やっと妊娠できたと思ったら、次の心配事が仕事をどうするかです。
- いきなりやめるのは迷惑をかける
- 続けていても体調不良などで迷惑かけるかな?
- 妊娠前のようには仕事できなさそう
こんな不安は誰にでもあると思います。もちろん第一優先はお腹の赤ちゃんの安全です。
今回は絶対に無理をしてはダメだという事と、仕事をどうするかということに関してお話します。
目次
妊娠したらどうしたらいい?
「いつ職場に報告するか」これは、個人差がある部分だと思います。私の職場は力仕事もあったので、赤ちゃんの心拍が確認できた時点ですぐに直の上司には報告しました。
仕事の配分を変えてもらう必要がありましたし、もしつわりで休むということがあった場合、言っておいた方が対処がしやすいかなと思ったからです。
ずっと座り仕事な方であれば、安定期に入ってから報告するという人もいますよね。
そこはもう考え方次第なので、何が正解というのはありません。ちなみに、私個人のオススメとしたら心拍確認後すぐ報告しておく方が、業務の調整はしやすいです。
絶対に無理はしないで。
私は幸いにもつわりもなく、妊娠8ヶ月ぐらいまでは「本当に妊娠してるの?」と聞かれるぐらいなんの症状もありませんでした。
逆にそれがよくなかったのでしょう。初めての妊娠で、妊娠前と変わらないと本気で思っていました。
知識もなかったので、動けるなら動いてもいいと思って仕事もそのままこなしていました。それでも知らない間にストレスが溜まっていたのでしょうね。妊娠8ヶ月ごろに入院することになってしまいます。
診断は切迫早産。ストレスや妊娠中の無理が祟るとなってしまうそうで、一度入院になれば36週まで24時間点滴の絶対安静です。いわゆる管理入院です。
これが本当に精神的に辛いですし、サポートする周りの負担もとても大きなものになってしまいます。
担当医と仲良くなってきたときに聞いてみたのですが、こうなる原因は体質ももちろんあるけれど、無理してませんでしたか?とのことでした。
- 仕事の業務
- 苦手な同僚からのストレス
- 通勤の負担
これらが自分が思ってる以上に体に負担となっていたんだなと病室で後悔しました。
ストレスは自覚以上に溜まっている
ママのストレスはお腹の赤ちゃんにとっては、すごくしんどいものです。ストレスを感じると、お腹が張ってしまうこともあるので、そうなると赤ちゃんは呼吸ができなくなってしまいます。
それが続くと、自宅安静または入院となってしまうので、妊娠中はストレスを出来るだけ貯めないことが何より大事なんです。
実際に自分が妊娠しながら仕事をしてみて思ったのは、女の敵は女だということです。
電車で「大丈夫?」と声をかけてくれるのも、仕事で「無理したらダメだよ」と声をかけてくれるのも男性か子どものいる女性でした。
子どものいない女性に、妊娠中必要以上にきつくあたられて入院する羽目になった私が思うのは、我慢をしないことです。
嫌がらせなどを感じたら上司にすぐ報告するか勇気を出して早めでも休んでしまうかです。仕事を無理に頑張っても、お腹の赤ちゃんの命は誰も守ってくれません。
赤ちゃんの命を守れるのは、ママだけなんです。妊娠中の第一優先は「お腹の赤ちゃんの命を守ること」です。
イライラするだけがストレスではありません。悲しくなるようなことだったり、「なんで?」と思うことが続くと人はストレスを感じます。
仕事は出産してからでもできるので、妊娠中はどうか安静に楽しいことだけを考えて過ごしてください。お腹の赤ちゃんに何かあってからでは遅いのです。
仕事のストレスはどう対処したらいいの?
