バイナリーオプションは投資でありギャンブルではありません。
しかし広告や情報で簡単と書かれていることが多いため、容易に始めて痛い目を見た方も多いでしょう。
そのためバイナリーオプションは稼げないと思った方もいませんか。
他の投資と同じくバイナリーオプションも稼ぐためには相応の知識が必要になります。
ではバイナリーオプションで稼ぐにはどうすればいいでしょうか。
目次
バイナリーオプションの稼ぎ方について
バイナリーオプションはFXと同じ為替相場で取引する投資ですが、取引方法は大きく異なります。
FXは取引してポジションを持つのに対し、バイナリーオプションは取引ルールを選択し相場の動きを予想するのです。
取引方法が変われば利益を出す方法も大きく変わり、FXの場合は相場の流れを分析し流れる方にポジションを持ち差額の利益を狙います。
バイナリーオプションの場合は相場の流れを分析し、取引ルールごとに予想が的中するかを分析し的中させてペイアウト倍率による利益を狙うのです。
FXは一度の取引で大きな利益を出せますが、バイナリーオプションは相場の値動きが利益に関わってこないため一度の取引で手に入る利益は限定されています。
そのためFXと違いバイナリーオプションは取引回数を増やし、利益を上げていくスキャルピングのようなやり方になるのです。
バイナリーオプションは稼げないのか
稼ぎ方からバイナリーオプションが本当に稼げる投資なのか疑問に思う方もいるでしょう。
確かに基本の取引ルールとなるハイローはどれだけ高くてもペイアウト倍率が2倍行くかどうかなため一度に出る利益は知れています。
そのため取引回数を増やさなければなりませんが、利益だけでなく損失も忘れてはいません。
バイナリーオプションにおける損失は取引の時に利用した掛け金がなくなることです。
大きな損失は出ませんが最低、最高のどちらでも掛け金はなくなってしまうため一定の損失が出るのは避けられません。
金額が大きければそれだけ損失も痛いものになり、以降の取引に影響が出てしまうでしょう。
ハイローで出る利益の少なさと一定の金額出てしまう損失、これだけ見ればまるで稼ぐのが難しい投資に見えるでしょう。
しかしバイナリーオプションはしっかりと稼げる投資です。
動かない相場でも利益を狙える
FXは利益を出すために相場の動きが必要となります。
そのためあまり相場が動かない時に取引しても利益は出せず、一定の動きがあるまで取引は待たなくてはいけません。
しかしバイナリーオプションの場合は相場の動きが利益の大きさに関わってきません。
相場があまり動かない場面でも利益を狙えるのです。
動かない相場は上下するためハイローだと難しいですが、最適な取引ルールとしてレンジがあります。
レンジは相場の動きが一定の範囲で収まるか、範囲から出るかを予想するものです。
あまり動かない相場であればレンジで指定されている範囲から出ない可能性が高いでしょう。
そこまでペイアウト倍率は高くありませんが高確率で勝てます。
レンジ相場が終わると分析できた時は範囲外に出ると予想できるのです。
他にも相場が大きく動く時はワンタッチで指定されたラインに到達できるかを予想できる場面となります。
このようにバイナリーオプションは取引ルールを使い分けることでどのような相場にも対応して取引できるのです。
取引できるチャンスがあれば大きな値動きを狙えずとも利益を増やせるチャンスが多くなるでしょう。
リスクは限定されるため管理は簡単
利益だけでなく損失もバイナリーオプションでは相場の値動きに左右されません。
少し動くだけでも予想が外れれば掛け金全てなくなるのは痛いですが、見方を変えればどのような状態でも出る損失は限定されると考えられます。
FXでは損失を抑えるために損切りしなければいけませんでしたが、できずに大きな損失を出して負けてしまうトレーダーも珍しくありません。
どれだけ利益を出したとしても1回の損失で大きな金額が出てしまえば、今までの取引は全て無意味になってしまうのです。
