一生懸命に履歴書を書いて、やっと採用されたのに、バイト初日から「辞めたい...」と感じてしまったことはないでしょうか。
「イメージしていた仕事内容と違っていた」「もっと楽しく仕事できると思っていたのに想像以上にキツかった」など、理由はさまざまでしょう。
そこで今回は、バイト初日なのにもう辞めたい!と思った時の対処法や、やってはいけないNG行動などについて解説していきます。
目次
「バイト初日だけど辞めたい!」発生するデメリットとは?
バイト初日だけど辞めたいと思うこと自体は、決して悪いことではありません。経験してみて初めて分かることもたくさんあるからです。
しかし、バイト初日で辞めることによって生じる不利益というものもあります。では、バイト初日で辞めることのデメリットについて見ていくことにしましょう。
バイト初日で辞めるクセがついてしまう
「面白そうだと思ったけど、もっと違う仕事がしてみたいかも」「仕事を覚えるのが大変そう...バイト初日だけど辞めたいな」と、考えたとしましょう。
バイト初日で辞めてしまうことは、決して褒められたことではありませんが、仕方のないことです。しかし、いちどバイトを初日で辞めてしまうと、今後も同じようなことを繰り返してしまう可能性があります。
「バイトだし初日で辞めてもOK」という、自分の中でのルールができあがってしまうのです。これは学生・大人に関係なく、ひとりの社会人としてあまり良くない習慣と言えます。
「せっかく働いたのに!」給与がもらえない可能性がある
バイト初日で辞めたいと思い、実際に辞めてしまった場合でも、1日は働いたのですから、1日分のお給料をもらう権利があります。法律にも会社側は従業員が働いた分の賃金は必ず支払わなければいけないという決まりがあります。
しかし、会社によっては1日しか働かなかったアルバイト従業員に対して給与の支払いを渋るケースもあるようです。ひとりの従業員を雇うために必要な経費を考えると、それも無理もないと言えるのかもしれません。
また、「バイト初日で辞めてしまった」ことに対する罪悪感から、「あえて会社側に給与の支払いを求めない」人も少なくないようです。
「何をしても長続きしない...」自分に自信が持てなくなる
バイト初日で辞めたいと思い、実際にその通りに行動した場合、今後バイト以外の場面でも同じようなことが起こる可能性がとても高いと言えます。
何をしても長続きしない、イヤだと思ったら辞めてしまえば良いという気持ちから、どんなことに対しても真剣に向き合えなくなってしまう可能性もあるでしょう。
すると次第に「自分は何ひとつ継続して取り組むことができないダメな人間だ...」と、自分に自信が持てなくなってしまうことも十分に考えられます。
バイト初日に辞めたい...と思った時に「やってはいけない」NG行動
バイト初日に「無理だ・続けられない・辞めたい」と感じ、バイトを変える決心をすることは仕方がありません。しかし、バイトを辞める時にはそれなりの「ルール」が存在します。
では、バイト初日に辞めたい・辞めようと思った場合、トラブルなく辞めるために、絶対にやってはいけないNG行動について探っていくことにしましょう。
バイト先に何も言わず辞めてしまう
いくらバイト先が気に入らなかった・想像以上に過酷な現場だった・もう二度と行きたくない職場だったからと言って、バイト先に何も言わずに辞めてしまうのは絶対にNGです。
バイト初日にはすでに次の出勤日が決定しているはずです。バイト先では「あなたの働く分」も含めてシフトを組んでいますから、無断で辞めてしまうことで仕事がうまく回らなくなる可能性もあります。
バイト初日で辞めるのは会社側にとって不利益なことですが、断りもなく辞めてしまうとバイト先で働いている人たちにも大きな迷惑をかけてしまうことになるのです。
メール経由で「辞めたい」と伝える
「バイト初日なのに辞めたい」「たった1日で辞めるなんて心苦しい...」という気持ちはよく分かりますが、メール経由でバイトを辞めたいと伝えるのはいけません。
バイトに限らずどんなことにも言えることですが、言いにくいことほど「直接、自分の口から」伝えるべきなのです。バイト先の担当者に直接伝える、または電話で「辞めたい」意志を伝える必要があります。
担当者が不在で伝えられる人がいなかった、何度電話をしてもつながらなかったという場合の最終手段・補助的な手段としてメールは捉えておくようにしましょう。
「自分には合わないので辞めたい」と正直に言うのはNG
バイトが「合わないな」「人間関係が面倒くさそう」といった理由でバイト初日で辞めたいと思うこともあるでしょう。しかし、辞めたい理由をそのまま正直に伝えるのはNGと言えます。
バイト初日で辞めたいと感じる・実際に辞めるということは、その職場に対して何らかのマイナスの感情を抱いたということです。しかし、そのことをハッキリと相手に悟られてしまうのはあまり良くありません。
できるだけスムーズに、円満に辞めるためにも、バイトを辞める理由は「職場の環境にある」と言うのではなく、「あくまでも自分自身の問題で」辞めたいのだと伝えるようにしましょう。
バイト初日で「もう辞めたい...」と感じた時の対処法
ドキドキしながらバイトの初日を迎え、張り切ってバイト先に向かったものの、バイト初日で「もう辞めたい...」と感じてしまうことがあります。
初日で辞めるということは不可能ではないでしょう。しかし、せっかく見つけた新しいバイトです。本当に辞めてしまう前に、少し立ち止まって考えてみましょう。
誰でもバイト初日は不慣れなものだと自分に言い聞かせる
誰でも最初は初心者です。今はバイト先で仕事をそつなくこなしている先輩たちも、かつてはあなたと同じ初心者の立場でした。
たくさん失敗して、いろいろな経験を積んできたからこそ「今」があるのです。あなたのように「バイト初日だけど辞めたい」という気持ちになったかもしれません。
それでもあきらめず、バイトを続けて来たからこそ、後輩から一目置かれるような存在になることができたのだと言えます。
苦手なことを学べるチャンスだと考える
バイト先で担当する自分の仕事について、ある程度予想はしていたけれど、実際に業務についてみたら思っていた以上にハードだったということがあります。
バイト初日なのに辞めたいと感じてしまうのも無理はありません。「苦手なことを得意にする絶好のチャンス」と捉えることもできます。
バイトを辞めるのことはいつでもできますから、例えば「1週間だけ頑張ってみよう」「5回出勤してみてダメだと思ったら辞めよう」というふうに考え方を変えてみてはいかがでしょうか。
向き不向きは必ずある!バイト初日でも「無理」だと感じたら別のバイトを探そう
バイト初日なのにもう辞めたい!と思った時の対処法や、やってはいけないNG行動などについて解説してきました。
世の中にはいろいろな種類のバイトが存在します。「自分にとても向いている」と感じるバイトもあれば、「まったく向いていない」と感じるバイトもあるでしょう。
どんな仕事も完璧にこなせる人などいません。無数に存在するバイトの中のどれかひとつ、あなたにピタリと合うバイトが見つかればそれで良いのです。
ですから、バイト初日で「続けられない」「辞めたい」と思うのであれば、決して無理をする必要はありません。あなたの性格・志向に合ったバイトが見つかるまで探し続けましょう。