子育てと仕事の両立のストレスを和らげる5つの考え方をご紹介。

子育ても仕事もどっちも完璧に頑張ろう!なんて思わないでくださいね。そんなことを思ってしまえば、あなたが疲れ切ってしまいます。

ストレスを顕著に感じるタイプの人と極限まで溜まってからしか気づけないタイプの人がいます。

私が後者なので、ストレスのたまりそうな事柄を出来るだけ避けるようにしています。その理由としては、ストレスをためてダメージが出てからだと回復するまでに時間がかかってしまいます。

前者の人に対しても、ストレスに敏感であればあるほど、機嫌が悪くなり周りに八つ当たりをしてしまうかもしれませんよね。そして、そんな自分が嫌になりますますストレスが溜まってしまいます。

育児をしながら仕事をしていると、自分の居場所がないように感じてしまう人も少なくないです。

仕事では、子供の体調不良での欠勤・早退が増えたり、育児では「ママがしっかりしないと」などの悪気のない励ましに心が折れそうになったりもします。

真面目なママさんほど、「頑張らなきゃ」という悪魔の言葉に神経を持って行かれてしまいます。私がストレスを抱えているママさんに提案したいのは「テキトーでいいんだよ」ということです。

仕事と育児を両立してる時点で頑張ってるんです

決して専業ママが頑張ってないといっているわけではありません。でも、仕事と子育てを両立するというのは、とってもしんどいものなのです。

仕事では、子供を産む前と人間関係にも多少変化が出てきます。休暇中のブランクもあり思うように仕事が進まないことも出てくるでしょう。

「やらないと」という責任感と残業もできなければ、急な早退などでなかなか思うように仕事が進まないとイライラします。

「こんなんじゃ足を引っ張ってるだけだ・・」次第にこんな思いが生まれてくる人もいると思います。私自身、正社員ではなく時短のアルバイトという形で仕事をしていますが、ストレスはそんなに感じていません。

なぜなら「仕事ではがんばらない」と決めたからです。といっても仕事を適当にするということではありません。

時間の中で精一杯やれることはやりますが、時間外や休日対応はしないと宣言しているということです。

育児休暇から復帰する際に、会社との面談があります。私の会社は元々の定時が10時〜19時という時間です。でもこの時間だと保育園のお迎えが到底間に合いません。

そもそも時短をする予定だったのですが、娘が通う園の説明会で「延長保育は行なっていますが、利用者が少ないのでどうしてもの時だけにしてあげてくださいね」と言われました。

その発言を聞いた時に、私は4時で時短を取ることを決めました。当初5時でもいいかなと思っていたのですが、仲のいいお友達がどんどん帰宅していく中で、一人お迎えを待つ娘の姿を想像したら泣けてきたんです。

会社と面談をする時に、ここは譲れない部分だと言って復帰がなしになるならそれはそれでいいかなとも思っていました。でも実際は人が足りないからその時間だけでもきて欲しいと言われ復帰しています。

部門長がそういう風に言ってくれての復帰なので、現場レベルで「今忙しいのにちょっとぐらい残れないの?」や「土曜日が締め日でみんな出るのになんでダメなの?」と言われても、「娘がいるので無理です。すみません」で終了です。

もちろん、人間関係は多少歪みます。そこは私が諦めるしかないなと感じている部分です。出産前の人間関係をそのままでいようと思うと、周りと一緒に残業や休日対応にも応じないといけません。

でも、それをしてしまうと仕事を「頑張っている」状態になってしまうんですね。私のいう頑張るとは自分に無理をさせることです。本当のキャパシティを超えた頑張りをしてしまうと、必ずその無理がダメージとなって響いてきます。

もちろん、子育てと仕事で仕事を優先にする人もいます。でも、私の中でそれはしたくなかったんですよね。仕事は別に私でなくてもできますが、娘にとってのママは私しかいないですから。

どちらが大切かと聞かれたら考える余地もなく娘が大切です。この答えが自分の中で明白に出ているなら、仕事で疲れることのないように、スケジュールを組んでいきたいものです。

忘れて欲しくないのは、仕事と育児を両立している時点で、あなたは十分頑張っているんです。時短やパートなど働き方を調節したところで、決してサボっているなんてことはないんです。

大切なのは子供とママが笑顔でいること

もし、ママが疲れとストレスで疲れ切って些細なことで怒るようになってしまったら、子供はとっても悲しいですよね。

これは、自分が子育てをしていて感じることなのですが、私がイライラすると、子供も癇癪を起こしやすいです。

私が穏やかでいると、子供も穏やかでいてくれます。どっちが先かはよくわかりませんが、私と子供のメンタル的な部分がリンクしていると感じることが多くあります。

そう考えると、まずは私がイライラしないことが大切なのかなと感じるようになったんですね。仕事でいっぱいいっぱいになり、子供にきつく当たってしまうのは本末転倒です。

そのためにやって欲しいのが「気持ちの逃げ場を作ってあげる」ということです。仕事は絶対にやめられない!と思ってしまうと、色々なことを無理してしまいますし仕事のプレッシャーも感じてしまいます。