バイナリーオプションの場合はリスクが限定されるため、1回の損失程度であればそれまでの取引が無駄になる心配はありません。
投資は損失が出るためリスク管理が重要になりますが、バイナリーオプションであればリスク管理も簡単でしょう。
また為替相場は時にショックと呼ばれる異常な変動を見せる時もあり、FXではショックのお陰で借金を背負ってしまったトレーダーも多くいます。
しかしバイナリーオプションはショックが発生したところで損失は変わらないため借金、資金がマイナスになる心配をする必要はありません。
借金が発生しない環境というのもバイナリーオプションの大きなメリットでしょう。
もちろん損失は出るため取引をコントロールしなければ資金が減ってしまうのは確かです。
逆にコントロールさえできれば稼げるようになるといえます。
バイナリーオプションで稼ぐためには
稼げる可能性があったとしても他の投資と同じく方法を知らなければ稼げません。
バイナリーオプションで稼ぎたいと思う方は以下の点を理解しましょう。
適当に取引しないこと
稼げない方の大半は間違いなく適当に取引をしているでしょう。
FXと違いバイナリーオプションは選択肢の中から予想をする取引なため、適当に考えても的中する可能性は高いです。
しかし為替相場という取引対象がある以上、適当に取引を続ければ必ず連続で予想の外れる時が出てきます。
何よりハイローの場合は上下のどちらに行くかを予想するため、適当に取引すれば単純に考えると50%の勝率です。
常に取引で50%の勝率に賭ける、と考えれば如何に勝てない取引となるか理解できるでしょう。
FXと同じように運よく勝てたとしてもビキナーズラックであり、最初はよくても後の方で駄目になります。
ビギナーズラックは最初に勝てた経験を持っているのが厄介なところであり、それ故に負けて躍起になってしまう可能性が高いのです。
バイナリーオプションで稼ぐためには適当に取引しないようにするのを理解するところから始まります。
適当に取引しないということは逆に考えれば適切な場面で取引をすることになるのです。
バイナリーオプションで取引するのはFXと同じく為替相場なため、FXで使われる取引のタイミングによる手法が使えます。
FXの知識でどこで取引に入るのが適切かを理解すれば自然と勝てるようになるでしょう。
しかし稼ぎたいと思う場合は取引のタイミングに加え、その後相場がどう動くかも分析する必要があります。
動きの度合いによって取引ルールの使い分けをする必要があるからです。
相場が強く大きく動くと分かればワンタッチの取引ルールも考えられるでしょう。
逆に相場がそこまで動かない時に取引に入る場合はレンジで取引が考えられるのです。
取引ルールの使い分けはFXにないテクニックなため、本気で稼ぎたい方はそれぞれの特徴を理解して最適な場面で使えるようにしましょう。
取引は記録して、失敗を分析する
FXでは勝つために自分の取引を記録、振り返って分析するのが基本となっています。
投資で最初から勝てるというケースは中々なく、多くのトレーダーが負けて終わるからです。
自分の取引を記録し何故負けたのかを分析し改善することが今後の勝ちへ繋がります。
バイナリーオプションでもFXと同じ為替相場で取引する以上、同じといえるでしょう。
どのように取引したかを記録し何故予想が当たったか、外れたかを分析していけば勝率を高められます。
バイナリーオプションの場合は分析を行うことで「ここはこの取引ルールで入ればいい」という判断もできるようになるでしょう。
FXと違い取引回数を増やすのが基本なため、取引記録を一つ一つ記すのは面倒なものです。
しかし面倒だからと怠れば稼げないトレーダーになってしまいます。
稼ぎたいと考える以上、やはり一定の努力は必要になるでしょう。
自分で考え取引をすること
バイナリーオプションはFXと同じように自分ではなく機械側が勝手に取引してくれる自動売買ツールがあります。
海外バイナリーオプション業者の中には独自で自動売買ツールを提供しているところもあり、口座開設すれば無料で利用できるのです。
