[育児体験談]長崎県 38歳女性 ノゾミさん
妊娠して急に発症したしたぎっくり腰
私はもともと趣味でクラシックバレエをしていたのですが、練習中に少し痛めた経験があり、治療を受けて完治していました。
その後結婚して、そのまま日中はのんびり専業主婦生活を過ごしていました。「赤ちゃん欲しいなぁ」と思っていたのですが、なかなかできずに悩んでいました。
しかし、結婚して半年後の6月頃に妊娠がわかり、とても嬉しくてたまらなくてウキウキしていましたが、現実はそうではなくて、つわりに悩まされました。
白ご飯は大丈夫なのですが、うどんやそうめんといった「白い食べ物」がダメになって好きな豆腐も食べると吐くようになりました。
最大の悩みが出たのが、妊娠4か月目でした。それは、ぎっくり腰というつわりよりも厄介なものでした。
本屋さんで興味のある本が平積みされていたので取ろうとした瞬間に、「ギクッ」という痛みが腰に広がって、そのまま本を取ろうとした状態で固まってしまいました。
ちょど、スーパーの中の本屋さんでカートを使用していたので、カートになんとかつかまって、車まで移動して帰宅することができました。
帰宅後は全く動けない状態になってしまったので、翌日産婦人科の定期検診でしたので、対応を聞きました。
ぎっくり腰や腰痛はホルモンバランスの切り替えで起こりやすい
病院もよろよろと主人に支えられて診察に来た私を気遣ってくれて、車いすを用意してくれました。
毎回、体重チェックをするのですが、看護師さん2人に支えられて、痛みで泣きそうになりながら、体重計に乗りました。
体重は増えていなかったので、なぜぎっくり腰になったのかとても心配になりました。
主治医にぎっくり腰についてお聞きしたところ、ホルモンバランスが妊娠を維持するようにホルモンの分泌物が切り替わる為に、腰痛を起こす人やぎっくり腰を起こす人はいるという説明でした。
ホルモンの分泌が安定すれば、腰痛やぎっくり腰は治ると言われました。
当面の間は、安静にして痛みが取れるまで動かないことと言われ、湿布も妊娠中の体に影響の出ない成分が入っているものを処方されました。
実家に戻っての養生と落ち着くまでの経過
とにかく安静ということだったので、実家からその当時はかなり離れていたので、実家の父に迎えに来てもらって、動けるようになるまで実家で養生することにしました。
実家の行きつけの整形外科で診察を受けたのですが、産婦人科の先生と同じ意見で、ホルモンの分泌が安定するまで続くとの説明でした。
ぎっくり腰や腰痛なら腰痛ベルトも使えるのですが、妊娠中ということで使用禁止と言われ、手元にある腰痛ベルトなしで、養生するしかありませんでした。
その後、1週間過ぎて治ったので自宅に帰りましたが、なんらかの拍子で腰がすごく痛くなって、診察を受けると「腰痛ですね。妊娠期間中によく出ますよ」と言われて、いつまで続くんだろうと辛かったです。
しかし、妊娠6か月になってから、ぴたっと腰痛がおさまり、ぎっくり腰もでなくなり、臨月で結構お腹がぽっこりとなったのに、腰痛に悩まされることはありませんでした。
出産後、ホルモンバランスがもとに戻るから、腰痛がまた出るのか心配しましたが、授乳の関係もあって、それは心配しなくていいということでしたので、バタバタ忙しい育児ライフは始まりましたが、腰痛は出ることはなくなりました。