カラオケで上手に歌うコツ。上手に聴こえる歌い方・喉の開き方

カラオケ好きな方もそうでない方も、今以上に歌が上手くなりたいと思った事がありませんか?

小さい頃学校の先生に言われた、「口を大きく開けて~喉を開いて」言葉通りにやってみても、口や顎に力が入ってしまい上手くできない方も多いのでは無いでしょうか。

そんな方にも分かりやすく簡単に、カラオケで上手に唄っているように聴こえるコツや、喉を開く方法を紹介していきたいと思います。

喉を開く方法~発声

ものまねをする

喉を開いている発声といえば、分かりやすいもので言うと、オーケストラや宝塚がイメージしやすいと思います。

数年前によく耳にした、千の風になってなどで練習してみると、テンポもゆっくりなのでオススメです。キーも低い音から高い音の音域なので、男女共に使えるでしょう。

ものまねをしているつもりでも、自分の声は内耳と外耳から聞いているので、自分が思うような声がでていないことがあります。スマートフォンをお使いの方は簡単に録音できるので、使用をおすすめします。

アーティストの歌をながしながら、声が重なってシンクロしてくれば上出来です。

鏡でのどの奥を見てみる

声を出さなくても、喉が開いているかどうかを確認することができます。正しく喉を開けている場合は、口を大きく開けた時に、口蓋垂が上に持ち上がり、喉の奥が広がっていきます。

舌の奥が持ち上がって、広がっていく様子が見えない場合はNGだと判断してください。上手くできない時は、歯ブラシを使って、少し舌を下げるように上から押してみると、分かりやすいですよ。

また、「あ」の口の形だけでなく「い」や「え」の発音の時が要注意です。日本人の発音は縦と横の発音があり、喉が締まりやすい発音が「い」や「え」なのです。

「あ」の口のまま、舌を歯ブラシで押しながら喉が開いていくのを確認できたら、そのままの状態で「い」や「え」の発音も練習してください。

最初は少し変な声になりますが、慣れてきたら自然な音がでるけれど喉は開いているという状態で、丁度いいあたりが分かってくるでしょう。

母音として出てくる時に忘れやすいので、練習する時は同じように意識してみてください。

上手に聴こえる歌い方

自分の歌を他人に上手だと思ってもらう為には、基礎であるリズムや音程も大事ですが、それだけでは歌は上手には聴こえません。

ポイントをまとめてみましたので、下記を参考にしてみてください。

声の大きさを変える

声の大きさを変えずに歌い続けてしまうと、少々退屈な歌になることもあります。

どこで声の強弱をつけて良いのか分からない場合は、アーティストの歌い方や友人の歌などを聴きながら、どのあたりで強弱がついているのか研究して真似してみましょう。

よくやってしまいがちなのが、サビにきた瞬間に声が大きくなってしまうパターンです。聴いている人を心地よくさせるのではなく、ビックリさせてしまうでしょう。

クレッシェンドのイメージで、だんだん声を大きくしていった後に、サビでもっと大きい声で入るようにすると自然に聴くことができると思います。かっこいい歌い方になるので、ぜひトライしてみましょう。

出だしをしっかり歌う

原曲をしっかり覚えたつもりでも、いざ歌ってみようとすると、歌いだしか分からないという事がありますよね。

全体的にメロディを覚えたら、きっちり歌いだせるように楽器の音も含めて覚えておくと良いでしょう。出だしを合わせられると、聴いている人も安心して聴くことができます。

何か一つ合図にできるタイミングの音を探して覚えておくと良いでしょう。難易度の高い曲ではそういった音がなく、ボーカルが入る曲もあります。自分が分かりやすいと思える曲を選ぶことも大切です。

後半まで声がかすれないようする

のばさなきゃいけないフレーズなのに、息が続かずに声がかすれてしまう方、多いのではないでしょうか。

まずは、自分の息がどこまでしか続かないのか、カラオケで表示される画面の歌詞ごとに、アカペラで歌ってみましょう。

全然息が続かないという場合は、息を吐きすぎている可能性があります。慣れてきたら、息のコントロールができるようになるので、同じフレーズで繰り返し練習してみましょう。

自分の声がかすれてしまいそうな時に上手くカバーできるようになるので、ここは大事なポイントです。

母音を強調する

少々難易度が高くなりますが、上手な人の歌を聴いてみると、ところどころで母音のほうが前に出てくるような歌い方をしています。ロングトーンなど、声をのばす時が分かりやすいでしょう。

毎回母音を意識してしまうと、しつこく聴こえるので、こちらもやはり母音に意識をおきながら、アーティストを参考にしてみてください。

カラオケの点数

今テレビで話題になっている、カラオケの点数。一度はチャレンジしたくなりますよね。

では、最後に点数アップについても解説していきたいと思います。

機種での違い

色んな採点にチャレンジした事のある方は、DAMとジョイサウンドの点数の違いに気づくでしょう。

DAMのほうが基本、点数の付け方は厳しめでありジョイサウンドのほうが甘めになっています。更に基本的なことですが、シンプル採点は高得点が出やすく精密採点は厳しめの点数が出ます。

またDAMの採点ではコメントも載せてくれるので、参考にしてみましょう。評価は良い得点が出た時でもアドバイスになる言葉だったり、点数がいまいちでも褒めてくれたりして楽しめますよ。

DAMで点数アップ

音程が中々合わないけれど、人前で歌うときに点数を高くとりたい。そんな状況も時にはありますよね。

DAMの精密採点では、点数の画面のあとに詳細が出てきます。ビブラートだったり、ロングトーンだったり、音程の%表示があります。その中に表現力という項目での点数があります。

実はこの表現力、その曲を歌っているアーティスト本人の歌い方から、遠ざかれば遠ざかる程に点数はアップします。

【※今のところの私の研究データです。あくまで参考までにして下さい。】

しかし表現力の点数をアップさせようとして、本人の歌い方から大きくずれてしまうと音程の%表示は下がってしまいます。音程の数字をあげていきたい場合はご注意ください。

90点以上出す方法

90点以上出すには、なかなかの音感が必要になってきます。どんなに頑張っても、点数が80点台の方もいらっしゃるでしょう。

90点以上出すためには、音程も87%から上の数字で合わせていく必要があります。グラフの動きも覚えられるので、同じ曲で繰り返し練習するほうが早く上達できると思います。

テレビでもやっている、ビブラートなどのテクニックの加点も多くとれると更に確率がアップしていきます。

そんなの出来ないよと思っている方、グラフを見ながら合わせていく練習をしていったり、上手に聴こえる歌い方で紹介した内容にもチャレンジしてみてください。

その中にも点数アップに繋がるものが書いてあります。

まとめ

今回は発声やテクニック、喉の開け方、採点アップについてご紹介してみましたが、読み終えたらカラオケに行って試してみたくなった。そう思ってもらえれば嬉しく思います。

私は歌の良いところは答えがないところだと思っています。もちろん楽譜には正解が書いてありますが、それを譜面通りに歌い上げるばかりが上手に聴こえるというわけではありません。

皆さん、自分の声は自分だけが持っているものです。その声に合った歌い方や曲は、探せば必ずあると思います。

ただ練習しすぎると、いつの間にか大好きだった歌を唄うということが苦痛になってしまうこともあります。自分が楽しめているかどうかは続けるには必須な気持ちです。

ここに載せた練習方法は簡単なものが多いですが、ポイント満載です。実は、実際に私がボイストレーニングの生徒さんに教えているものだったりします。

これからも皆さんに唄うことを楽しんでもらえればと思います。

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