私もそうですが「いつやめてもいいや」と思うだけで、びっくりするぐらい気持ちは楽になるんです。

「育児ばっかり」と嫌味を言われても「ママだし仕方ないでしょ。」と受け流せますし、最悪その嫌味を受け止められなくなったらやめればいいだけです。

復帰後、私は「自分の給与がいくらあればいいのか」をまず計算しました。例えばですが、貯金や子供の保育園料など全部含めて20万欲しいとしたら、副業収入で10万だからあと10万稼げばいいわけです。

月に10万稼げる仕事なんて山ほどあります。つまり、今の職場にこだわる必要はどこにもないんですよ。

この数字を把握できてないと「仕事をやめたら生きていけない・・」という気持が生まれてくるので、些細なことでもストレスを感じてしまうんですね。

「いつでもやめられる」この気持ちを持つことで、本当に気持ちに余裕が生まれます。

実際に私もそういう風に思うようになってから、お局さんの嫌味も気にならなくなりましたし、ためらわずに時間が来れば仕事を任せられるように調整できるようにもなりました。

私が「こうなれば仕事をやめる」と決めていたのは、子供にしわ寄せが行った場合と自分自身に余裕がなくなってしまった場合です。

生活にゆとりを持たせるために仕事をしているのに、そうなってしまったら意味がありません。

仕事のための生活ではなく、生活のための仕事なのでそこの優先順位が変わってしまうようならダメだなと思ったのです。子供にしわ寄せが行くというのは、なかなか判断が難しいですが、私の中ではお迎えの時間でした。

通常の9時〜17時でも子供にとってはママと離れて十分頑張っている時間です。

それなのに、私の仕事の都合で延長保育が度々発生するのは絶対によくないなと思いました。子供に寂しい思いをさせてまでするものではない。それを大前提にしていました。

幸い部門長の理解があるため、残業も休日対応も一切しなくていいしさせるなと言ってもらえています。そのため、この部門長がいる限りはやめないだろうなとなんとなく感じています。

育児に職場がどれぐらい理解があるかにかかってくるとは思いますが、子供とママが笑顔でいられることを目指して、仕事を頑張るのをやめてみましょう。

手抜きじゃなくそこそこでいいんです。

仕事と育児の両立にストレスを抱えている真面目なママに仕事も育児も頑張らなくていいんです。というと「手抜きなんかできない」と言われます。そこが大きな間違いなんですが、手抜きではなくそこそこでいいんです。

どっちも完璧になんてしなくていいので、そこそこ頑張ってください。いつも100点を目指していたなら50点を目指しましょう。

「そんなに低くていいの?」そう思うと思いますが、いいんです。仕事と育児両方とも50点なら合計で100点です。

100と0なら問題ですが、50と50で合計100なら十分頑張っているんです。特に仕事をしていてそこそこを目指して欲しいのが、帰宅後の家事です。

私自身は本当に適当にやっていますが、綺麗好きの友人は週末に家事代行サービスに掃除を頼んでいると言っています。

自分の目指すものがどこまでのものかによりますが、妥協できるところは妥協していきましょう。

妥協するということは、その一つのことだけで終わりません。一度そこそこにするということを覚えたら、全てのことを頑張り過ぎなくなるので生きるのが楽になるんです。

ストレス社会に生きる私たちにとって「頑張らない力」というのは非常に大きいです。

肩の力を抜いて生きれるようになれば、鬱になることも鬱からの自殺をしてしまうこともなくなります。

無理をして精神的に限界を迎えても、会社は何もしてくれませんし、あなたの家族を悲しませることになります。

そうなる前にしっかりとオンとオフを分けられるように、余力を残した生活を送れるようにしていきたいですね。

頼れるものは頼りましょう

今住んでいるところは、私の実家と割と近いんです。そのため、週末の休みに夫が仕事な時は娘を連れて実家に帰ります。

そうすることで私はのんびりできるし、娘も祖父母と遊んでもらえるし、両親も孫に会えて嬉しい。

誰も損をしないんです。美容院に行きたい時も、母の予定を聞いて娘を預けられているので、自分のサイクルで美容室にも通えてストレスがかからないようにできています。

ストレスの解消を目的にもしているので、申し訳ないなとは思いますが、夫の両親も距離は近いのですが、滅多に会いには行きません。

よく、こういうと「不公平だ」という声が聞こえてきますが、夫自身があまり行きたがらないんだから仕方がないと思っています。

夫がいないのに、夫の実家に行く意味がわからないので私は行かないようにしていますし、万が一夫に「俺の両親のところも行ってあげてよ」というなら「じゃああなたは私の両親に自分だけで会いに行くの?」と聞くと思います。

現代において結婚=嫁に行くではないので、頼りやすい方を頼ればいいんです。もちろん、自分の両親より夫の両親の方が頼りやすいという人もいますよね。

そして、どちらも遠方で頼れなければ、ファミサポやベビーシッターサービスそして家事代行があります。

多少お金はかかりますが、共働きの収入の良さを生かして、ママの負担解消に使いましょう。

使えるものは使う。頼れるものは頼る。このぐらいの気持ちでないと仕事と育児の両立なんてとてもじゃないけどできません。私が住んでいるところのご近所さんも、奥さんのお母さんが毎日夕食を作りに来ています。

