最初は楽しくできていたのに、いつの間にか「部活が辛い」と感じるようになってきたという人はいませんか?今はなぜ部活をやっているのか分からない...という人もいるかもしれません。
部活は自主的に始めるものであり、誰かに強制されて無理に続けるものではありません。しかし、どうしても「続けなければ...」という気持ちに捉われている人も多いはずです。
そこで今回は、部活が辛いと思ってしまう人によくある特徴や、部活に行きたくない時に考えたいことなどについて、くわしく解説していきます。
目次
「部活が辛い」と思ってしまう人によくある特徴
「何となく始めた部活が今は辛い」「自分はこのまま部活を続けていても良いのだろうか」そんなふうに悩みを抱えながら日々を過ごしている人がいるでしょう。
どんな気持ちで部活に向かえば良いか分からず、戸惑ってしまうこともよくあります。ここでは、部活が辛いと思ってしまう人の特徴について、少し見ていくことにしましょう。
「本当は入りたくなかったのに」友達に誘われて仕方なく部活を始めた
活動を開始して間もなく、「部活が辛い」と感じてしまう人の中には、本当は部活に入るつもりはなかったのに、友達に強く誘われたので仕方なく入部したという人がいます。
自分から進んで「これをやってみたい!」という強い意志があって始めたことではないので、どうしても「部活が辛い」という気持ちになりがちです。
押しに弱く自分の意見をハッキリ言えないタイプの人も、部活に入ってから「辛い」「こんなはずではなかったのに...」と、感じることが多いかもしれません。
「自分には才能がない」とすぐにあきらめる
先輩の素晴らしいパフォーマンスに憧れて部活に入ってみたものの、なかなか思うような結果を出すことができず、「部活が辛い」「もう辞めてしまいたい」と思うことがあるでしょう。
このように、自分には能力がない・才能がないんだとすぐにあきらめてしまうタイプの人も、部活に参加するのが辛いと感じてしまいやすいようです。
誰でも最初は初心者、今は立派なパフォーマンスを披露している先輩たちも、入部した当初はあなたと同じ立場でした。失敗してもあきらめずに立ち向かってきたからこそ今があるのです。
「頑張れない...」目標に向かって努力するのが苦痛
練習しなければいけないと分かっているのに心とカラダが動いてくれない、なぜか頑張れないという人も、部活が辛いという気持ちになりがちです。
能力や才能はあるのに、努力するのが苦手だという人もいます。人がどれだけ「続ければ伸びる」と声をかけても、やはり本人にやる気がなければ部活は続きません。
もしかすると、誰かと一緒に行動する部活ではなく、ひとりでコツコツと行う活動の方が向いているタイプであることも考えられます。
「部活は嫌いじゃないけど...行きたくない」時に考えたいこと
部活の友達とワイワイ騒ぐのも、部活で汗を流すのも嫌いじゃない。でもなんとなく部活に行きたくない...という時があります。
放課後から始まる部活がなんとなく辛い、サボりたいと思ってしまうこともあるでしょう。そんな時は無理をせず部活を欠席しても良いのではないでしょうか。
では、「部活は好きだけれど、何となく気分が乗らない」というときに考えたいことについて見ていきます。
時には思い切って部活を休む勇気を持とう
いつもなら真っ先に部室に走っていくのに、なんとなく部室に足が向かない、辛い・しんどいなと感じる時には、思い切って部活を休む勇気も必要です。
意識的に部活から離れてみることで、より部活に対する意欲が高まったり、新しく見えてくるものがあるかもしれません。
ふだん部活をしている時間に別のことをしてみると、とても新鮮な気持ちになったり、思いのほかリフレッシュできたと感じることもあるでしょう。
「人間関係に疲れている」可能性を疑う
部活が辛い・部室に顔を出したくないと思ったら、部活の人間関係に疲れている可能性についても考えてみましょう。
部活の先輩と後輩の関係、友達との関係など、部活ではクラスとは別の人間関係が存在します。そのため、自分の気がつかないところで気を遣いすぎている部分もあるはずです。
ですから、部活が辛いな・ちょっと部活の先輩や後輩たちと顔を合わせるのが面倒だなと感じたら、部活に参加している時の自分の振る舞いについて、少し考えてみると良いかもしれません。
自分は本当に部活を楽しんでいるか自問自答する
「自分は本当に部活を楽しんでいるのだろうか?」と、自問自答してみることも、部活が辛いと感じた時に必要なことです。
入部したばかりの頃は、部活に行くのが楽しくて仕方がなかったかもしれませんが、時間がたつにつれて「辛い・力が入らない」という気持ちが芽生えてくることもあります。
人の気持ちは変わるものです。部活を始めたばかりの頃のあなたと今のあなたは違っていて当然です。部活が辛いと思いはじめたら、「このまま部活を続けるかどうか」、真剣に考えてみるのも良いでしょう。
部活が辛いなら無理に続ける必要がない理由
部活をこのままずっと続けていく意味がわからなくなってしまった、人間関係にも疲れてしまった、部活が辛い...というのであれば、部活を無理に続ける必要はありません。
部活動というのは学校の授業以外で自分を高めたり、友達や先輩後輩たちと切磋琢磨したりするためにあるものです。ですから、「辛い」と感じてまで続けることはないのです。
ここからは、部活を無理に続ける必要がない理由について探っていくことにしましょう。
「無理をしている」ことはメンバーに伝わる
あなたが部活に顔を出すたびに暗い表情をしていたら、同じ部活のメンバーは「何かいつもと様子がおかしい」と必ず気づきます。
メンバー全体の士気にかかわる問題になりかねないので、自分の気持ちをごまかしながら、無理をして部活を続けることはあまりおすすめできません。
部活が辛い・もう無理かもしれないと思ったら、他のメンバーのことも考えて、いさぎよく部活から去る決意をすることも重要です。
辛いことをやり続ける=人生の無駄づかい?
人生は長いと言われますが、時間はあっという間に過ぎていきます。学校の部活動に参加できる時間というのも、考えてみればほんの数年にすぎません。
とはいえ、いちど過ぎ去った時間は二度と戻ってきません。もしも部活が辛いと感じるのであれば、すぐに辞めて別のことを始めるのも悪いことではありません。
辛いことをやり続けることで根性が鍛えられるという人もいますが、辛いことを仕方なくやり続けることで、どれだけ得られるものがあるでしょうか。
残るのは「時間を無駄に使ってしまった...」という後悔の念だけかもしれません。
部活よりもっと夢中になれることを見つける
部活に馴染めない、部活に顔を出すのが辛いという気持ちがどうしても消えないという場合も、部活を辞めることを決断すべき時かもしれません。
部活動は学校生活の一部ですが、「あなたが全身全霊をかけて頑張りたいと思えるものではなかった」そう気がついた、ただそれだけのことです。
ですから、卒業まで部活を続けることができなかったからといって、自分を情けなく思う必要はありません。部活よりもっと夢中になれるものを、これから見つければ良いのです。
部活が辛いと感じたら、「自分はどうなりたいのか」よく考えよう
部活が辛いと思ってしまう人によくある特徴や、部活に行きたくない時に考えたいことなどについて、くわしく解説してきました。
部活は楽しい時もあれば、そうでないこともたくさんあります。そんな部活動ですから、「これからも続けていきたい」と心から思えないのであれば、無理に続ける必要はないと言えます。
部活が辛い・続けるかどうか迷った時には、「自分はこの先どうなりたいのか?」よく考えたうえで、今後どうするのがベストなのか、自分なりに結論を出すようにすると良いでしょう。