退職時のお礼の品を渡す時のマナーをご紹介。おすすめのギフト5選

退職する際のお礼はどうしたらいい。品物の選び方から挨拶のタイミングまでを解説。

仕事の退職が決まったら、取引先や関係部署への連絡や引き継ぎを行います。

すべての仕事が終わったら、最後にお世話になった職場の人たちにお礼をしましょう。

今の職場でできた人脈は、今後も大切にしておくべきです。

お礼の品を添えて最後の挨拶をすれば、職場の人にも良い印象を与えます。

そこで今回は、退職する際のお礼について、品物の選び方から挨拶のタイミングまでを解説したいと思います。

お礼の品はどうしたらよいか

退職の挨拶をする際に、必ずお礼の品を送らなければならないわけではありません。

退職の理由はさまざまですし、職場でいじめられていた場合などは、無理をして贈り物をする必要はありません。

品物の数や金額にもよりますが、経済的な負担も少なくないでしょう。

ですがお世話になった上司や先輩、一緒に働いた同僚に、心ばかりの品物を添えて挨拶すれば、感謝の気持ちも伝わりやすいと思います。

高額な品である必要はありません。予算が厳しいようなら感謝のお手紙でもかまわないのです。

あなたの気持ちが上手に伝わる方法を考えましょう。

予算はどのくらいか適当か

お礼にどの程度の金額をかけるかは人それぞれです。

一般的な金額としては、ひとりあたり三百円から千円程度が相場と思われます。

箱詰めのお菓子などを職場全体に贈るのであれば、百五十円から二百円を人数分とみておけば問題ありません。

千円を超える品物は、特にお世話になった人に対して特別な感謝を伝えたい場合になります。

あまり高額なものは相手にも負担になりますし、気を使われてしまいますので、避けたほうがよいでしょう。

おすすめの品物はどんなもの

では、お礼の品物にはどのようなものを選べばよいのでしょうか。

もう少し具体的に紹介したいと思います。

やはりお菓子や飲み物が定番

お菓子や飲み物は、予算もおさえられて相手にも負担にならないので、お礼の品物として定番です。

注意しておきたいのは、生菓子などの消費期限が短いものは避けたほうがよいということです。

クッキーなどの焼き菓子や、紅茶やコーヒーなどがよいかもしれません。

お菓子や飲み物では贈り物として少し寂しく感じるのであれば、綺麗にラッピングをして、お花やお礼の言葉を添えましょう。

感謝の気持ちが相手に伝わりやすくなります。

ハンカチは喜ばれる品物

ハンカチは社会人としていくつあっても助かるので、比較的喜ばれる贈り物です。

使う人の好みもありますので、個性的なデザインは避けて、落ち着いた柄のものを選びましょう。

ハンカチの場合は、ひとりあたり五百円から千円程度の予算を見ておけば大丈夫です。

同僚や後輩には文房具もよい

職場で使える筆記用具や付箋、手帖やノートなどの文房具は、とても助かりますので、贈り物として最適です。

価格帯は三百円から千円程度まで、幅広く選ぶことができます。

ただし、筆記用具類は「勉強に励んでください」という意味もありますので、上司や先輩に贈るのは避けた方が無難です。

同僚や後輩であれば問題ありませんので、センスのよい文房具を選んでみてください。

ハンドクリームもおすすめ

ミニハンドクリームも喜ばれる贈り物です。

営業や接客など、外部の人と接する機会が多い仕事では、目につく手先のケアも大切なので、ハンドクリームは必需品です。

千円程度で買えるミニハンドクリームがたくさん売られていますので、調べてみるとよいでしょう。

実用的すぎてそっけなく感じるのであれば、心地よい香りのするクリームやパッケージの綺麗なものなど、すこし凝ったものでもよいかもしれません。

綺麗にラッピングしてメッセージを添えれば完璧です。

贈る相手によって少し内容を変えてみる

少し手間がかかるかもしれませんが、贈る相手によって内容を少し変えてみるのもよいかもしれません。

例えば甘いお菓子が苦手な人もいますので、そのような人には甘くないお菓子を贈るとよいでしょう。

紅茶よりも珈琲が好きな人には、一律に紅茶ではなく珈琲を贈ると喜ばれます。

自分の好みを知ってくれているのは嬉しいものなので、相手によって贈る品物をちょっと変えるだけで、あなたの感謝の気持ちがより伝わります。

贈り物を渡すタイミング

贈り物を渡すタイミングは、最終日の終業定時が過ぎてからがよいでしょう。

定時を過ぎてからであれば、きちんと最後まで仕事を果たしたと受け取ってもらえます。

あなたには最終日でも、他の人は通常通り仕事をしていますので、就業時間中に挨拶するのはマナー違反です。

職場の人数が多くてひとりひとりに渡しきれない場合は、全員に向けてひとこと挨拶させてもらい、品物は上司や同僚に相談して後ほど渡してもらいましょう。

また他の部署とのつきあいが多い人や、取引先などへ挨拶に回る必要がある人は、最終日にこだわる必要はありません。

先方の手がすいている時を確認して、事前に挨拶を済ませておきましょう。

転職エージェントを利用して円満に退社しよう

職場でできた人脈は、今後どのような場面であなたの力になるかわかりません。

立つ鳥跡を濁さず。転職などで今の仕事を退職する際は、挨拶まで含めて最後まできちんと勤め上げましょう。

退職で悩むことがあったり、トラブルになりそうであれば、転職エージェントに問い合わせてみるのがよいでしょう。

転職活動から退社のケアまで、転職エージェントは転職して働き始めるまでをトータルにサポートしてくれます。

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