仕事覚えられない!辞めてしまいたいと悩む前に試して欲しい3つの事。

「また同じことで上司に怒られてしまった」「こんなに仕事が覚えられないなら...いっそのこと辞めたい」というふうに自分を責めてつらくなってしまう人は少なくありません。

努力していないわけではないのに、なぜか「仕事が覚えられない...」ということに、気持ちをすり減らしてしまっているという人もいるでしょう。

仕事が覚えられないということは「仕事ができない」のと同じこと、こんな自分が会社にいても意味がないのではないか...と、思いつめてしまい、精神的に苦しくなってしまうこともあります。

そこで今回は、「仕事が覚えられない・辞めたい」と感じてしまう人の特徴や、どうしても仕事を覚えられない理由、加えて「仕事を覚えられない人」から脱出する方法などについて、いろいろな角度から紹介していきます。

「仕事が覚えられない・辞めたい」と感じてしまうのはどんな人?

「誰よりも努力しているとは言えないかもしれないけれど、自分では頑張っているつもりなのに仕事が覚えられない...辞めたい」と感じてしまう人は多いようです。

自分の仕事のやり方が間違っているのだろうか、もっと良い仕事のやり方があるのではないかと、日々頭を悩ませている人も少なくありません。

そして、こうした「仕事が覚えられない」「もう仕事を辞めたい...」とつぶやく人たちには、いくつかの特徴があります。ではさっそくその「共通点」について見ていくことにしましょう。

「もう無理!」何でもすぐにあきらめてしまう

ひととおり仕事を教えてもらったあとに「ちょっと自分には難しすぎる」と言って弱気になってしまう人や、「無理かもしれない...」と、すぐに努力することをあきらめてしまう人は、「仕事を覚えられない人」の代表格です。

仕事に限らず、どんなことも最初からうまくできる人はいません。丁寧に仕事を教えてもらったからといって、一度ですべてを把握できる人などいないのです。

しかし「仕事が覚えられない・もう無理だから辞めたい」と簡単に言ってしまう人は「最初から完璧にできない」ことに不安・不満を感じます。そして、もっと楽な仕事がしたいと思うようになるのかもしれません。

「もう無理だ」とすぐにあきらめてしまうのは簡単ですが、何度も同じことをくり返しているうちに、自然と仕事を覚えていたというのは良くあることです。

仕事の優先順位をつけられない

仕事は山積みなのに何から手を付けて良いか分からない、仕事の優先順位をつけられないというタイプの人も、「仕事を覚えられない・辞めたい」という考えに傾きやすいと言えます。

というのも、どの仕事はとても重要で、どの仕事は後まわしにしても問題ないかということを素早く判断する能力というのは、仕事をスムーズにこなしていくうえで重要なポイントだからです。

つまり、仕事の優先順位を決められないということによってどの仕事も中途半端になってしまい、最終的に仕事がうまく進まず、どの仕事も覚えられないということになってしまうのでしょう。

仕事を覚えられない・辞めたいという以前に、与えられたひとつひとつの仕事について自分なりに整理をすることが大切です。

「自分は仕事ができない人間だ」と思い込んでいる

仕事に失敗はつきものです。一度や二度、大きな失敗をしたからといって会社に居られなくなるということはありません。むしろ、失敗をして少しずつ仕事のやり方を学んでいくことの方が多いくらいです。

しかし、「仕事が覚えられない・すぐにでも辞めたい」という思いに捉われてしまう人は、たった数回の失敗をいつまでも引きずって「自分は仕事ができない人間だ」と、思い込んでしまうところがあります。

いつまでも業績が上がらないのは「仕事が覚えられないからだ」という思いが強く、どうしても辞めたいという気持ちを抑えることができないのです。

そもそも自分の仕事ぶりを自分で評価することは困難ですから、「仕事ができない人間だ」と自分自身のことを勝手に決めつけて苦しくなるのは間違っています。

仕事を覚えられない自分を責めてつらくなるではなく、まずはもっと自分自身に寛容になり、失敗せずに仕事ができるようになるまで続けることが大事です。

「もう辞めたい...」仕事を覚えられないのはなぜか?

「人並みに仕事を覚えられない」ことに理由なんてないと思うかもしれません。理由がないからこそ、「もう仕事を辞めたい...」と感じているのだという人もいるでしょう。

しかし、仕事を覚えられないのには、自分で気がついていないだけで、それなりの理由があります。仕事を覚えられない理由が分かれば、辞めたいという気持ちから解放される可能性もあります。

では、仕事をなかなか覚えられないのはなぜなのか、自分では気がついていないその理由について、探っていくことにしましょう。

取り組んでいる仕事に興味が持てない

せっかく就職した会社であっても、取り組んでいる仕事に興味が持てないのであれば、仕事を覚えられないと感じてしまっても無理はありません。

人は自分が面白いと思っていないもの、興味を持っていないものに対しては脳の反応が鈍くなります。そのため、業務上で必要な仕事であっても「覚えられない」という事態が発生してきます。

