過酷すぎると話題?!建設業を辞めたいと思ったら時はどのように動くのがベストか知りたい!
快適なオフィスでパソコンを操作する事務仕事と違い、建設業は朝から晩までひたすら体を動かしている、夏も冬も関係なく外で働いているというイメージを持つ人が多いでしょう。
交通量の多い昼間よりも夜間に工事がおこなわれることが比較的多いことからも、実際に他の職種と比べてかなりハードな部類の仕事だと言えます。
そして毎日どこかで必ず工事している現場があるということを考えると、建設業で働く人たちのおかげでわたしたちの生活が成り立っているということも言えるのかもしれません。
そんな建設業ですが、辞めたい人が続出しているという事実があることも知っておくべきでしょう。
そこで今回は、建設業を辞めたい人が減らないのはなぜなのか、もう辞めたいと思った時にうまく気分転換する方法、そして建設業をすんなり辞めたい時に使える「上手な言い訳」について解説していきます。
目次
「限界を超えてしまった...」建設業を辞めたい人が減らないのはなぜか?
街を歩いていると、工事をしている現場に遭遇することはありませんか?毎日どこかで必ずマンションの新築工事がおこなわれているという印象を受ける人もいるかもしれません。
建設業界というのはそれだけ需要が多いものなのです。しかしその反面、「建設業を辞めたい」「疲れ果ててしまった...」と、建設業を去る人は少なくありません。
では、建設業を辞めたい人が減らないのは一体なぜなのか、その理由をくわしく見ていくことにしましょう。
気の短い人が多い・人間関係が難しい
建設業は年間を通してたくさんの求人があるため、いろいろなタイプの人が出入りします。また、建設業という仕事柄、職人気質の人も多く存在するため、中には付き合いにくいと感じる人も多い印象があります。
仕事の腕は良いけれど気が短い人、無口でコミュニケーションがうまく取れない人などさまざまです。同じ現場で数ヶ月間顔を合わせる仲間ですから、できる限り良い人間関係を築きたいものです。
しかし、やはり建設業にも上下関係は存在します。建設業界に長くいるベテラン作業員の機嫌を損ねないように常に気を遣わなければいけなかったという話も耳にすることがあります。
ですから、体力づくりのために建設業に飛び込もうというような安易な考えでは、早々に「辞めたい」「続けられるかどうか不安」という気持ちに駆られてしまうかもしれません。
休日が少なくプライベートを充実させることが困難
建設業は事務職のように土日や祝日が休みという仕事ではありません。基本的に日曜だけ休み、または日祝を除くすべての日が出勤日となることも少なくありません。
皆さんが毎日どこかしらでマンションやアパートの建設、道路工事などを目にしていることからも分かるように、建設業界の仕事は増え続けています。
仕事は増える一方なのに人手不足の状況が続いているのですから、これでは休みを取るどころの話ではなくなってしまいます。休日返上で仕事に駆り出されることも少なくありません。
このようにプライベートの時間を充実させることが難しいという点も、建設業を辞めたいという人が減らないひとつの原因と言えるでしょう。
長時間の肉体労働なのに給与アップが見込めない
建設業で働くということはほとんどの場合、屋外で長時間労働することを意味します。ですから、体力に自信がない人はどうしても「辞めたい」「続けていくことができない」という考えに傾いてしまうのです。
また、常に現場に出て最前線で働いているのにもかかわらず、通常のサラリーマンなどに比べて給与がそれほど高くないことも、建設業を辞めたい人が減らない理由としてあげられます。
今後の大幅な給与アップが見込めないこと、そして安く雇える外国人労働者が増えてきていることも、建設業離れを加速させていると言えるでしょう。
建設業を辞めたいと思った時にうまく気分転換する方法
建設業界で長く仕事を続けようと思ったら、体力的にも精神的にもある程度の強さが求められると述べました。しかし、誰もがそうした強さを持っているとは限りません。
「もう建設業を辞めたい・本気で辞めてしまおう」と何度も考えたことがあるという人は多いはずです。しかし簡単に仕事を変えるわけにも行かないから悩む...この繰り返しだというケースがほとんどです。
ということで今度は、建設業を辞めたい・逃げてしまいたいと感じた時にうまく気分転換する方法について考えていきましょう。
銭湯でのんびり湯につかって疲れを癒す
「建設業でもうやっていく自信がない...」と感じる時は、たいてい体力が落ちていることが多いものです。毎日現場で体を酷使しているのですから、それも無理はありません。
体が疲れている時というのは、どうしても思考がマイナスの方向に傾きがちです。ですから日頃の疲れを癒すべく、のんびり銭湯に行ってみてはいかがでしょうか。
ゆったりと大きな湯船につかり、体の内側からじわじわと疲労が溶けていくような感覚を味わうことで、「もう少し頑張ってみようか...」という前向きな気持ちが引き出せるかもしれません。