2人目を妊娠中だということも関係してくるとは思いますが、たまたまそのお母さんとお話しする機会があったので「大変じゃないですか?」と聞いてみたんです。

すると、そのお母さんは「確かに大変ですけど、今は娘の体が心配だから。

役に立てることはしていきたいんです」とおっしゃっていました。そして、そのお母さんは「手伝わずに娘が倒れる方がもっと辛いですしね」とも言っていました。

そうなんですよね。私も母に言われたことがあるのですが、自分ではそんなに無理をしているつもりでなくても、周りからすれば「大丈夫・・?」と感じていることは結構あるんです。

そして、「頼ってもらえないことが寂しい」と感じていることも多くあるんです。もし、両親や義両親が近くにいるのに、一切頼っていない状況で、ストレスを感じているなら一度頼ってみてください。

あなたが思っているのとは違う反応が得られると思います。自分が思ってるほど親しい人は頼られることを「迷惑だ」なんて感じていないんです。

弱音は吐いてもいいんです

真面目な頑張り屋さんほど弱音を吐きません。でも、弱音を履かないことが自分を追い詰めてるって知っていましたか?しんどい時にはしんどいって言っていいんですよ。

真面目な頑張り屋さんは家庭でもストレスを抱えがちです。というのも共働きなのに子供のお迎えから帰宅後の家事まで全て自分一人でやろうとしてしまいます。

両親や義両親以上に身近にいる協力者といえば夫です。夫にまずは助けを求めてみてください。料理が苦手でも食器洗いくらいは誰にでもできます。洗濯物を畳めなくても洗濯物を取り込むくらいはできます。

1〜10まで全てやらそうとするから、お互いにイライラするしストレスになるんです。できる部分だけやってもらうだけでもかなり助かると思います。                                                       
例えばですが、夫に洗濯物を取り込んでもらう間、食事の用意ができますよね。

そして夫が食事の片付けをしている間に洗濯物をたたむことができます。そして、この日常のちょっとした家事は、慣れればどんどん手際よくできるようになるので、夫に練習してもらうのもありです。

週末にまとめてやっている掃除が苦痛なら、あなたが食事を作っている間に夫に軽く掃除してもらえばいいんです。でも、今言ったことはあなたがSOSを出さなければ夫には伝わりません。

妻が家で元気よく振舞っていると夫は別に大丈夫だと思ってしまうんです。女性同士なら表情のふとした隙間で「疲れてない?大丈夫?」と察することができますが、男性にそれを求めるのは酷です。

察してくれないというのも余計なストレスになってしまいますから、察してくれるかもという意識を捨てて、言わなきゃ伝わらないんだと思った方が余計なストレスを抱えなくてすみます。
男性の多くは「言ってくれればやるのに」や「頼られないことが寂しい」と思っています。あなたが必死に一人で頑張っている姿はとても素晴らしいですし、尊敬すべきものです。

でも、近くに頼って欲しいと考えている人がいる以上弱音を吐いていいんです。「ここがしんどい」「家事が無理」「仕事に疲れた」などなんでもいいので、弱音を吐いて心の疲れをとりましょう。

不思議なことに、同じ環境でも考え方やストレスのアウトプットができるようになるだけで、ストレスはかなり軽減されます。ストレスを受けることよりも、ストレスを溜め込むことがダメなんです。

私自身少し前は弱音を吐けませんでした。泣きたくても一人でないと泣けなかったり、どれだけ疲れていても疲れたといえなかったりしていたんです。もちろん、そんな状態だとストレスはたまる一方です。

自分の限界に気が付いたのは、円形脱毛症になったことや耳鳴りが止まらなくなったことです。

病院に行ったところ「ストレスです。無理しすぎじゃないですか?」と言われ、このままじゃダメだから考え方を変えようと思うきっかけになりました。

いつからでも遅いということはありません。今自分のストレスに気が付いているなら今がチャンスなので、積極的に自分の考え方を変えてストレスを無くしていきましょう。

まとめ

いかがでしたか?自分のキャパを超えてくると必ずストレスはかかります。自分の理想と現実のキャップだったり、頑張れてないなと感じる気持ちだったり原因は様々です。

原因がなんであれ、ストレスを感じている状態が続くのはよくないので頑張りすぎない、頼れるものは頼る、弱音を吐きたいなら吐くと言ったことを試してみてください。

自分の気持ちを吐き出すだけでも、かなりストレスは楽になります。あなたがイライラしなくなると、子供もなく機会が減ってくると思います。

自分と子供のメンタルがリンクしているんだなと思えば、自分が何を優先すべきなのかが見えてくると思います。

仕事と育児の両立はそれだけで大変なことです。一人で全てを行おうとせずに、周りに助けてもらいながら「そこそこ」で大丈夫なのでやってみてください。

私自身も夫や親に頼るようになって、本当に余裕を持って子供に接することができるようになりました。あなたもぜひ試してみてください。

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