ピアノ初心者におススメの楽譜
「ピアノを始めたから、楽譜を買いに行こう!」
ピアノの初心者向けの楽譜は楽譜売り場に行けばたくさん売っていて、見ているだけでも楽しいですよね。
ズラリと並んだ楽譜を見るとワクワクするけれど、種類が多すぎてどんな楽譜を選ぶか分からなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。
まだピアノを始めたばかりだと、楽譜選びには失敗したくないですよね。
そこで今回は、初心者におススメの楽譜とその選び方を紹介します。
目次
楽譜を選ぶのに悩む理由
ピアノの楽譜を買う時、どの楽譜を買えばいいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか。
特に、ピアノを始めたばかりだとどの楽譜を選べばいいのか分からなくなってしまいますよね。
ピアノの初心者が楽譜を選ぶときにぶつかる悩みを紹介します。
楽譜の種類が多すぎる
「初心者向けの楽譜を買いに来たけど、初心者向けの楽譜がたくさんありすぎる」
初心者に向けられた楽譜は様々な種類があります。
クラシックをはじめ、ポピュラーピアノにジャズピアノなど、ジャンルも様々です。
初心者向けのピアノの楽譜を買いに行ったものの、種類が多すぎてどれを買えばいいか悩んだことがある人は多いのではないでしょうか。
同じ曲の楽譜でも複数の出版社から発売されている
「好きな映画音楽のピアノが弾きたい」
そう思って楽譜売り場に行ってみたら希望の曲が収録されている楽譜が色んな出版社から発売されていた。
しかも、どの楽譜も少しずつ書いてある音符が違っている。
そんな経験はありませんか?
ピアノの楽譜を読みなれている人は楽譜を読めばなんとなくどのように弾くかが分かるので、自分の好きな楽譜を選ぶことが出来ます。
けれど、楽譜を読みなれていないピアノ初心者は、どの出版社のものを選べばいいか分からなくなることがあります。
弾かない曲が入っている
楽譜を買うとなると、それなりに金額がかかります。
弾きたい曲が1冊の楽譜の中に1曲しか入っていなくて、それ以外の楽譜は特に弾く予定が無い。
そんな時も、楽譜を買うべきかどうか悩んでしまいます。
弾きたい曲が1曲しか入っていないのに、1冊の楽譜を買うというのはどうしても躊躇してしまいますよね。
ピアノを始めてはみたけれど続くかどうか分からないというときは、弾かない曲ばかりの楽譜の購入は迷いの種になります。
楽譜を選ぶポイント
「ピアノの楽譜の選び方が分からない…」
これは、楽譜が豊富に出版されているからこそ生まれる悩みではないでしょうか。
楽譜の選び方は、ピアノの経験によって選び方が変わってきます。
ここではピアノの初心者が楽譜を選ぶときのポイントを紹介します。
解説が入っている
初心者がピアノの楽譜を選ぶときは、解説が入っている楽譜を選びましょう。
ピアノを始めたばかりの時は、練習をしているときに記号や音符の読み方が分からなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。
そんなときに解説が入っている楽譜を使えば、すぐに分からないことを調べることが出来ます。
初心者向けの楽譜には分かりやすい解説が入った楽譜がたくさん発売されています。
スムーズにピアノを弾くためにも、はじめは解説入りの楽譜を選んでみてはいかがでしょうか。
見やすい楽譜
「楽譜がすごく見にくい…」
これは、ピアノを弾くときにかなりのストレスになります。
ピアノを弾きなれていると見にくくても我慢して弾くことが出来ますが、それでもストレスがあります。
ピアノの初心者の人が見にくい楽譜を使うことは、ピアノを弾くことが嫌いになりかねません。
見やすい楽譜は好みによってそれぞれ異なります。
- 余白がしっかりとある楽譜
- 五線譜や音符が大きい
というものが、初心者にとって読みやすい楽譜になります。
初心者向けに編集されたもの
「せっかく弾くなら難し楽譜を使いたい」
そう思うかもしれませんが、ピアノの初心者が上級者向けの楽譜を使ってしまうと多くの時間を難しい曲の練習に費やすことになります。
それよりも、初心者向けの簡単な楽譜で練習を積むほうがピアノの上達は早くなります。
簡単な楽譜を弾くことに慣れていけば、自然とステップアップして難しい曲を弾くことができるようになります。
そのためにも、最初は初心者向けに編集された楽譜を使いましょう。
難易度の高いクラシック曲でも初心者向けに編集された楽譜はたくさんあります。
好きな曲が難しいときは、初心者向けに編集された楽譜を探してみてはいかがでしょうか。
演奏CDが付いているもの
「楽譜通り弾いているけど、本当にこれで合っているのかな……?」
ピアノを弾いていると、自分の演奏が合っているのか間違っているのか分からなくなることがあります。
この疑問はピアノを弾きなれている人でもぶつかることがあります。
ピアノの初心者であれば、自分の演奏が合っているかどうか分からなくなることも多いのではないでしょうか。
そんな時に演奏CDが付いている楽譜を使えば、正しい演奏を知ることが出来るので便利です。
ピアノを弾いていて不安な個所は、CDで音を確認しながら練習していくと間違いを減らすことが出来ますよ。
ピアノ初心者におススメの楽譜の種類
楽譜売り場に行けば、テキストのような楽譜もあれば楽曲ばかりを収録した楽譜など色んな種類の楽譜がありますよね。
ピアノの初心者はどのような楽譜を選べばいいのでしょうか。
ピアノ教本
教本とは、ピアノを弾く技術を向上させるための楽譜です。
指の運動を目的とした楽譜がほとんどなので、弾いていて退屈なものが多いです。
「つまらない練習はしたくない」
そう思うかもしれませんが、ピアノ教本にしっかり取り組むと上達が早まります。
そのため、ピアノの初心者は1冊だけでいいのでピアノ教本を選んでみてはいかがでしょうか。
ピアノ練習曲集
ピアノ練習曲集とは、ピアノ曲をより上手に弾けるようになるために作られた曲が集められたもので
練習用ではありますが、曲なので教本に比べたら退屈ではありません。
そのかわり、曲を弾くための技術がたくさん入っているので弾きにくい曲が多いのが特徴です。
必須ではありませんが、ピアノ初心者には練習曲集をおススメします。
練習曲は退屈ですが、有名なショパンのエチュードは実は練習を目的に書かれた練習曲集なのです。
そう思えば、練習曲に取り組むのも少し楽しみになってきませんか?
