幼児期のひらがなの覚え方のコツとやってはいけない事

昔に比べると、今は小学校の勉強の進み具合が早い傾向にあり、全体を通して覚えなければならない科目が増えています。

それは、幼児期の頃から始まっていると考えられます。幼児期で最初のお勉強といえばひらがなです。

早い子ですと、小学校入学前にはカタカナの読み書きも出来てしまっていたりと、同じ月齢の子を持つ親としては焦ってしまったりしますよね。

ここでは、ひらがなを楽しく覚えてもらう方法と、やってはいけない事をご紹介します。

ひらがなを楽しく覚える方法

まずは声に出して読む

ひらがな表をただ読むだけで良いのです。子供と一緒に、一文字ずつゆっくり指差しをしながら読みましょう。

一気に読んでも頭に入らないので、今日はあ行、明日はか行と、1日1行で進めましょう。

この時に、気がそれてしまわないようにテレビは消し、周りにおもちゃは置かないようにしましょう。そして、必ず最後は褒めて終わりましょう。

最初は短時間で済ませる

あくまでこの頃は、遊び感覚で短時間で終わらせましょう。

幼児期に長時間集中力がある子は多くはいません。じっとしている事が苦痛なお子さんはたくさんいます。

きちんと座って覚えさせるではなく、最初は立ちながらでも良いので、歌を覚えるかのようにまずひらがなの音を覚えさせましょう。

親も子も飽きずに楽しく出来る時間で行う事がポイントです。

やってはいけない事とは

出来なくても怒らない

なんで出来ないの!と、我が子だからこそ、怒ってしまいがちになりますが、ひらがなを覚える事自体に嫌な印象を与えてしまうので、やってはいけません。

また、嫌な印象を一度与えてしまうと、ひらがなだけでは無く、この先何かを覚えたり、机に向かって勉強するという事が嫌になってしまうので、幼児期の文字や数字の覚えさせ方はとても重要です。

これは何て読む?はまだまだ先の話

覚える能力は子供それぞれです。同じ月齢のお子さんがスラスラと読めていたとしても、焦ってはいけません。

この文字は何て読む?の質問も、すぐに読める子と読めない子がいます。親は今の子供の能力をきちんと把握した上で、子供に質問をしましょう。

子供に聞いてわからない素振りを見せたら、怒らずすぐに切り替えて、ひらがなを一緒に読む事だけを繰り返していきましょう。

書き方の覚え方のコツ

読むよりも書く方が難しいと思います。幼児期は筆圧が安定しないので、ヨロヨロとした線になったり、曲線が上手く書けないのは当たり前の事です。

なので、最初は綺麗に書く事を教える概念は捨てましょう。

今はひらがなのなぞり書きのテキストもたくさん販売しています。多くは必要ありません。試しに1冊購入してみて、声に出しながらなぞり書きを繰り返しましょう。

こちらは1日1文字で構いません。子供のやる気次第で、意欲があるのなら2文字、3文字と進めても構いません。子供の意欲と集中力を見極めて進めていきましょう。

まとめ

年少さんから年長さんにかけて、ママ友間で子供の読み書きの覚え具合の話が出る事もあるかと思いますが、出来ていない場合でも決して焦る必要はありません。

いざ子供に覚えさせようとする時に出来なかった場合、その焦りが怒りに変わるからです。

隣でピリピリしながら付き添って様子を見られていたら子供は萎縮してしまい、文字を覚えるどころか、怒られないようにしなきゃなど、別の事を考えてしまい頭に入りません。

結果、覚える意欲を無くしてしまいます。

文字が読めない大人なんていません。

幼児期に大切な事は、文字を覚える事が楽しい、面白いを植え付ける事、結果として覚えれた時にはとことん褒めてあげる事が重要です。

焦らず、子供と楽しく向き合っていきましょう。

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