結婚生活に疲れる7つの原因。離婚を回避するためにとるべき方法とは。

同棲経験があって結婚された人もそうでない人もいますよね。結婚とは今まで他人同士だった男女が一緒に暮らして家族となるわけですから、いきなり全てを分かり合えるわけがないんです。

「結婚生活に疲れたな」と感じているあなたは夫や妻のどういうところに疲れたなと感じますか?私も結婚してまだ5年ですが、幸いにも疲れたなと感じたことは数回しかありません。

結婚生活がうまくいっている友人と疲れていると感じる友人にそれぞれ話を聞いてきました。

私自身が感じていることも含めて、お話できればと思っています。子供がいないなら離婚するのも一つの方法ですが、その前に今からお伝えすることを見つめ直してからでも遅くはないと思います。

結婚生活の「何に」疲れていますか?

結婚生活に疲れていると一口に言っても、その原因は様々です。私自身もそうなのですが、やはり今まで全く違う環境で過ごしてきた男女が一緒に過ごすというのは、簡単なことではありません。

生活時間の違いや、小さい生活習慣の違いなど問題はたくさんあるんです。私の友人は同棲してから結婚しました。それでも結婚してから気が付いたことはたくさんあると言っていたんです。

同棲と結婚の違いが何かと言うと、「簡単に別れられるかどうか」です。どういうことかというと、同棲をしてから結婚すれば大丈夫だと思いがちですが、同棲期間というのはまだ籍を入れてないので、別れやすいですよね。

そのため、同棲期間には「本性」を出さない人が多いんです。同棲期間にできていたのに、結婚した途端にやらなくなるなんて話はよく聞きます。

友人もこのパターンだったようで、結婚当初かなり揉めたと言っていました。

では、結婚に疲れるパターンとして考えらえる7つをご紹介します。

価値観が合わないことが多い

朝方の夫と夜型の妻。そして和食派の夫に洋食派の妻。などなど書き始めたらキリがないですが、このような価値観のズレはたくさんあると思います。私が結婚してからびっくりしたことは、バスタオルの使い方です。

私の実家は個人によってタオルが決められています。そしてもちろん毎日バスタオルを洗います。

でも結婚した時に夫が毎日使うタオルが違うことに気が付いたんです。もちろん私は「バスタオルどれ使ったらいい?」と聞きました。

その時に、特にバスタオルを決めていないのと決める必要もないと言われてしまったので、そこは夫に合わせて今では誰がどのバスタオルを使ってもいいという風になりました。

でも、この時一緒にわかったのがバスタオルを毎日洗わない派ということです。

でも、こればっかりは私は譲りたくなかったので、バスタオルは毎日洗っています。これは一例ですが、結婚生活をスタートさせるということは、生活習慣を作っていくことなんですね。

それなのに、どちらかの生活習慣に合わせないといけないとなればどうでしょうか?

妻or夫ばかりが合わせている

生活習慣を変えるのは大変です。特に生活時間を変えるのは結構努力が必要になりますよね。私が結婚した時、まさに夫は23時に寝る人だったんです。

私はというと深夜2時くらいまで起きているのが普通の生活をしていたので、最初は大変でした。

23時なんていう時間に眠れないし、かと言って1人で起きているのもなんか違うよなーと思い夫に合わせることにしたんですね。

それも、夫が魚の方が好きなのに私の肉派の食生活に合わせてくれていることがあります。

要は、合わせられる方が合わせるというスタンスがないと、結婚生活はとってもしんどいものになってしまいます。そして、いい意味で気を使うことは大事ですし、5年たった今でもお互いに気を使って生活をしています。

そのどっちもが気を使いあって生活をする対等の関係だからこそ、疲れを感じずに生活することができているんだと思っています。

これがどちらかだけが気を使う生活・・つまり上下関係が発生している状態だと合わせている方は疲れてしまいますよね。

話し合いで全てが決められるとは思っていません。実際に生活してみて「あ。これ私が合わせられそう」と感じることが大事なのだと思っています。

お金に余裕がない

結婚生活に疲れたという友人の話を聞いてみると、このお金の話がとてもよく出てきます。生活費が少ないやお小遣いがたりないなどお金に関する悩みはとても多いんです。

根本的に収入が少ないという場合もありますが、私の友人の多くは価値観の違いです。貯金を増やしたい妻とある程度は使いたい夫が多いですね。

一生懸命働いてお小遣いとして使える金額が1万や2万というのはやはりやりがいを感じられないと言っていました。

この辺りも話し合いというかちょうどいい中間点を探すことが大事になってきますよね。お金に余裕がないというのは、精神的な負荷が高くなります。女性からの意見に多かったのが、夫が生活費をくれないという話ですね。

お互いに家計に均等金額を出し合うべきだと言われて出してはいるけど、その金額が妻にとってはギリギリの金額なのに、夫の給料からみたら少ない金額だというわけです。

そうなれば、夫ばかりが自由に使うお金が多く妻はギリギリの生活をせざるを得なくなってしまいます。

そんな生活だと、結婚に疲れたなと思うのはごく当たり前の話ですよね。

収入差があるのに家計負担が均等

例えば、妻の給与が20万で夫の給与が40万だとします。でも家計に入れるのは15万ずつで均等だったらどうですか?

