ピアノが簡単に弾けるようになる方法
ピアノを弾きたいけれど、ピアノを弾くのは難しそう。
そう思って、ピアノを始めることを迷っている人はいませんか?
たしかに、難しい技術が無ければ弾けない曲はたくさんあります。
けれど、難しい曲を弾くための技術を持っていなくても弾けるピアノの曲はたくさんあります。
そこで今回は、ピアノが簡単に弾ける方法をご紹介します。
目次
ピアノを弾くことが難しく感じる理由
ピアノを弾くことは難しい。
そう思う人はたくさんいると思います。
ピアノを弾くことが難しく感じてしまう原因はどこにあるのでしょうか。
両手で違う動きをする
ピアノは、左右の手で違う動きをします。
人の脳は、左右の手で異なる動きをすることが苦手なのです。
そのため、ピアノが弾けるようになるためには左右の手で違う動きをする練習をしなければなりません。
慣れれば左右の手で違う動きをすることは簡単なのですが、最初はどうしてもつっかえたり難しく感じます。
左右の手で違う旋律を弾くことは、慣れるために時間がかかってしまうのです。
左右で違う動きをすることは、ピアノを弾くことが難しく感じてしまう原因の一つになります。
楽譜が複雑
クラシックピアノの中級以上の曲の楽譜は、とても複雑に音符が並べられています。
クラシックピアノの楽譜には、作曲者表現したいことすべてが書かれているため、難しい曲になるにつれて複雑になってしまうのです。
ぱっと見た時に複雑な楽譜だと、自分に弾けるのかどうか分からなくなりますよね。
楽譜を見ながら弾いても、やはり難しい曲は最初はスムーズに弾けません。
そういう経験をしてしまうと、ピアノは難しいものというイメージがついてしまうのではないでしょうか。
クラシックピアノの複雑な楽譜を見てしまうと、ピアノを弾くことが難しく感じてしまうかもしれません。
難しい曲を聴くことが多い
テレビやラジオからクラシックのピアノ曲を聴いたとはありませんか?
公の場で流れてくるピアノの曲は、速い速度で弾かれていたり、和音を響かせているものが多いですよね。
テレビやラジオで流れてくる曲は聴きごたえのあるものを選んでいることが多いので、難しそうに聞こえてしまいます。
難しい技術が必要なくても、素敵なピアノ曲はたくさんあります。
難しいピアノ曲を聴くことが多い人は、ピアノを弾くことが難しく感じてしまうのではないでしょうか。
ピアノ教室に通っても続かなかった
子供のころピアノを習っていたけどやめてしまった。
ピアノを一度やめたことがある人は、ピアノが続かなかったという経験をしています。
ピアノ教室では、先生が厳しかったり課題の曲が自分に合わないなどの理由で続けられなかった人もいると思います。
けれど、ピアノは自分に合った先生に教わったり、自分の好きな曲を弾けばとても楽しいものです。
ピアノ教室をやめてしまったという経験からピアノに苦手意識のある人はいるのではないでしょうか。
けれど、ピアノは練習方法を工夫すればとても楽しくなります。
少しでもピアノを弾てみたいという気持ちがあれば、思い切ってもう一度ピアノを始めてみませんか?
ピアノ上達のための簡単な練習方法
ピアノのコンクールに出たり、音大受験を目標にするのであれば徹底した基礎練習をしなければなりません。
けれど、趣味でピアノを楽しむことが目的なら基礎練習に重点をおかなくてもピアノは弾けるようになります。
ここでは手軽にできるピアノの練習方法を紹介しましょう。
ハ長調のスケールを練習する
スケールというのは、音階を階段を順番に弾くことです。
例えば、「ドレミファソラシドシラソファミレド」のように両手で弾いていきます。
スケールを練習する親指を軸に指が回転しやすくなるため、調号のついていないハ長調のスケールを練習しましょう。
親指を軸に指を回転させる技術は、ピアノを弾くうえで欠かせない技術です。
そのため、♯や♭のついていない一番簡単なハ長調を利用してスケールの練習をしましょう。
好きな曲を練習する
ピアノを上達させるために、好きな曲を使って練習しましょう。
好きこそものの上手なれということわざがあるように、好きな曲は意欲をもって取り組むことが出来るので自然と何回も練習が出来ます。
好きな曲だけを練習してもピアノが上手にはならないのでは?と思うかもしれません。
ピアノが難しく感じてしまうことの一つに、自分の苦手な曲を弾かされるということがあります。
曲を何度も弾いていけば、ピアノを弾く手は作られていきます。
何度も弾く曲なら、自分が好きな曲を弾きたいと思いませんか?
好きな曲は弾きやすく感じるため、簡単にピアノが弾けるようになりたいときは好きな曲を弾きましょう。
コードを覚える
ピアノを簡単に弾くために、コードを覚えてみるのはいかがでしょうか?