ピアノ曲集
ピアノ初心者は必ずピアノ曲集を使用してください。
「曲を弾くよりも、基礎練習のほうが大切なんじゃ?」
そう思うかもせれませんが、ピアノ教本も練習曲集もすべてはピアノ曲をより上手に弾くために作られたものです。
クラシックピアノやポピュラーピアノでも初心者用に編集された曲集はたくさんあります。
自分の好きな曲で、初心者用に編集された曲集を見つけて取り組んでいきましょう。
好きな曲を弾いていくと、ピアノを弾くことにも楽譜を読むことにも慣れていきます。
たくさんピアノを弾いていきましょう。
メロディ譜
メロディ譜とはクラシックピアノの楽譜とは全く違う楽譜になります。
メロディ譜にはメロディだけの五線譜の上に、コードが書かれたものになります。
メロディ譜はメジャーコードとマイナーコードさえ覚えてしまえばピアノ初心者でも弾けます。
自分なりにアレンジもできるので、クラシックピアノよりも弾きやすいかもしれません。
ピアノの初心者で、ポピュラーピアノが弾きたい人は思い切ってメロディ譜でピアノの練習をするのもおススメです。
ピアノ初心者におススメのクラシック曲
ポピュラーピアノや映画音楽のピアノもいいけれど、せっかくピアノを弾くならクラシックのピアノ曲も弾いてみたいですよね。
「初心者でもクラシックのピアノ曲が弾けるの?」
そう思うかもしれませんが、初心者向けのピアノ曲はたくさんあります。
そこでピアノ初心者でも弾けるクラシック曲をご紹介します。
ショパン プレリュード7番イ長調
某、胃腸薬のCMで有名なピアノ曲です。
ショパンが作曲しただけあって、とても美しい曲です。
表現することが難しい曲ではありますが、ページ数が短くてほとんど4分音符で構成されているので弾きやすいです。
初心者でもショパンが弾けると思うと、嬉しくなりませんか?
弾きやすい曲なので、弾けるようになったらどのように表現していくかを考えてみるのも楽しいです。
スコット・ジョプリン ジ・エンターテイナー
踊りだしたくなるような、とてもかわいらしい曲です。
冒頭のメロディがとても有名で、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
近代に近い作曲家の曲なので、どこかオシャレな雰囲気があります。
大人が弾いても子供が弾いてもピッタリな曲で、発表会にも向いています。
楽しく弾けて簡単な曲なので、初心者におススメです。
ベートーベン ピアノソナタ「月光」1楽章
有名なベートーヴェンの3大ピアノソナタの一つです。
この曲は表現力が求められるので、初心者向けとするのは賛否両論があるかもしれません。
けれど、月光の1楽章が譜面通りに弾くだけなら初心者でも十分可能です。
弾くことが簡単な分、表現力が求められる曲でもあります。
けれど、ベートーヴェンのピアノソナタが弾けるというだけでも初心者には自信になります。
表現力をつけたり、ピアノの技術を上げるためには様々な曲を弾くことが大切です。
たまには、名曲も弾いてみるのも素敵だと思いませんか?
ピアノ初心者は自分に合った楽譜を
いかがでしたか?
ピアノの初心者向けの楽譜は大量に出版されています。
特に、教本・練習曲・曲集の楽譜にバランスよく取り組むと、ピアノの技術は上達しやすくなります。
ポップスなどの流行曲を弾きたいときは、思い切ってメロディ譜を使ってみるのもアリです。
そのためには、自分に合った楽譜を見つけることが大切です。
読みやすい楽譜が好きだったり、好きな曲が入っているものが好きだったり、自分に合った楽譜は人それぞれです。
必ず初心者向けの楽譜を選んで、ピアノを上達させていきましょう。