妻の手元に残るのは5万で夫は25万とかなり不公平な状態ですよね。

中にはそんな状態にも関わらず、出産などにかかる費用は妻負担などという夫もいます。こういう状態を「辛いな」と感じていても、誰にも相談できない人は多いといいます。

経済格差があまりにひどい状況は経済DVとも言えることなので、夫に言っても改善されない場合は、色々な可能性を考えた方がいいと思います。

ちなみに我が家では私の家計負担はありません。その代わり家事を私がやっているので公平な状態です。もちろん細々した出費は私が出したりもしますが、その辺りはあまり細かく考えたことはないですね。

夫が信頼してお金の管理を任せてくれているのがとても大きいと思っています。

自分の時間が全くない

私が結婚ってしんどいなと感じたのもこの自分の時間が全くないなと感じた時です。結婚前は、1人で色々することが多かったですし、家で1人のんびりする時間もたくさんありました。

でも結婚すると、仕事から帰っても常に夫がいます。別にそれが嫌なわけではありません。嫌ではないですが、部屋数の関係で個人の部屋もないなか仕事でも家でも常に人といるというのは私にとってはかなりのストレスだったんです。

その相手が好きかどうかは別です。結婚前なら仕事終わりに飲みにいけたのも、もちろんですがそんな頻繁にはいけなくなります。ご飯の時間や寝る時間も常に相手のペースで生活するようになるんですね。

子供が生まれてから自分の時間がないというのは加速していきました。頭では仕方のないことだとわかっていても自分の時間がないというストレスは大きなものでした。

夫が家事を手伝ってくれない

これは、家計負担が同等ぐらいある友人たちが多く声をあげていました。「専業主婦なら家事を夫がしないのは普通のことだけど、共働きなのにあり得ない」とみんないうんですね。

これは、共働きで家計負担をしない代わりに家事を担当している私も本当に思います。仕事から帰ってきて疲れているのは同じなのに、なぜに夫が家事をしないのか理解ができないんです。

疲れているからしたくない。というのは妻も同じです。家計にお金を出し合っているなら、家事負担も同等であるべきですよね。1人の友人が言っていたのが「家事をしないなら私から家計費を取らないでほしい」ということです。

これは、私も同感です。家事代行という仕事がある以上、家事は立派な仕事です。共働きで家事が妻ばかりという状態は、妻だけがダブルワークをしているのと変わらないわけです。

そう考えたら、夫婦は対等であるべきなのに全く対等でないですよね。夫が家事をしないことが結婚生活の不満であるなら、早急に話し合いをするべきだと思います。

妻or夫が自分の味方ではない

男性側がよくいうことが多いように思います。というのも、私が女性の友人が少ない一つの理由なのですが、夫の悪口大会が大好きだということです。

「そんなの当たり前のことでしょ」そう思ったあなたは危険ですよ。逆を考えてみてください。夫が会社の飲み会などで、妻の悪口で大盛り上がりをしていたらどんな気持ちになりますか?

あまりいい気分ではないですよね。うちの父なんかは「そういう自虐は普通だ」といいますが、私は嫌いなんです。もし、夫が外で私の悪口を言っていて、やめてと言ってもやめてくれなかったら別居すると思います。

自分のことを悪くいう・・つまり敵であるパートナーなんて必要ないんですよ。それだけでなくても、嫁姑問題や嫁親問題もありますよね。

パートナーである以上、いつ誰が相手でも、夫の一番の味方は妻であるべきだし、その逆も然りです。

妻が姑に小言を言われているのに守ってくれない夫はダメですし、嫁親が夫より自分たちを優先するように言っているのに従う妻はダメなんです。色々なパターンがあるとは思いますが、夫婦がお互いの味方であるという前提を忘れていないかを考えてみてください。

結婚生活に疲れた時にやるべきこと

「結婚生活に疲れたな・・」と感じたら今ご紹介したもの以外でも、自分が何に疲れているのかを考えてみてください。相手のこういうところが無理だとか疲れるなと感じた部分を紙に書きだしてみてください。

そして、その中から譲れるもの・譲れないものを考えてみてください。ここで私が結婚に疲れたなと感じてから持ち直すまでにどうしたのかをお話ししますね。

結婚して2年目ぐらいに、なかなか子供ができないし夫の実家近くに住んでいたこともあり、旦那が帰ってくるタイミングで私にとってはアポなしで義母がやってきたりとストレスが多い環境でした。

結婚によって生活環境が変わったりと様々あったので、いいたいことをいうようにしたんですね。夫に伝えて解決したこともあればしなかったこともあります。でも、一番大きかったのは引っ越しです。

土地探しなどのある程度までは1人で決めて、最終決定段階で夫に一緒に来てもらい家を買うという大きな決断をしました。家を買う本当の理由は夫には話していませんが、夫の実家から離れたかったんです。

子供を産んだら、ますます干渉されるようになるんじゃないかと思ったら、安心して暮らせなかったんです。実際私のストレスが減って、口調も変わったのか引っ越ししてから夫婦関係が大きく変わった気がします。

