パートを辞めたい!辞めるメリット・デメリットや円満退職するコツを教えて
パートやアルバイトは正社員のような好待遇を見込めない代わりに、自分の都合で辞めやすいという利点があります。だからこそ、「このパートをもう辞めたい...」と感じた時に悩んだことがある人は多いでしょう。
世の中に仕事はたくさんあふれていますから、選り好みをしなければ新しい仕事はすぐに見つかるかもしれません。しかし、せっかく手にした今のパートの仕事を手放して新しい仕事を探すのも大変です。
そこで今回は、パートをしている人が「辞めたい」と感じる瞬間やパートを円満退職するコツ、パートを辞めるメリット・デメリットなどについて紹介していきます。
目次
「もう無理かも...」パートを辞めたいと感じるのはどんな時か
年齢が小さな子供がいるなど、自分が希望するシフトで働ける「パート」という勤務体系はとても魅力的です。しかし、仕事を長く続けるためにはその他の条件についてもきちんと考えなければいけません。
とはいえ、実際に働いてみないと現場のことはわからないものです。では、パートとして勤め始めたけれど「もうムリかも...辞めたい」と、多くの人が感じるのは一体どんな時でしょうか。
面接時と時給や待遇が違っていたとき
面接をした時には時給も満足のいくものだったし、シフトも個人の都合を優先してもらえるということだったのに、いざ現場に配属されてみたら全く違っていたということがあります。
既定の勤務時間に達するまでは見習い期間として時給が減らされたり、休みの希望が通らなかったりすることもあるかもしれません。
面接時に上司が言っていた内容と現実があまりにも違うと感じた時には、さすがにパートで勤める身であるとはいえ、「辞めたい」と感じてしまうのは無理もありません。
胃が痛い・頭痛などの症状が出るとき
パートを辞めたいと思う理由のひとつに、体調の変化があります。出勤しようとすると胃が痛くなる、頭痛がするといった症状が出ることもあるようです。
パートに行かなければいけないということはもちろん頭では理解しているのですが、心が気持ちに追いついていかず、体調の不具合として現れてしまうのかもしれません。
万全の状態でないままパートに出勤しても、さらに状態を悪化させることになります。ですから、「もうパートを辞めよう...」と考えてしまうのも当然です。
職場の人間関係に耐えられないとき
パートの仕事内容や待遇に不満はないけれど、人間関係が複雑で大変...というケースも、多くの人に「パートを辞めたい」と感じさせる原因のひとつです。
上司の言うことが納得できない、同僚と友好的な関係が築けない、いじめがあるなど、いくら数時間のパートとはいえ心が折れてしまうこともあるでしょう。
逆に言えば、人間関係が良好であれば、多少の待遇の悪さには目をつぶっても「このパートを続けたい」と思えるものかもしれません。
辞める理由は?引き止められずにパートを円満退職するコツ
パートを辞めたいという意志は固まっているのに職場の上司から強い引き止めにあってしまい、なかなかパートを辞めさせてもらえない場合があります。
それでも「パート退職」の意志が変わらない場合はどうしたら良いのでしょうか。ここからは、できる限りパートを円満に退職するコツについて考えていきましょう。
親の介護をすることになった
パートをスッパリと辞めるためには、「どうしても続けられない理由」を相手に提示する必要があります。そのため、できるだけ現実的な「言い訳」が必要です。
「両親(義両親)の介護をすることになった」というのは、実際に誰にでも起こり得ることであり、避けては通れない道です。
そこで、「介護のため」パート辞めさせてもらいたいと申し出てみることをおすすめします。無理に引き止めることはできないと、すんなり退職を許可してくれる可能性は高いと言えます。
正社員で働ける職場を見つけることができた
「正社員で働ける職場を見つけることができたので、パートを辞めたい」という理由も、パートを辞める際に有効な口実になります。
ここでポイントになるのは「いま働いているパート先の待遇に特に不満があるわけではない」とアピールすること、「家庭の事情でより稼ぎの多い職場を求めている」ことをしっかりと伝えるという点です。
引き止める側も、パート社員から正社員にステップアップさせるのはなかなか難しいのが現実です。ですから、「正社員での働き口が見つかった」と伝えることで、すんなり辞めさせてもらえる確率は高まります。
パートを辞めるメリット・デメリットが知りたい
多くの人が「パートを辞めたい」と感じる理由について考えてきました。心身ともに疲れが溜まることで、パートに行きたくないと考えるようになることが多いようです。
それでは次に、パートを辞めるメリットやデメリットについて見ていくことにしましょう。
パートを辞めるメリット1:体の不調が改善される
パートを辞めるメリットとしてまず考えられるのが、頭痛や胃痛をはじめとする体の不調が改善されるという点でしょう。
頭痛薬や胃腸薬などの薬を頼っても体調が改善しなかったのに、パートを辞めた途端に体調が元通りになったというのは良くあることです。
「もうパートを辞めたい」と感じたら、それはもしかしたら体から「辞めどき」を知らせるサインなのかもしれません。自分の心と体の声によく耳をすませる必要がありそうです。
パートを辞めるメリット2:精神的に余裕が持てるようになる
パートを辞めるもうひとつのメリットは、パートで働く際に発生するさまざまなストレスから解放されて、精神的に余裕が持てるようになることでしょう。
比較的制約が少なく、拘束時間も短いパート勤務とはいえ、仕事の負荷や人間関係のわずらわしさは大きな負担になります。
パートを辞めることで、そうした目に見えない心の重荷を降ろすことができますから、毎日をよりポジティブに過ごせるようになるかもしません。
パートを辞めるデメリット1:金銭的なゆとりがなくなる
パートを辞めたいと感じて退職すると決意したとしましょう。しかし、金銭的な事情ですぐにパートを辞めることができない場合もあります。
そうです、パートを辞めることによる最大のデメリットは、当然ですが「給与がもらえなくなる」という点です。月に数万円でもパートで稼ぐことができれば、家計には大きなプラスです。
しかしパートを辞めてしまえば収入はその分だけ減りますから、金銭的なゆとりはもちろんなくなります。パート収入を甘く見てはいけないのです。
パートを辞めるデメリット2:「早く次の職場を見つけなければ」と気持ちが落ち着かない
パートを辞めることによって発生するもうひとつのデメリットは、「早く次の勤め先を見つけなければいけない」と、どうしても気持ちが焦ってしまう点です。
パートを辞めてしまうと収入源が減りますから、その分をどこかで穴埋めする必要が出てきます。食費や生活費を削るといった対策も必要になるでしょう。
「今のパートを辞めたい」と感じたら、退職に向けて準備するとともに、新しいパート先を探し始める必要があるかもしれません。
自分の気持ちに正直に!パートを辞めたいと思ったら次の職場を探そう
パートをしている人が「辞めたい」と感じる瞬間やパートを円満退職するコツ、パートを辞めるメリット・デメリットなどについて紹介してきました。
パートを辞めることで一時的に収入が落ち込み、つらい時期を経験することになるかもしれません。しかし、お金の問題よりも、自分の気持ちに正直に行動することが何よりも重要です。
体調の変化や精神的な負担から「パートを辞めたい!」と感じたら、思い切って転職を考えてみましょう。探し続けていれば、あなたに合ったパート先が必ず見つかるはずです。ぜひあきらめずに、前進し続けてみてください。