自動売買ツールは取引する時間がないトレーダーでも勝手に取引をして利益を出してくれる役立つシステムとなっています。
中には他のトレーダーや特定のアルゴリズムを利用して自動売買をしてくれるツールもあるのです。
しかしバイナリーオプションで取引を考える場合、補助として利用するのはいいですが取引全てを自動売買ツールに頼るのはやめましょう。
自動売買ツールに頼った取引では本人が取引していないため経験が積めないからです。
経験が積めなければいつまで経っても勝てるための取引を本人ができなくなります。
頼りにしている自動売買ツールもいつまで通用するか分からず、もし使えなくなった場合は困ってしまうでしょう。
何よりバイナリーオプションの場合だと自動売買ツールのほとんどが価値のない、劣悪なツールである可能性が高いです。
使うだけ時間の無駄になるどころか資金を減らす結果になってしまいます。
まだ経験の少ないトレーダーとなれば適切な自動売買ツールを選ぶ判断も難しいでしょう。
後のことを考えれば自動売買ツールに頼らず、自分でどう取引をしていくか考えられるようになった方がいいのです。
業者選びもよく考えて
稼ぐという意味でバイナリーオプションをするとなれば国内ではなく海外業者が前提になるでしょう。
国内業者は規制の関係で安全性は保障されていますがほとんど稼げない環境になっているからです。
海外のバイナリーオプション業者は悪質なところも多いため、引っかからないように情報を集め判断して選ぶ必要があります。
悪質な業者を避けるのはもちろんですが稼ぎたい場合により考えたいのは業者ごとの特徴です。
海外のバイナリーオプションはFXと比べ業者ごとに大きな違いがあり、実装しているルールとツールが異なります。
ワンタッチやレンジといったルールがなくハイロー系列の取引ルールしか実装していないところもあるのです。
中にはハイローから派生したり、他の取引ルールから考えて独自に実装した個性的な取引ルールで取引できるところもあります。
バイナリーオプションは取引ルールを利用して取引していくため、どこを選ぶかでどう取引していくかが大きく変わるのです。
限定されているところは使い分けて取引できないため、相場に応じて使い分けて取引したい方は一般的な取引ルールが実装されているか確認してから選びましょう。
しかしワンタッチの方はいいですがレンジの方は実装している業者がそこまで多くないため、ワンタッチだけで許容するかレンジで絞り込むか考えなければいけません。
逆にハイロー一本で取引していくと考えている方はハイロー系列だけ実装している業者を選んでもいいです。
ハイロー一本の場合でも業者によって採用している取引時間やペイアウト倍率の大きさも変わってきます。
ペイアウト倍率は1回の取引で出る利益に関わってくるため、できるだけ高く設定している業者を選びたいところです。
ペイアウト倍率で業者比較するのを忘れないようにしましょう。
ワンタッチやレンジも業者により変わるため、ハイロー以外を重視する場合はそちらの比較も忘れてはいけません。
取引ルールもそうですが海外バイナリーオプション業者となれば重要になるのが使えるツールです。
FXではチャートを分析するのが当たり前なのですが、海外業者だとローソク足でチャートの分析ができるとは限りません。
テクニカル分析を実装していないところも珍しくないのです。
自分でツールを用意して分析する分には構いませんが、業者の環境に頼る場合はテクニカル分析のできるか確認しましょう。
しかしテクニカル分析と一言でいっても使える指標は業者により違い、自分の使いたい種類が実装されていない場合もあります。
どのようなテクニカル分析が使えるかも忘れずに確認しておきましょう。
稼ぎたいなら本気で取り組む
投資は簡単に稼げるものではなく生半可な取り組み方では稼げません。
バイナリーオプションも他と比べ変わった投資とはいえ、本気で取り組まなければ勝てないのは変わらないのです。
稼げるようになるまで何度も痛い目を見るでしょう。
稼ぎたいと感じる方は痛い目見るのを前提に長く取引を続けていく覚悟が必要です。
