ピアノ初心者だけど、独学でもピアノは弾けるの?
そう質問すると、無理だという回答が多いのではないでしょうか。
けれど、ピアノは初心者でも独学で弾けるようになります。
そこで今回はピアノの初心者が独学でピアノを弾く方法を紹介します。
目次
なぜ、独学でピアノは弾けないと思うのか
ギターやドラムなど、軽音楽に使われる楽器は独学で弾けるようになった人はたくさんいます。
定期的にライブ活動をして、運よくプロデビューする人もいますよね。
なのに、どうしてピアノは独学では無理だとか独学が難しと思われるのでしょうか。
ここでは、独学でピアノを練習することが難しいと思われてしまう理由を紹介します。
ピアノは習うもの
ピアノは子供のお稽古事として人気があります。
新聞の折り込みチラシなどにも、ピアノ教室のチラシが入っています。
日常生活を送る中で、ピアノは教室に通って習うものだという言葉をよく目にします。
ピアノは押せば決まった音が出る楽器なので、習わなくてもピアノは弾くことが出来るのです。
ピアノを習えば先生に弾き方を教えてもらえますが、それがピアノが独学で弾くことが出来ない理由にはなりません。
ピアノは習うものという情報が入ってくることが多いために、ピアノは習わないと弾けないという思い込みが生まれているのではないでしょうか。
楽譜を読めるか不安
難しいピアノの楽譜は音符がゴチャゴチャしていて読みにくいです。
そんな楽譜を最初に見てしまうと、ピアノ独学でも弾けるか不安になりますよね。
楽譜売り場に行けば、ピアノの弾き方の解説がはいった見やすくて簡単な楽譜はたくさんあります。
義務教育で習った音楽の知識さえあれば、ピアノの楽譜は簡単に読むことが出来ます。
難しい楽譜は中級以上のクラシックピアノの楽譜です。
初心者用の楽譜を使えば、楽譜への不安はほとんどありません。
ピアノを弾くことが難しそう
ピアノは両手で違う動きをしなくてはいけません。
しかも、速弾きをしたり複雑な和音を演奏している人を見ると弾くことが難しそうですよね。
難しい曲を弾ける人は最初から難しい曲をひいていたわけではありません。
最初は片手だけの簡単な曲を弾きながら、簡単な曲を両手で弾く訓練を繰り返して少しずつ難しい曲が弾けるようになっているのです。
ピアノは押さえれば正しい音が出る演奏しやすい楽器です。
きちんと練習すれば誰でも弾くことができます。
初心者が独学でピアノを弾くときに必要なもの
ピアノを弾こうと決めたら、弾くために必要なものをそろえなければなりません。
初心者が独学でピアノを始める時、最低限は持っていたほうがいいものを紹介します。
ピアノ
ピアノを弾くので、ピアノが必要になります。
ピアノを選ぶときは、必ず自分のライフスタイルに合ったピアノを選びましょう。
アコースティックピアノは弦を直接ハンマーで叩く音が魅力的です。
防音対策はしっかりと行いましょう。
電子ピアノは音のボリュームを調節ができて持ち運びにも便利です。
練習ができる時間や周囲の環境に配慮して、自分のライフスタイルにあったピアノを選びましょう。
メトロノーム
メトロノームとはテンポの速さを調べることができるものです。
ピアノを弾くために必要かどうか迷うかもしれません。
リズムを正確にとることは、初心者は特に意識してください。
独学だとテンポを教えてくれる人がいないので、必ず手に入れましょう。
電子ピアノにはメトロノーム機能がついているものもあるので、楽器屋の店員さんに相談することをおススメします。
楽譜
ピアノを弾くために、楽譜を手に入れましょう。
初心者で独学でピアノを弾くときは、ピアノの弾き方の解説がのっている楽譜を選びましょう。
独学でピアノを弾くときは教えてくれる人がいないので、弾き方や解説は本を利用しましょう。
初心者向けに編集された楽譜は独学でも弾きやすいものが多いので、まずは簡単な楽譜を選んでください。
上級者向けの楽譜は、複雑で難しいものばかりなので選ばないでください。
「初心者向けのピアノ曲はいい曲がないのでは?」
そう思うかもしれませんが、初心者向けの曲には素敵な曲がたくさんあります。
安心して、初心者向けの楽譜を選んでください。
初心者が独学でピアノを弾く方法
ピアノは習うものというイメージがあるかもしれません。
けれど、ピアノを習っている人もレッスンの時間以外は自分ひとりで練習をしなければなりません。
ピアノをたくさん練習するというのは、教室で習っている人も独学で習っている人も変わりません。
ここでは独学でピアノ初心者がピアノを弾けるようになる練習方法を紹介します。
片手ずつ完璧に弾けるようにする
ピアノを練習するときは、片手ずつ完璧に弾けるようになりましょう。
ピアノを弾きなれている人は楽譜を見ながら両手で弾くことが出来ますが、そんな人たちもピアノを始めたばかりの頃は片手ずつ練習しています。
楽譜を見なくても弾けるくらい右手と左手を完璧に弾けるように練習すると、両手で曲を弾きやすくなります。
片手ずつ練習を繰り返すことはかっこ悪いと思うかもしれません。
けれど、片手ずつ完璧に弾けるようになるくらい練習したほうが曲の完成度が高まります。
ゆっくりあせらず、片手ずつ弾けるようになりましょう。
両手でゆっくり弾く
片手ずつ完璧に弾けるようになったら、今度は両手で弾きましょう。
両手で弾き始めると、途中でつっかえたりして挫折したくなるかもしれません。
けれど、決してそこで諦めないでください。
ピアノは何回も練習することで弾けるようになります。
間違えやすいところは何度も練習をしましょう。
間違えてばかりのところがスラスラと弾けるようになったときの達成感は格別です。
ゆっくり丁寧に、両手で練習をしましょう。
曲を表現する。
両手で弾けるようになったら、曲を表現してみましょう。
曲を表現するためには、強弱記号を意識したり、音符をつなげて弾くスラーなどを意識することが大切です。
弱く弾いたり、流れるように音をつなげて弾くことは初めはかなり難しいです。
けれど、ただ弾いているだけの単調なピアノは聴いていてつまらないと思いませんか?
