コーヒーショットとは?コーヒーをもっと楽しめるカスタマイズ方法を紹介

知らないともったいないカスタマイズ、コーヒーショットとは?

「コーヒーショットとは?」と聞かれると、意外に答えられる人が少ない用語、しかしコーヒー好きの人にはぜひ知って欲しい用語です。

コーヒーショットを注文すると、今まで飲んでいたコーヒーとは違う新しい発見ができます。

そんなコーヒーショットの基本的情報やおすすめカスタマイズをご紹介します。

コーヒーショットとは?

コーヒー好きの人でも知らないことが多い、コーヒーショットについてご説明します。

コーヒーショットはエスプレッソ

コーヒーショットとは、エスプレッソ1杯分のことを指します。

エスプレッソマシンはエスプレッソを淹れるための専用の機械で、湯温は90度前後、フィルターホルダーに入ったコーヒー豆に9気圧の圧力をかけて抽出します。この作業をショットと呼びます。

なぜコーヒーショットという名前?

ショットは日本語で「(飲み物)1杯分」という意味があります。ただしあらゆる飲み物1杯という意味ではありません。エスプレッソ以外にもストレートのウィスキー30ml1杯分もショットと言いますが、このようにひと口で飲み干すサイズをショットと言います。

コーヒーショットは「エスプレッソショット」とも呼ばれます。一方でドリップコーヒーなどのエスプレッソ抽出ではないものは、コーヒーショットという言葉は使いません。

コーヒーショットとはカスタマイズのこと?

本来の意味は「エスプレッソ1杯分」という意味ですが、コーヒーショットと聞くと、コーヒーを濃くする「カスタマイズ」のひとつとしてイメージする人も多いです。これは間違いではなく、近頃では日本だけではなく国を問わず、カスタマイズ方法としても「コーヒーショット」という用語が使われます。

またはカスタマイズという意味で、注文時に「エキストラショット」と伝えることもあります。

なぜコーヒーショットグラスが必要?

コーヒーショットを作る時は、専用のグラス・コーヒーショットグラスを使います。

コーヒーショットグラスとは?

厚みがありますので、素手で持っても火傷をしません。

エスプレッソは通常規定量が30ml=1オンスです。コーヒーショットグラスは1。5~20オンスまでのサイズがあります。

なぜコーヒーショットグラスを使う

エスプレッソマシンで作ったエスプレッソをそのままコーヒーカップに注ぐのではなく、一時的にコーヒーショットグラスに移しておきます。

1杯30mlを正確に測る

毎日同じエスプレッソマシンを使っても日によっては、抽出量が違ってくることもあります。

出来栄えをチェックできる

エスプレッソはクレマ・ボディ・ハートの3層がありますが、それぞれくっきりと分かれているのがおいしいエスプレッソの印です。

コーヒーショットグラスは透明なので、層がきれいに分かれているかチェックできます。

このようにバリスタのチェック用に使うもので、通常は飲む時に使うものではありません。ただしコーヒーショップの中には、演出のひとつとして専用のコーヒーショットグラスでエスプレッソを提供することもあります。

コーヒーショットの注文の仕方とは?

基本的にコーヒーショットは、自宅ではなく、カフェなどの店舗で注文する時に使う用語です。コーヒーショットの注文方法をご紹介します。

追加メニューの意味で使われる

コーヒーのショットはエスプレッソ1杯という意味ですが、日本では追加メニューのひとつとして言われることが一般的です。

単に「ショット」または「エキストラショット」とも言われます。

追加メニューのエキストラショットとは?

なぜコーヒーショットを入れるのかというとエスプレッソ、またはドリップコーヒーの量を多くして、味を濃くするためです。

大手コーヒーチェーンではアレンジコーヒーも多く、中には生クリームやチョコレートソースをたっぷりと使うメニューもあります。コーヒーの苦味が好きな人はそのままでは物足りなく感じるかもしれません。そこでコーヒーショットも合わせて注文すると、コーヒーの風味も強いアレンジコーヒーが飲めます。

サイズが大きくなるとショットも増える?

通常コーヒーショットは30mlですが、ラージサイズのドリンクを注文する場合、そのサイズに準じてコーヒーショットの量が違います。

例えばスターバックスコーヒーでは、次のようにコーヒーショットの量が変わります。

  • ショート・トール コーヒーショットシングル(1杯)
  • グランデ コーヒーショットダブル(2杯)
  • ベンティ コーヒーショットトリプル(3杯)

カスタマイズをしてみよう

一般的にはエスプレッソにコーヒーショットを追加注文することが多いのですが、ここではその他のコーヒーに入れるカスタマイズをご紹介します。

アイスコーヒーにおすすめ

 

アイスコーヒーは氷が入っているので、氷が溶けた時コーヒーの味が少なくなってしまいます。ゆっくり時間をかけてアイスコーヒーを飲みたい時は、コーヒーショットを追加するのをおすすめします。

減らせる店も

苦味が少ない方がいい、体調的にカフェイン量減らしたいなどの理由でライトなコーヒーが飲みたい人もいます。そのような時は「コーヒーショット少なめで」「リストレットで」と注文できる店があります。どちらも同じ意味です。

コーヒーショットを減らすと、カフェイン量が少ない、いわゆる薄めのコーヒーになります。

エスプレッソ作りの専門用語で「リストレット」と言う言葉があり、これは「3/4の豆で抽出したエスプレッソ」という意味です。

レギュラーに入れるコーヒーショットとは?

これらのコーヒーはイタリアではなく、アメリカで誕生したものです。ハードワーカーの「もっとカフェイン多いコーヒーが欲しい」という要望で生まれました。

  • レッドアイ ドリップコーヒーにコーヒーショット1杯
  • ブラックアイ ドリップコーヒーにコーヒーショット2杯
  • デッドアイ ドリップコーヒーにコーヒーショット3杯

日本の大手コーヒーチェーンでもレギュラーコーヒーにコーヒーショットを入れられます。例えばスターバックスコーヒーでは、エスプレッソやレギュラーコーヒーだけでなく、すべてのドリンクにショットを入れられます。

コーヒーの楽しみが広がる

「コーヒーショットとは?」という疑問についてご紹介しました。こうして詳しく知ると、普段飲むコーヒーにコーヒーショットを追加注文してみたくなります。

「甘いから」と今まで敬遠していたアレンジコーヒーも、きっとおいしく飲めます。色々なコーヒーショットのカスタマイズを試してみましょう。

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