抱っこひも、どんなものを選べばいい?

抱っこ紐は育児のほぼ必需品といっていいものでしょう。

抱っこ紐を使うと両手が自由になり、腕にかかる負担を分散してくれます。長時間の抱っこや家事などをしながらのおんぶもできます。

いつから使い始めるか、どんな時に使うか、それぞれの家庭で違いはあると思います。

価格も5000円前後~数万円と、あまり安いものではないのでよく考えて買わなければなりません。

抱っこひもの種類

横抱き用抱っこひも

新生児から6か月ごろまで使えます。

首すわり前の赤ちゃんの体を無理なく移動させることができ、赤ちゃんの様子を見ながら、起きているときにはコミュニケーションをとったりもできます。

使用期間が短いことと両手で押さえながら使用しなければならないのがデメリットです。

スリング

新生児から2歳、3歳ごろまで使え、授乳ケープの代わりに使ったり、チェアベルトに使ったりしている人もいるのだそうです。

多機能でコンパクトですが、新生児への使用が難しく、高月齢児には安定性に少し欠けます。

縦抱き用抱っこ紐

縦抱っこ専用の物は少なくなりましたが存在はします。

装着が簡単なものが多いのですが、月齢が高くなってくると肩への負担がかなり大きくなります。

腰で支える「ちょっと抱き」専用の物もあります。こちらは歩き始めの赤ちゃん向けです。

多機能型

圧倒的多数のお母さんが使っているのが。値段は高いけれどその分安定感があり、専用パッドなどを使えば新生児からの使用も可能。

装着が難しいのですが、抱っこからおんぶへ、赤ちゃんを乗せたまま切り替えができるものもあります。

肩と腰、両方で支えるため、負担が分散され、肩こりや腰痛になりにくいのも人気の理由です。

海外ブランドの物が人気ですが、小柄な日本人には大きすぎる、ということもあります。

抱っこひもの買い方、選び方

一番最初に使うと思われるのが1か月検診です。首がまだ座っていないので横抱きになることが多いです。

付添いの人がいる場合には必要ないかもしれません。

店で試着してみるのがベストですが、出産前に準備を、と思っても、お腹が大きくなっている状態では合っているのかどうかも分かりません。

それでも実際に目で見て確かめることができる、商品によっては保証が付いていることもある、など、メリットは大きいです。

妊娠中や赤ちゃんが小さいうちは通販が便利ですが、何種類も同時に試すことができないし、有名ブランドの偽物を買わされてしまうこともあるそうです。

安いからといって簡単に手を出したりせず、正規品を扱う公式や代理店のホームページから購入しましょう。

大切な赤ちゃんの命を乗せるものです。国内メーカーでも日本人の体に合った使いやすい抱っこ紐を販売しているところもあります。

ライフスタイルや赤ちゃんの個性、季節、月齢で抱っこひもの選び方は変わってきます。

保育園への送迎があるときは自転車や混雑する電車、バスに乗ることもあるかもしれません。

上の子と下の子で必要な抱っこ紐が変わることもあります。数本買い直したお母さんもいます。

抱っこひもの使い方

抱っこ紐があると動作が便利になります。

日本のように公共交通機関が混雑し、なおかつ子連れに配慮してくれる人が少ない社会で移動するには、近年ベビーカーより抱っこ紐の方が支持されつつあります。

抱っこ紐の購入後は説明書をよく読み、外出の前に練習して、説明書はすぐ手にとれるように保管しましょう。

使用中は無理な動作や体制は絶対にしてはいけません。

ヒール靴を履いたり、しゃがんだりは危険です。しゃがむときは赤ちゃんを片手で押さえながら体だけはまっすぐな状態のまま膝だけ曲げるように心がけて下さい。

抱っこ紐の耐久年数

メーカーの保証が約1年、店舗での保証が約1年、他、メーカーの側で公開しているものが、使用頻度や洗濯の回数にもよりますが3年とのことです。

実際に使用していても、数年使っているとバックルの破損など致命的な故障はなくとも、ベルトのクッションが痩せてきたり、生地が破けてきたりなどしているようです。

なので長年の使用や、きょうだい、いとこ、友人何代にもわたって使用するのは危険と思われます。貸し借りや授受、中古品の購入の際にはトラブルのないようにお気を付け下さい。

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