コードを覚えてしまうと、単音の旋律とコードだけが書かれたメロディー譜を見てピアノが弾けるようになります。
クラシック等の楽譜では、2段の楽譜に書かれた複雑な音を正確に弾く練習をしなければなりません。
コードでピアノを弾くときは、左手で正しいコードの音を押さえていれば弾き方は自由です。
そのため、難しい楽譜を読まなくてもピアノを弾くことができます。
コードを使って弾くことはクラシックピアノではできませんが、ポピュラー音楽をピアノで弾きたい人にはおススメです。
好きな曲のリズムに合わせて手拍子をする
ピアノを弾くためには、リズム感が必要です。
ピアノを上手に弾くためにも、リズム感を鍛えましょう。
簡単にリズム感を鍛える方法として、好きな曲を聴きながら手拍子をしましょう。
手拍子をするなんて簡単と思ってやらない人もいるかもしれませんが、実際ピアノを弾くと弾くことに夢中になってリズムが崩れる人は多いです。
慣れないうちはピアノを弾きながらリズムをとることは難しいので、好きな曲で手拍子をとるなどリズムを鍛える練習をしましょう。
ピアノの曲を弾くときにリズム感はとても大切なので、ぜひ取り組んでくださいね。
ピアノを簡単に弾く方法
ピアノの曲は簡単に弾くことが出来ないと思っている人はいませんか?
ピアノは教養としてだけではなく、健康を維持するという目的でも注目されています。
そのため、最近は簡単に弾くことができるピアノの楽譜や教本がたくさん出版されています。
初級者が弾ける簡単なクラシック曲を弾く
ピアノを簡単に弾くために、簡単なクラシック曲を弾きましょう。
「簡単な曲が弾けてもかっこ悪い……」
と思うかもしれません。
けれど、簡単なクラシック曲でも名曲はたくさんあります。
ピアノの詩人と呼ばれるショパンも弾きやすい簡単な曲を作曲していて、プロのピアニストがリサイタルで弾くこともあります。
難しい曲を弾くことだけがピアノを楽しむ方法ではありません。
簡単だけど、美しい曲を弾いてみませんか?
初心者向けに編集された楽譜を使う
簡単にピアノを弾きたいと思っている人は、初心者向けに編集された楽譜を使いましょう。
難しい曲を弾きたいという人もご安心ください。
難しいクラシック曲も初心者向けに弾きやすく編集されたものはたくさんあります。
初めは初心者向けに編集された楽譜でピアノを弾いて、上達すれば難しい曲を弾けばいいのです。
初心者向けに編集された楽譜はピアノを始めたばかりの人やピアノを簡単に弾きたい人向けに作られているので、弾きやすい楽譜を探している人におススメです。
映画音楽を弾く
映画音楽は演奏効果が高くて弾きやすいものが多いです。
映画音楽は映画を引き立てるための音楽なので、クラシックのピアノ曲のように曲の主張が強くありません。
上級者向けのクラシックのピアノ曲は有名なものが多いですが、演奏時間が長いという特徴があります。
長いピアノ曲は飽きられてしまう可能性がありますが、映画音楽は長すぎないものが多くて有名な曲が多いため、飽きずに最後まで聞くことが出来ます。
演奏会映えする曲も多いので、弾きやすくて演奏効果の高い曲を弾けるのも映画音楽の魅力です。
メロディ譜を使う
「クラシックピアノの楽譜が苦手」
「楽譜通りにピアノを弾くことが息苦しい」
そんな人は、思い切ってメロディ譜を使いましょう。
メロディ譜とは、メロディが書かれた1段の楽譜の上にコードが書いている楽譜です。
右手でメロディを弾いて左手でコードを押さえればいいので、コードさえ覚えてしまえば簡単に弾くことが出来ます。
楽譜通りに間違ってはいけないと思いながらピアノを弾くと、ピアノは難しくなってしまいます。
メロディ譜を使って自由にピアノを弾けば楽譜通りに弾かなければいけないという制限がなくなるので、楽しくピアノを弾くことが出来ます。
コード弾きになれるとアレンジもできるようになるので、よりピアノの楽しみが広がりますよ。
簡単に弾けるクラシック曲
簡単に弾けるクラシック曲でも、きれいな曲や聞いていて楽しくなるような曲はたくさんあります。
ここでは、簡単に弾くことができるクラシックのピアノ曲を紹介します。
ブルグミュラー すなおな心
簡単ですが、とてもきれいな曲です。
練習用に作られた曲なので、繰り返して弾くとピアノ上達の練習にもなります。
左手で和音を弾いて、右手でメロディを弾いていきます。
途中で両手を同時にスケールのように動かす個所はありますが、難しい動きではないのでとても弾きやすい曲です。
エルメンライヒ つむぎ歌
小人が跳ねているような可愛らしい曲です。
テンポが速いため難しく聴こえるかもしれませんが、難しい技術を必要としません。
子供がピアノの発表会で弾くような曲なので、簡単に弾くことが出来ます。
子供が好むような曲想なので、お父さんやお母さんが子供に弾いてあげるのもおススメです。
モーツァルト メヌエット ト長調
誰もが知っている曲ではありませんが、モーツァルトらしい明るい曲です。
ゆったりとしていてとても弾きやすく、初心者でも簡単に弾くことが出来ます。
四分音符を中心に構成されているので、譜読みもしやすいです。
有名な作曲家が作っている曲が弾けるというのも嬉しいですよね。
工夫すればピアノは簡単に弾ける
いかがでしたか?
ピアノは難しいものと思われがちですが、工夫をすれば簡単に弾くことが出来ます。
クラシックピアノの楽譜や2段の楽譜を読むことが苦手な人は、コードを覚えてメロディ譜を使ってピアノを弾くのもおススメです。
簡単なクラシックピアノの曲でも有名で演奏効果のある曲はたくさんあるので、気軽にピアノを弾いていきましょう。