いま自分が取り組んでいる仕事に面白味を感じられない、本当は別の仕事がしたかったという気持ちがある場合には、「仕事が覚えられない・辞めたい」という気持ちがわき上がってくるのも自然なことです。

今の自分の仕事に興味がないという自覚があるのであれば、会社に異動願いを提出してみるのもひとつの方法でしょう。

仕事以外のことばかり考えている

仕事以外のことばかり考えている、仕事に集中していないために仕事が覚えられないということもありますし、同僚とのおしゃべりに夢中で手が動いていないというケースも見受けられます。

仕事以外のことに意識が飛んでしまっているために仕事を覚えられないというのは、賃金をもらって仕事をしている社会人として認められることではありません。

仕事が難しくて覚えられない・仕事を辞めたいと愚痴をこぼす前に、自分の勤務態度に落ち度はないか、きちんと業務に向き合っているか、あらためて確認する必要があるでしょう。

こういった場合は、仕事に集中できるようになると途端に仕事がスムーズに運び出すことがほとんどです。ぜひ自分の仕事に対する姿勢を見直してみてください。

覚えるべきことをまったくメモしていない

「仕事を覚えられない・辞めたい」と口にする人の中でも特に多いのは、上司や先輩から教えられたことをまったくメモしていないケースです。

仕事を滞りなく進めていくうえで、必ず覚えておかなければいけないルールはたくさんあります。また、覚えておかなければ業務に支障をきたす可能性があることは容易に想像ができるでしょう。

しかし、「仕事を覚えられない・辞めたい」と軽く口にする人ほど、業務手順についてきちんとメモに書き残していないことが多いのです。

いくら記憶力に自信がある人であっても、一度聞いたことを100%絶対に忘れないという人はいないでしょう。仕事を覚えられないという人は、「聞いたことをメモして見直す」クセをつけるようにしましょう。

「仕事を覚えられない人」から脱出する方法

自分なりにいろいろな対策をしてみたけれど、なぜか仕事が覚えられないという場合には「これ以上はもう無理だから仕事を辞めたい...」という気持ちに支配されてしまうかもしれません。

しかし、もしかすると「対策」のやり方が間違っているために、いつまでも仕事が覚えられないという可能性もあります。

それではここからは、「仕事を覚えられない人」から脱出するためにしておきたいことについて、考えていくことにしましょう。

最初から「自己流」で仕事をしない

上司や先輩に仕事を教わったら、まずは教わったままをそっくり繰り返すことが大切です。決して「自分なりにアレンジしてやってみよう」と、思ってはいけません。

何も理解していないうちから自己流で仕事を進めようとすると、必ずどこかでミスが出てきます。すると、周りからは「あの人は仕事が覚えられない人だ」という見方をされることになるでしょう。

何かを覚える時には、誰でも「真似をする」ところから始めるものです。何度も繰り返して、仕事でミスをしないようになってきたら、自分なりに工夫をして進めることにトライしてみると良いかもしれません。

分からないのにスルーは厳禁!「分からない」と思ったらすぐに聞く

「分かったつもり」または「分からないのにスルー」して質問せず、そのまま業務に入ってしまうのも、仕事を覚えられない人にありがちなポイントです。

「仕事を覚えられない人」から脱出したいのであれば、理解できなかったところ、もう少し教えてほしいと感じた部分については遠慮なく質問するようにしましょう。

「聞いたら迷惑だろうか」などと迷っている暇があるのであれば、問題を解決するべく質問することです。そうすれば、間違ったことをしていつまでも仕事を覚えられない・辞めたいと思うこともなくなるでしょう。

失敗から学ぶ!「復習」すれば仕事は覚えられる

失敗した事柄から学び復習するということも、「仕事を覚えられない・仕事を辞めたい」という状態から少しでも早く抜け出すひとつの方法です。

失敗してしまったら、なぜ自分はその失敗をしてしまったのか、どうすれば失敗を防ぐことができたのか、しっかり反省をすることで、次から同じところでつまづくことがなくなるでしょう。

きっと、「仕事を覚えられない」「早く仕事を辞めたい」と繰り返すばかりの自分から抜け出すことができる日も近いはずです。

転職を視野も視野に入れて!「好きではない仕事だから」覚えられない可能性もある

「仕事が覚えられない・辞めたい」と感じてしまう人の特徴や、どうしても仕事を覚えられない理由、加えて「仕事を覚えられない人」から脱出する方法などについて、いろいろな角度から紹介してきました。

一生懸命に仕事をしているのに、あなたがどうしても仕事を覚えられないのは、もしかすると「好きではない仕事」に就いているからという可能性も考えられます。

ですから、がむしゃらに頑張りすぎて疲れてしまう前に、「ほかにもっと自分が好きになれる仕事があるかもしれない」という視点から、転職を視野に入れて活動してみるのも良いかもしれません。

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