妊娠前であれば、お酒を飲んだり運動をしたりして発散できたストレスも、妊娠中はできませんよね。
食事にしても、色々制限がかかるので仕事以外のストレスも多くある状態です。
そんな状態でストレスを発散するのはとても難しいです。そんな中、おすすめなのが出産準備をすることです。
出産準備で赤ちゃんのために何を買おうかなと考えている時というのは、とても幸せな時間です。
服はどうしようかな?ベッドは買おうかな?ベビーカーはいる?など色々調べてかわいいグッズを探すのはとても楽しいです。
仕事の合間でもできるので、昼休みなどは仕事のことを一切考えない時間を作ってもいいですよね。
休日は友人とランチ
昔からの友人とランチに行くのはとてもオススメです。出産すると、友人に会いたくてもなかなか会えなくなってしまいます。
なので、出産前に友人にあっておくのはとても大事。
そのときに、仕事の愚痴を言ってしまうと結局頭の中に仕事が出てきてしまいますので、できればポジティブな話題がいいですよね。
楽しい話をいっぱいして幸せな気分で家に帰れるようにすると、ストレスが緩和されますよ。
好きなハーブティーを飲みながら本を読む。
ラベンダーやカモミールには、ストレスを緩和してくれたり心をリラックスさせてくれる効果があるんです。仕事中に飲んでしまうと、仕事の効率が落ちてしまうので寝る前などに飲んでみてください。
ストレスを貯めてはいけない妊娠中のストレスは、その日のうちになんとかするのがベストです。
ストレスを緩和してくれる効果のあるハーブティーを飲みながら、お腹の赤ちゃんの名前を考えるのはとてもおすすめです。
ゆったりとした時間をすごすことで、心も落ち着かせることができるのです。家に帰っても仕事のことを考えるのは、ストレスが増すだけなのでやめましょう。
4Dエコーを撮りにいく
お腹の赤ちゃんに早く会いたい!とママなら誰もが思いますよね。
そして、病院のエコーがとてもわかりにくいところがまだまだあります。そんなとき、4Dエコーをやっている病院に行ってみてください。
すごくリアルな赤ちゃんのお顔を見ることができるんです。そのお腹の赤ちゃんの4Dをみながら「パパorママ似だね」と夫婦で話すのも楽しい時間です。
今は4Dエコーができる病院も増えていますので、気軽に行ってみてください。私は4Dを撮ったあと、より一層お腹の赤ちゃんが愛おしく感じるようになりました。
近場に旅行に行く
安定期〜妊娠9ヶ月ぐらいまでの期間限定にはなってしまいますが、旅行で気分転換をするのはおすすめです。
ただし、飛行機や車で片道2時間かかるなどの遠い距離はやめましょう。
何もないと過信するのはとても危険だからです。妊娠中は安定期といえど、なにがあるかわかりません。
なにか異変を感じたらすぐにかかりつけ医に相談できるように近場限定にしましょう。
そして、かならず担当医に「旅行に行ってもいいですか?」と確認してOKが出た場合のみ行くようにしましょう。自分だけは大丈夫だと思うのは、本当に危険です。
もし、妊娠34週以前に生まれてしまえば、赤ちゃんはまだ自発呼吸ができないのです。
今は30週を超えていればほぼ障害なく助かると言われていますが、それでも赤ちゃんにとって一番安全なのはママのお腹の中です。
ママにとってリフレッシュする時間ももちろん大事なので、担当医の許可が出るのであれば旅行はとてもおすすめですが、内緒で行くのは絶対にNGです。
仕事中のストレスの対処法は?
これまで、オフの時間にストレス解消する方法をお伝えしてきました。では、仕事中にストレスをどうにかする方法はないのでしょうか?
楽な部署に変えてもらう
今のキャリアを一旦捨てることに繋がるので、躊躇する気持ちはよくわかります。でも今の部署でストレスがとても多いのであれば、部署移動を考えることも大事です。
自分が思っている以上の負担が、ママの体にはかかっています。ママがストレスを感じると赤ちゃんもしんどくなってしまうので、会社をやめるのが無理であれば部署を変えましょう。
仕事や人間関係を変えることは、多くの場合ストレスの原因と離れることになるので、仕事のストレスも緩和されます。
ある程度言いたいことを言う。
我慢するのが一番ストレスがたまります。理不尽なことや妊婦に対する風当たりのキツさなどを感じたら、思ったことを言ってしまいましょう。
妊娠してからの方が、きつい仕事を振られるようになったときに、周りに聞こえるぐらいの声で「無理です」と言いました。
こんな風に嫌がらせをしてくる人に気を使う必要なんてないんだから。と割り切って上司にも思いの丈をぶつけました。
本人には言わないですが、周りに「あの人なんなの」とアピールすることで、直接かかわらなくていいようにしてくれたので、周りを味方につけるのは非常に大事です。
妊娠というのは、人生の一大事です。あえて空気を読まずに開き直るのはとても重要です。
休むことも大事。
切迫早産で入院してしまった私が今思うのは、お腹が張ったら仕事を休んでくださいということです。
つわりでしんどい訳でもないのに、休むのは…と躊躇せずに休んでください。
妊婦さんにとってお腹が張るというのは立派な体調不良です。お腹が張ると赤ちゃんが呼吸ができなく苦しい状態になると言われています。
仕事で無理をしてお腹の赤ちゃんに何かあっても誰も助けれはくれません。
「お腹の赤ちゃんを守れるのは自分だけ」この思いをつよく持ってください。お腹が張ってなくても、ストレスでしんどいなと少しでも感じたら仕事を休む勇気も必要です。
無理しない。を絶対に守ってください。
妊娠と仕事の両立はとても大変なことです。どちらに重きを置くのかということを色々なことに気を使うことで見えなくなりがちですが、お腹の中の命に変えられるものはありません。
疲れたな・ストレスたまるなとママが感じている時は、お腹の赤ちゃんも同じかそれ以上に感じています。
なので、ママの無理は赤ちゃんの一大事だと思って、無理をしないことを心がけて仕事の調整をしてくださいね。