【主婦】と【専業主婦】の意味と使い方・由来や例文

「主婦」とは、結婚している女性で家計(所得)面の支えは夫にあり、家事全般の主な部分を切り盛りする人のことです。

これに対して「専業主婦」とは、「主婦」の中でパートやアルバイトを含め、これといった仕事(賃労働)をしておらず、普段から家事全般を切り盛りする、いわゆる「主婦業」に専念している人のことです。

「主婦」は一般的に「既婚女性」の総称、「専業主婦」は「無職で家事に専念する既婚女性」と言い換えれば分かりやすいと思います。

「主婦の意味」の意味

「主婦」とは、先ほど申し上げた通り一般的に「既婚女性」の総称です。

「既婚女性」は、無職の方とパート・アルバイト等の仕事をしている方の2つに分類されますので、分かりやすく具体的に(言い換えて)いうと、「家事に専念する無職の既婚女性」「家事と仕事を兼業する既婚女性」の双方が「主婦」という言葉の括りで表現されます。

ただし、ここで押さえて欲しいポイントは、家計(所得)面の支えは基本的に世帯主である夫にあるということです。

例えば、既婚女性(夫の立場からいえば妻)が正社員で働き家計面を支えており、夫が無職の場合には、その夫を「主夫(しゅふ)」といいます。

「専業主婦」の意味

「専業主婦」とは、「無職で家事に専念する(主婦業が専業の)既婚女性」のことです。

分かりやすく具体的にいうと、「パートやアルバイト等の収入を得る仕事を一切しておらず、普段の日常は食事の準備から洗濯、掃除、子供の面倒など家事全般を切り盛り、専念している既婚女性(夫の立場からいえば妻)」ということになります。

「主婦」と「専業主婦」の用法や用例

「主婦」は「既婚女性」の総称、「既婚女性」の中で、無職で家事に専念する方が「専業主婦」ということになります。

具体的には、「うちの母親は普段は主婦しているけど、週2日はスーパーでレジのパートをしている」「私は何の仕事もしていない専業主婦である」「私はパート収入しかない主婦だから、夫は勤務先の年末調整で配偶者控除を受けている」「専業主婦は暇じゃない、家事と育児が毎日大変」といったかたちで使われます。

「主婦」と「専業主婦」はパート・アルバイトであっても仕事をしているか否かの違い

これまでの解説でお分かりいただけたと思いますが、「主婦」と「専業主婦」は仕事、すなわち金額の多い少ないに関わらず一定の収入を得ているは否かの違いです。

例えば、内職で毎月数時間働き、数千円程度の収入を得ている「主婦」の場合、生活実態は「専業主婦」に近いものの、厳密には「専業主婦」とはいえません。

この場合、税法上も無収入ではなく、年収103万円以下の収入がある者として分類されます。

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