今まで掃除さえしなかった夫が家の掃除をするようにもなりました。親の干渉がない自分たちの生活を手に入れれた気がしたんです。

その引っ越しの際も我が家でも散々やりましたが、やはり夫婦での話し合いは非常に大切なんだなと実感しました。

しっかり話し合う

「話し合いなんてしてもどうせ一緒でしょ」そんな風に諦めるのはやめましょう。お互い精神的に余裕がない時というのは、相手の気持ちや状況を聞く前に決めつけてしまうことが多いように思います。

どういうことかというと、相手が単純に気づいていないだけなのに「わざとやってくれないんだ」なんて思うことはありませんか?これ私自身がよくあるんです。

夫が単純に気が付いていないだけなのに、私に対する嫌がらせ?なんて思うことも以前はよくありました。話し合いするにもしにくい内容のことももちろんあります。

ですが、結婚に疲れたなと感じて別居や離婚が頭に浮かぶぐらいなら、話し合いましょうよ。あなたが今何を考えて、何を思っているのかを相手に伝えないことには問題の解決に何も進んでいかないんです。

あなたが思っていることを相手に伝えないまま「私たち離婚しましょう」なんていきなり言われたら、相手はパニックですよ。そうではなく、話し合うことで次のステップに進むことができるんです。

あなたが何がいやだと感じているのか、そしてそのことをどうしていきたいのかを相手に伝えることで、そのこと自体が変わるかもしれないですよね。

あなたがいやだと感じている程相手にとっては重大なことではない場合も多くあるんです。

話し合いをしてダメだったら、気分転換をしてみるようにしましょう。

旧友と遊ぶなど気分転換を!

気分転換が有効なのは「1人の時間がない」など結婚生活に疲れている原因がパートナーではなく、自分自身にある場合です。私も結婚してすぐはしょっちゅう遊びに出かけていました。

夫がいない休みの日に家にいることはなかったように思います。今まで自分が暮らしていた家ではないので、家にいてもどこか落ち着かなくてゆったりできないので、カフェやジムに出かけてストレス発散をしていました。

昼間ストレスをしっかり発散できると、夜夫と過ごす時間も穏やかに過ごすことができたんですね。

「結婚したんだから遊ぶのは控えないと」こんなことを思う必要はないんです。あなたがストレスを感じずに過ごすことは、家庭の円満にもつながります。

これは、私が感じていることなんですが、ストレスが溜まっている時というのは、なんでも否定的にそして攻撃的に考えてしまいます。

夫への口調がきつくなるなど喧嘩の元にもなるので、できるだけ気分転換をしてストレスを溜めないようにしたいものです。

どうしてもダメなら別居してみて

どうしても、気持ちが戻ってこないなら別居してみるのも一つの方法です。専業主婦だったら別個後の費用をどうするかは大きな問題ですが、もし実家が近くて仲がいいなら実家に帰ってみてください。

結婚前に過ごした環境に戻ることで、新しい発見ができるかもしれません。あなたが男性で子供もいてとなると、色々な可能性を考えないといけなくなるので別居は厳しいかもしれませんね。

というのも、日本の法律ではよっぽど女性に非がない限り、男性が親権をとることはできません。

別居=子供と会えなくなるという最悪の可能性も大いにあるのです。子供がいなければ、自由に行動できますが、子供がいるなら一度考えてみてください。

妻との別居は子供と会えなくなるリスクを冒してまでやることでしょうか?それほどまでに我慢できないことがありますか?

もしそうでなく、子供と離れたくないと考えるのであれば、子供が成人するまで我慢する必要がありますよね。

子供を育てるためと割り切るのもあり

子供を育てるための共同体だと割り切ってしまうのも一つです。あなたが女性なら子供との生活費を稼いできてくれる相手と割り切ればいいですし、あなたが男性でも自分が働いている間子供をみてくれて家事をやってくれる相手あと思ってしまえばいいんです。

そうやって役割以外の期待をしないことで、夫婦間の揉め事も減ることがとても多いんです。冷めていると言われればそれまでですが、ガチガチにもめて子供に会えなくなるよりは全然いいと思います。

子供を育てるという目標は同じです。その同じ目標に向かって歩き続けるのが終われば、あとはもう一個人として好きにすればいいと思います。別に離婚しても子供にとって親は親ですから、会いたいと思えば会いに来てくれます。

まとめ

いかがでしたか?結婚に疲れたと思ってしまったら、全てを悪い方向に考えてしまいがちです。でもそうでなく考えて欲しいこと、見つめ直して欲しいことがたくさんあります。

どうやったら楽しい結婚生活にできるのか、そして何を求めて何を諦めたらいいのかをしっかりと考えることで現状を変えられるかもしれませんよね。

何も行動しないと、今の疲れた結婚生活のままです。でもそれだと毎日が楽しくないので、もし子供がまだいないのであれば、私は我慢なんてする必要はないと思っています。実際やってみないと合う合わないはわかりません。

ぜひ色々試して、疲れた結婚生活が変わるといいですね。

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