相性のいい先生のレッスンを受けてピアノを楽しく弾きましょう。
ライフスタイルに合った教室
ピアノ教室を選ぶときは必ず自分のライフスタイルに合った教室を選びましょう。
ピアノ教室のレッスンには曜日日時固定制のものや、チケット制のものがあります。
レッスンを受けられる時間が決まっている人は固定制がおススメですし、時間がバラバラな人はチケット制がおススメです。
急に休まなければならない時に、振替レッスンが出来るかどうかも確認してください。
ライフスタイルに合わない教室を選んでしまうと、通うことが難しくなる可能性があります。
大人になると、ライフスタイルは人によってバラバラです。
自分のライフスタイルに合った教室を選んで、快適にレッスンに通いましょう。
大人向けのピアノの曲
「大人だから激しくて難しい曲を弾けないとかっこ悪い」
たまに、そんな言葉を耳にします。
確かに難しい曲を弾けるのはかっこいいですよね。
けれど、大人だからこそゆったりとした美しい旋律を奏でてみませんか?
美しい旋律の曲は人を魅了します。
人生経験を重ねた大人だからこそ、美しくスローな曲を弾いてみましょう。
ブラームス 6つの小曲op118 2番 間奏曲
知る人ぞ知る、美しい名曲です。
ゆったりとしたテンポで旋律がとても美しいです。
小曲集の中の1曲なのですが、op118はクララシューマンに捧げられた小曲集です。
ブラームスはクララシューマンに恋をしていたのではないかと言われています。
それが本当かどうかは分かりませんが、この曲を聴くとブラームスはクララのことを大切に想っていたのは間違いないと思わざるを得ません。
そんな美しさを表現できるのは人生を重ねた大人だからこそできることではないでしょうか。
大人にはぜひ挑戦していただきたい美しいピアノ曲です。
ジョンフィールド ノクターン5番
ノクターンといえばショパンを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。
ショパンがノクターンを作曲する際に影響を受けたのが、ジョンフィールドが作曲したノクターンです。
ジョンフィールドは多くのノクターンを作曲しています。
その中の5番はキラキラした旋律が美しい曲で、思わず夜を想ってしまうような曲です。
難易度も中級くらいの難易度なので、大人にもおススメの曲です。
映画ニューシネマパラダイスより 愛のテーマ
有名な映画のBGMで、とても人気の高い曲です。
この曲を弾きたくてピアノを習い始めたり、独学でピアノを始めた人もいるのではないでしょうか。
美しく切なさをもった大人向けのメロディです。
映画もヒューマンドラマなので色んな人生を重ねた大人だからこそ表現できるものがあると思います。
難易度が初級から上級に編集されている楽譜があるので、自分のレベルにあった楽譜を選びましょう。
どのレベルの楽譜を選んでも、この曲は多くの人の心を掴むでしょう。
大人でもピアノは楽しめる
いかがでしたか?
大人からでもピアノを弾くことはできますし、大人向けのピアノ教室やピアノ教材はたくさんあります。
難しい曲は弾けなくても、美しくゆったりした曲など大人だからこそ表現できる曲もたくさんあります。
ピアノは大人から始めても楽しむことができますよ。
大人は仕事や家事などもしますので、ライフスタイルに合わせて快適にピアノを弾いていきましょう。
大人から楽しいピアノライフを始めましょう。