自宅の近くで働ける場所を探そうと思った時に、まず頭に思い浮かぶのは近所のコンビニやスーパーではないでしょうか。短時間のパートやフルタイムなど、働き方を選べる点も魅力的です。
コンビニやスーパーであれば特別な技術がなくても働けますし、年齢的な制限もきつくありません。はじめてのバイトとしてもおすすめでしょう。
また、スーパーでは青果や鮮魚、レジ担当など、さまざまな職種でバイトを募集していることが多いですから、自分に合ったポジションを選ぶことができるのもポイントです。
そこで今回は、スーパーのバイトの中でも大変だと言われる青果部門にスポットを当て、青果部門でのバイトがきつい理由や青果部門のバイトに向いている人・向いていない人のタイプについて探っていきます。
目次
スーパーの青果部門でのバイトがきついと言われるのはなぜ？
ふだん何気なく利用しているスーパーですが、いざ働き出してみると、意外なほど仕事がきついことに驚かされることがあります。
特にスーパーの青果部門でのバイトはきついと評判のようです。それでは、青果部門のどのような点がきついのか、深掘りしていくことにしましょう。
単純作業でも仕事量の多いハードワーク
スーパーの青果部門でのバイトはきついと言われますが、仕事の内容としてはそれほど複雑なものではありません。最初は慣れない作業に戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば誰にでもこなせる内容です。
青果の品出しや、計測して定量ずつ袋詰めする作業、野菜や果物のカット、傷み具合のチェック、必要に応じて値引きシールの貼付を貼ったりするといった作業があります。
一見すると単純作業ばかりのように見えるスーパーの青果部門でのバイトですが、ひとつひとつの作業における仕事量はとても多く、実はかなりのハードワークなのです。
スーパーの開店前や閉店後に、青果売り場のレイアウト変更をおこなうこともあり、思った以上にきついと感じられる場面は多いでしょう。
広告を見たお客様が殺到！仕事が進まないこともある
スーパーといえば、お買い得商品を多数掲載した「広告・チラシ」が売り上げを大きく左右するものです。新聞と一緒に何気なく目を通すという人も多いのではないでしょうか。
特に青果は季節や天候によって価格が変動することもあり、広告に掲載された商品の売り場にはお客様が殺到することが多いものです。
そのため、「スーパーの青果部門でバイトを始めたけれど、お客様がひっきりなしに来店するためになかなか作業がはかどらない」という声を聞くことがあります。
売れ筋の青果については常に商品の補充が必要なものですが、そうした作業でさえおぼつかない状況になってしまうことも多々あるようです。
もたもたしていられない！迅速で丁寧な作業が求められる
スーパーの青果部門での仕事は時間との勝負でもあります。どんどん売れていく商品については、こまめに品出しをする必要がありますし、商品の見栄えが良くなるように、売り場のメンテナンスも大切です。
また、青果のカットやラッピング作業についても、鮮度が命の生ものですから、手早く効率的に進めていく必要があります。ですから、「マイペースに仕事をしたい」という人には、かなりきついと感じられるかもしれません。
そしてスーパーの青果部門でのバイトは、お客様に購入してもらえる商品を陳列するためにも、商品を丁寧にラッピングしていくことが求められます。作業効率を重視するあまり、雑な仕事になってはいけないのです。
スーパーの青果部門で迅速かつ丁寧な作業ができるようになるまでは、ある程度の時間がかかるかもしれません。それまでは「きつい」と感じることもあるでしょう。
本当にきつい？スーパーの青果部門でバイトが長続きするのはこんな人
スーパーの青果部門で働くということは、想像以上にきついと感じることが多いということをお伝えしてきました。長続きせずにバイトを辞めてしまう人もたくさんいます。
しかしその一方で、「青果部門でのバイトが楽しい」「いずれは社員になってもっと頑張りたい」という人が存在することも事実です。
それでは、スーパーの青果部門でのバイトを楽しむことができるのは一体どのような人なのか、少しくわしく見ていくことにしましょう。
テキパキと効率よく仕事をこなせる人
スーパーの青果部門でのバイトは単純作業に見えて意外とすべきことが多く、思っているよりもきつい仕事であることは間違いありません。
しかし、毎日すべきことが決まっているため、手順さえ覚えてしまえばスムーズに仕事をこなせるようになります。そのため、優先順位をつけてテキパキと効率よく仕事をこなせる人は、楽しんでバイトをすることができるでしょう。
自分から進んで売り場のレイアウトや美しい青果のカット方法などを研究しながら、さらに作業のスピードアップを図ろうと努力できる人も、青果部門でのバイトが向いている人であると言えるかもしれません。
毎日同じ作業でも楽しんで取り組める人
基本的にスーパーの青果部門でのバイトは、日々同じ作業の繰り返しです。扱う青果の内容が変わることはありますが、仕事の内容はほぼ変わりません。
