初心者ができる卓球壁打ちの方法。効果的な壁打ち練習メニュー3選

卓球を練習してうまくなりたいけど、練習する場所や練習相手がいなくて練習できないことがある人も多いのでは。

また、子供が卓球の練習をしたくても、場所がなく困っている人もいらっしゃると思います。

そんな人におすすめの練習が「壁打ち」です。

壁打ちは知っているけど、うまくなるのか疑問に思っている人もいますよね。

確かに、相手やマシーンからくる球を実績の台で打つ方が上達するのは事実。

でも、壁打ちの練習でも上達は可能です。

そこで今回は、壁打ちの目的を確認し、基本的な壁打ちの方法と注意点についてお話ししていきます。

壁打ちを自分でする人だけでなく、子どもに教える人も参考にしてください。

壁打ちの目的は?どうして壁打ちをするの?

まず、壁打ちをする目的を考えてみましょう。

壁打ちより、実際の卓球台でマシーンでの球を打ったりラリーをする方が上達は早いでしょう。

壁打ちがうまくなっても、試合に強くなるわけではありませんし。

それでも、場所や相手がいない時に練習して上達したいので、壁打ちをするのですよね。

せっかく壁打ちでもするのですから、目的を持ってやり、確実に上達しましょう。

壁打ちの1番の目的は何かというと「ボールに慣れる」ことです。

ラケットでボールを打つことに慣れるために、壁打ちをしましょう。

「ボールに慣れる」の中には、目が慣れる(動体視力を鍛える)やタイミングを掴むなども含みます。

初めてラケットでボールを打つ初心者にとってラリーは難しいでしょうが、壁に向かって打つぐらいならできるはず。

壁打ちを続けることによって、ラケットでボールを打つ事を慣れるでしょう。

それと、動いている球が打てないような初心者は、ボールをラケットに当てるだけでも楽しいもの。

練習方法を工夫すれば壁打ちが楽しい練習にもなります。

壁打ちを楽しくすることによって、初心者が卓球を好きになってもらえば、さらに意味があるのではないでしょうか。

また、レベルに応じて練習方法を工夫すれば、中級者レベル位までは壁打ちでも上達が可能ですよ。

壁打ち練習の方法

壁打ちは、大きく次の3つの練習方法に分けることができます。

壁に球を1回当てる練習

単純にラケットでボールを壁に向けて打つだけの練習です。

この練習は飛んできたボールがなかなか打てない人、つまり、初心者向けが基本です。

すぐに打つことはできるようになるので、その後は壁にまとを作ったり、打つ位置を実際の卓球台にあわして行ったりしましょう。

フォームをマスターするためにも練習にも使えますし、サーブやカットの練習にすれば、初心者だけでなく中級者レベルの練習にもなりますね。

単純に壁に向かって打つだけでも、目的を持って行えば、有効な練習方法になるのです。

壁に当てて跳ね返った球を打ち返す練習

ラケットにボールを当てることができるようになれば、次は跳ね返ってきたボールを打つようにしましょう。

最初はただ単に壁にボールを当て、跳ね返った球がワンバウンドした後に打ち返すだけの練習で良いでしょう。

初心者は動いてくるボールにタイミング合わせてラケットを振って打つだけでも充分な練習になります。

この段階では続けてラリーをすることに重点を置いておけばいいでしょう。

立ってするだけでなく、座った状態ですると丁寧に打つ必要があるのでラケットさばきの練習(慣れ)にもなりますね。

続くようになれば、壁にまとを作ったり、コースを狙って打ちましょう。

また、実際の卓球台を使えば、より実践に近くなります。

その場合は、ネットの少し後ろをかべにして壁打ちをします。

フォームを意識してラリーを続ける、バックからフォアへ打ったり、その逆へ打ったりするなどをすれば、中級者でも効果的な練習になりますよ。

サーブの後にスマッシュや、カットの後にドライブを打つなどの練習も可能ですね。

壁打ちのラリーができれば、より実践に近い基礎練習になります。

ウォーミングアップや集中力アップに使う

ある程度のレベルに来ると、壁内ちの練習では上達しなくなります。

しかし、壁打ちを上達のための練習ではなく、ウォーミングアップや集中力アップに使うことも可能です。

壁打ちもレベルに合わせて練習方法を工夫する必要があります。

ここに書いた練習方法を参考にして、いろいろな方法を組み合わせて行えば、より効果的な練習になるでしょう。

壁打ちの注意点

壁打ちの練習で上達することをわかってもらったと思いますが、より効果を上げるためには注意することがあります。

壁打ちは、壁打ち以外の練習とバランスよく行ってください。

例えば初心者では、ボールを真上に上げる球つきや、スイングフォームを固めたり、スイングスピードをあげるための素振りを、壁打ち以上に行う必要があります。

壁内ちは実際のラリーとの違いが大きいため、壁打ちに慣れ過ぎると逆にフォームがおかしくなったり、実際のラリーがうまくいかなくなったりします。

壁打ちは、あくまで、補助的な練習方法という認識でいてください。

また、小さい子にとって壁打ちは、単純ですのですぐに飽きてしまいます。

飽きないようにするために、何回続いたかとか、まとに点数をつけて当たった点数を競わすなど、ゲーム感覚でさせましょう。

それでも、長時間は持たないので、球つきや素振りなどと交互にさせるなど、飽きないようにさせる工夫が必要ですね。

家で壁打ちをする際の注意点を書きます。

家の壁が傷だらけにならないようにするだけでなく、隣近所への騒音対策も必要ですよ。

ピン球が壁に当たる音は意外と響くようです。

苦情が来るほどではないようですが、隣近所の人に、あの家なんか変な音がして危ないと思われないように対策をしましょう。

まとめ

壁打ちは、相手がいない時・卓球台がない時の、貴重な練習方法です。

目的を持ち、レベルに合わせせた方法で行うなど工夫することによって、より効果的になりますよ。

初心者は単に壁に当てることからはじめ、だんだんとラリーのように続けて打ったり、コースを狙ったりしましょう。

サーブやカットの練習にも効果的。

ただし、練習のメインは実際のラリーですので、あくまでも壁打ちはラリーができないときの練習として扱ってください。

また、玉つきや素振りも壁打ち以上に実施しましょう。

壁打ちが上手くなったからといって、試合に勝てるわけではありません、過度な期待をしないようにしてください。

とは言え、特に初心者には、壁打ちは有効な練習です。

壁打ちを楽しく行って、卓球を好きになってもらうのも意味のあることですね。

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