眠りの質を上げて疲れを翌日に残さない
体が疲れすぎていると気持ちが沈みやすくなるだけでなく、眠りの質も悪くなっていきます。体は疲れているのになかなか寝つけない、浅い眠りばかり繰り返して寝た気がしない...といった症状が出てきます。
その結果、昼間に頭がボーっとしてしまい、仕事に支障をきたしはじめるということも十分に考えられます。建設業にたずさわる人が集中力を欠くということは、大きな事故につながる可能性もあるので要注意です。
このように、眠りの質は仕事の良し悪しに大きく影響します。ですから、眠りの質をできる限り上げる努力をすることで気力と体力を回復できるかもしれません。
毎晩寝る2~3時間前になったら食事やアルコールの摂取はしない・スマホの画面を見すぎない、軽くストレッチをして体をほぐしてから布団に入るなど、簡単に取り組めることから始めてみましょう。
誰にも邪魔されずに没頭できる趣味を持つ
誰にも邪魔されず、もくもくとその世界に没頭することができるような自分だけの趣味を持つことも、建設業を辞めたい・仕事を変えたいと思った時の有効な対処法です。
目の前にあることに集中することで仕事中に起きたさまざまな出来事を少しの間でも忘れることができ、気分をリフレッシュさせることができるでしょう。
これといった趣味がないという場合は、今からでも遅くありません、自分が興味が持てそうなものを探してみることです。これまでの人生の中で自分が「楽しい」と感じたもののなかにこそ、そのヒントが隠されているかもしれません。
「自分は無趣味だから...」と言わずに、ぜひ時間を忘れて取り組むことができる何かを見つけてみてください。
建設業をすんなり辞めたい時に使える「上手な言い訳」を考える
建設業を辞めたいという気持ちを自分の中から追い払うためにいろいろと手を尽くしてみたけれど、それでもやはり「辞めたい」という気持ちを変えられなかったということもあるでしょう。
そんな時は仕方がありません、会社に「辞めたい」旨を伝えるしかないでしょう。しかし、人手が足りずに困っている会社側がすんなりと辞めることをOKしてくれないこともあります。
では、建設業をすんなり辞めたいと思ったとき、どのようにしたらスムーズに辞められるのか、その方法を探っていくことにしましょう。
「みんなの足を引っ張ってしまうのが申し訳ない」
建設業で仕事をするということは、チームで作業をするということです。誰かひとりの仕事が遅れると、全体の作業効率も落ちてしまうことになります。
ですから、建設業の現場では先輩が入って来たばかりの新人に対して大きな怒号を飛ばしているという風景もよく見られるのです。
建設業の現場では特に、新人のうちは誰だって先輩から厳しい指導を受けるものだということは頭の中では分かっていても、やはり気持ちがついていかないこともあるでしょう。
辞めたいという気持ちになってしまってもおかしくありません。そうした場合には、「これ以上みんなの足を引っ張るわけにはいかない」ということを伝えて退職を認めてもらいましょう。
自分がこの現場にいても期待されている以上の働きをすることは困難であることを、責任者に理解してもらうことが大切です。
「体調面で不安な部分があるため転職する」
「体調面で不安な部分がある」「体が思うように動かなくなってしまったため、別の仕事に転職を考えている」といって辞めたい旨を申し出るのも悪くありません。
建設業は体力勝負、体力が続かなくなってしまっては仕事になりません。栄養管理を徹底してみたり、体力づくりを頑張ってみたけれどダメだった、これ以上は無理だということをしっかりと伝えていきましょう。
それでも「もう少し現場で働いてほしい」と言われてしまう場合には、家族から心配されているので難しいと回答して自分の意志を曲げないことです。
「知り合いの事業を手伝うことになった」
「知り合いの事業を手伝うことになったため、建設業から身を引こうと思っている」と伝えるのも、理解を得やすい退職の理由になるかもしれません。
自分としてはもう少し現場で働いていたいけれど、知人からの強い要望で新しい仕事をすることに決めたのだと、キッパリした口調で伝えてみましょう。
「建設業を辞めたい」と思ったら!培ってきたスキルを活かして転職を考えよう
建設業を辞めたい人が減らないのはなぜなのか、もう辞めたいと思った時にうまく気分転換する方法、そして建設業をすんなり辞めたい時に使える「上手な言い訳」について解説してきました。
建設業は他の職種に比べて体力的にも精神的にもつらい・苦しいと感じる部分が多い仕事です。ですから、辞めたいという気持ちを抑えらえなくなってしまった時には思い切って転職を考えましょう。
過酷な現場で働いてきた経験を活かせる場所はたくさんあるはずです。警備員や設備管理の仕事など、まずは自分が興味を持てそうな職種についてリサーチをするところから始めてみましょう。