そのため、毎日同じ作業であっても楽しんで取り組める人や自分なりに仕事に面白さを見出していける人は、スーパーの青果部門でのバイトに適性があると考えて良いでしょう。
季節の移り変わりとともに売り場に並ぶ青果の種類が変わることや、値段の推移などにも興味を持てるとさらに仕事を楽しめるようになるかもしれません。
逆に、毎日同じことの繰り返しはきつい、できれば刺激のある仕事がしたいというタイプの人には、スーパーの青果部門でのバイトは向いていないと言えます。
立ち仕事が苦痛にならない・接客業の経験がある人
ひとつの場所にじっとしているよりも体を動かしているほうが好き、1日中フロアを歩き回ることをきついと感じないという人は、ぜひスーパーの青果部門でのバイトにトライしてみてください。
また、接客経験があり、お客様対応に慣れているという人も、青果部門でのバイトにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。たとえ青果部門担当のバイトであったとしても、お客様にはそのようなことは分かりません。
あなたは「スーパーの店員さん」としてお客様の目に映るからです。そのため、担当部署以外のことについてもたずねられる機会があるでしょう。
そんな時に笑顔でスムーズな対応ができることは、スーパーでのバイトを続けていくうえで大切な能力になってきます。ですから、接客経験を活かしたいという人にもピッタリです。
「もう続けられない...」スーパーの青果部門でのバイトが向いていない人の特徴
スーパーの青果部門でのバイトを楽しんで続けられる人は、人から教わらなくても自分から率先して意欲的に仕事に取り組むことができます。
その一方で、スーパーという場所そのものに馴染むことができない、青果部門での仕事が「あまりにもきつい」「もうこれ以上は続けられない...」と、途中でリタイアしてしまう人も少なくありません。
ということでここからは、スーパーの青果部門でのバイトが向いていない人の特徴について、少し掘り下げて考えていくことにしましょう。
単純作業の繰り返し！飽きっぽい性格の人
スーパーの青果部門でのバイトでは、それほど複雑な作業を求められることはありません。毎日すべきことは山ほどありますが、そのほとんどは数日間で覚えられる内容のものです。
そのため、仕事を覚えるまでの数日間はとても大変に感じることもありますが、いったん業務の内容を把握してしまえば、あとは同じことの繰り返しということになります。
ですから、単純作業の繰り返しが苦手な人や、飽きっぽい性格の人には、スーパーの青果部門でのバイトはきついと感じてしまう可能性が高そうです。
また、単純作業であっても自分なりにやりがいを見出して楽しく仕事を進められるタイプの人には、ピッタリの業務と言えるかもしれません。
覚えることがたくさん！メモを取るのが苦手な人
スーパーの青果部門でのバイトは慣れてしまえば、毎日「決まった作業の繰り返し」であり、それほど難易度の高い仕事ではありませんし、特別な技術も不要です。
しかし、青果の種類ごとに異なる作業や対応をしなければいけないため、最初は覚えることがたくさんありすぎて「きつい」「自分には無理かも...」と、感じてしまう場合もあるかもしれません。
特にスーパーの青果部門でのバイトを始めたばかりの頃は、先輩から教えてもらったことを常にメモに取りながら仕事を進めていくことになるでしょう。
そうしたことから、メモを取る習慣がない人や、積極的に業務内容を把握しようと努力できる人でないと、スーパーの青果部門でのバイトはあまり長続きしないかもしれません。
重たいダンボールを運ぶこともある！体力にあまり自信がない人
きついと言われるポイントがたくさんある、スーパーの青果部門でのバイトですが、その中でも最も大切になってくるのが「体力の有無」でしょう。
青果部門では、野菜や果物が詰まった重たいダンボール箱を何度も運ばなければいけない場面がたくさんあります。油断していると腰痛になったり、ヘルニアをわずらってしまったりすることもあると言います。
そのため、体力的にあまり自信がない人や、立ち仕事をした経験のない人にとっては、スーパーの青果部門でのバイトは非常にきつい仕事に感じられるはずです。
どうしてもスーパーの青果部門でのバイトにチャレンジしたいという場合には、ある程度カラダを鍛えたうえでトライしてみると良いかもしれません。
辞める選択をしてもいい！スーパーの青果部門でのバイトは「きつい」ことが多い
スーパーのバイトの中でも大変だと言われる青果部門にスポットを当て、青果部門でのバイトがきつい理由や青果部門のバイトに向いている人・向いていない人のタイプについて探ってきました。
スーパーの青果部門でのバイトは楽しいことや面白い部分もたくさんありますが、仕事量の多さや覚えることが多いなど、気になる部分が多いのも事実です。
そのため、人によってはスーパーの青果部門でのバイトが「きついな...」と思えることもあるでしょう。そんな時には無理をせず、辞めるという選択をしても良いのです。
たとえスーパーの青果部門でのバイトを辞めることになったとしても、その経験は決して無駄にはなりません。ぜひ前向きな気持ちで、次のバイト先を探してみましょう。