演奏会などでは、強弱がしっかりしていたり旋律が流れるようにピアノが弾かれています。
せっかくピアノを弾くなら、演奏家のように人を魅了する演奏をしたいですよね。
表現を意識することは初心者でも出来ることです。
両手でピアノが弾けるようになったら、今度は曲を表現してみましょう。
初心者向け・ピアノ独学におススメの楽譜
ピアノ教室に通っていると、先生がレベルに合った楽譜を選んでくれますが、独学では自分で選ばなければなりません。
ピアノが上達するためには、どのような楽譜を選べばいいのでしょうか。
ここでは、独学でピアノを弾くときにおススメの楽譜を紹介します。
楽譜を選ぶとき、参考にしてくださいね。
初心者向けに編集された楽譜
初心者から独学でピアノを弾くときは、初心者向けに編集された楽譜を使いましょう。
なぜなら、初心者向けに編集された楽譜は弾きやすい楽譜だからです。
いきなり上級者むけの楽譜を使ってはいけないの?と思うかもしれません。
上級者向けの楽譜は複雑なものが多く、ピアノを弾きなれている人でも簡単に弾くことは難しいです。
独学では自分で曲を弾き続けなければならないため、弾きやすい曲を選んだほうが続けやすいです。
まず最初は初心者向けに編集された楽譜を使いましょう。
解説がのっている楽譜
独学でピアノを弾くときは、解説がのっている楽譜を使うことをおススメします。
解説がのっている楽譜の方が、わからないことが出てきたときに解決しやすいからです。
中には曲の弾き方についても解説をしてくれているものもあるので、難しい個所を弾くときどうすればいいかが分かりやすいです。
解説が入っている分、収録されている曲は少なくなるかもしれません。
その代わり、ピアノを独学で弾くときは教えてくれる人がいないため解説が入っている楽譜はとても便利です。
初心者向けの教本
教本とは、ピアノを弾くためのテクニックばかりを集めたドリルのような楽譜です。
教本にしっかりと取り組むと、技術が向上するため独学でピアノを弾くときはあった方がいい楽譜です。
ただ、ピアノ教本はとても退屈です。
ピアノ教室に通っていても、教本を練習しない生徒はたくさんいます。
独学で教本に取り組むためには、続ける意思が必要です。
けれど、しっかりと取り組んだ分だけピアノを弾く技術は向上していきます。
初心者のうちは初心者向けの教本に取り組んで、ピアノを弾く技術を向上させましょう。
習曲集
練習曲集は、ピアノを弾くためのテクニックを向上させるための曲集です。
教本は単調なものですが、練習曲集はきちんと曲になっています。
練習曲も一緒に弾くと曲中で和音やスケールなどの技術を弾く練習になります。
初心者のうちに練習曲集に取り組むと、数年後には難しい曲を弾きやすくなりますよ。
ピアノを独学で弾くと自由に何でも弾くことが出来るので、練習曲を弾く人は少ないです。
ピアノの練習曲に取り組んで、他の人と差をつけてみませんか?
曲集
曲集はピアノ曲を多数収録したものです。
初心者向けから上級者向けまで、様々なものがあります。
独学でピアノを弾くときは、必ず曲集を買いましょう。
初心者は初心者向けの曲集を選んでください。
ピアノ教室に通うと、先生から曲集を指定されます。
せっかく独学で弾くので、自分が弾きたい曲が入っている曲集を選びましょう。
自分の好きな曲を弾くほうが、楽しくピアノを続けることが出来ますよ。
初心者から独学でピアノを始めよう
いかがでしたか?
初心者でも独学でピアノを弾くことは可能です。
先生が選んだ曲を弾く必要がないので、自由で楽しく続けることができます。
ピアノが上手くなるためには、たくさん弾くことが大切です。
初心者が独学でピアノを弾けないというイメージをとって、今からピアノを始めましょう。