FXの取引においてどのような目標を上げるかは個人次第です。
まだ始めたばかりなため大きく勝つのではなく、相応の金額を目安として稼ぎたい方もいるでしょう。
相応の金額として1日5000円程度を上げる方も少なくないのではありませんか。
実際にFXで1日5000円を稼ぐにはどうすればよいのでしょうか。
目次
1日5000円稼ぐのは、月10万稼ぐ意味
為替相場は休日に閉まるため、土日に取引はできません。
そのため月にFXで取引できる日は約20日程度となります。
1日5000円稼ぐと考える場合、月で考えれば10万稼ぐ意味になるのです。
月10万はお小遣いレベルではなく副業として取り組むには十分な額となります。
1日5000円を稼ぎたい方はお小遣いとして狙うのではなく本格的に副業として取り込もうと考えなければいけません。
1日5000円の難易度は資金により変わる
1日5000円を稼ぐのが難しいかは自分の用意する資金により変わります。
金額により利用できる取引量と1pipsで得られる利益が変わるからです。
稼ぎたい金額と同じ10万で始めたとしましょう。
ドル円は1万通貨を取引するのに4万程の証拠金が必要となります。
そのため10万の場合は2万通貨までが取引の限界です。
2万の場合は1pips動くと200円になるため、5000円稼ぐには25pips取る必要があります。
月で考えると25に20をかけて、500pipsです。
値動きを的確に読める熟練のトレーダーであれば不可能ではありませんが、知識と経験が不足しているトレーダーでは難しいでしょう。
利益だけでなく損失も考えなければいけないものであり、1日の25pipsを補うのも難しくしています。
資金を増やして30万円で始めたとしましょう。
10万だと2万だったドル円が今度は7万通貨持てるようになりました。
7万であれば1pipsで700円の動きとなるため、5000円は8pips動けばいいです。
月で考えると8に20をかけて160pipsとなります。
160であれば最低限の知識と経験があるトレーダーなら十分に狙えるレベルの目標です。
損失も8pipsが目標であれば補うのは難しくありません。
更に資金を増やして50万で始めたとします。
50万の場合はドル円で10万通貨の運用ができるでしょう。
10万であれば5pips動けば5000円であり、月で100pipsと目標としては簡単になります。
本当に難しい1日5000円稼ぐ原因
資金がどれだけあろうとも毎日5000円稼ぐのは意外と難しいです。
FXの取引する為替相場は日によって動きが変わってきます。
大して動かない時もあれば、大きく動いて50pips辺りを容易に取れる時もあるのです。
日によって動かない時もあるため毎日決まった金額を稼ぐのは難しい話になります。
5000円が目標の場合、取るpipsを少なくすれば不可能ではないでしょう。
しかし利益だけでなくリスクを考える必要もあり、マイナスの分も考えて取引しなければいけません。
相場が読み難い、あまり自分の調子がよくないといった理由で中々利益が出ない時もあります。
毎日同じ調子で同じ金額を稼ぐプロと呼ばれるトレーダーですら一筋縄では行かないのです。
1日5000円よりも月10万で考えた方がよい
目標を定めるのであれば1日5000円ではなく10万で考えた方がいいでしょう。
仮に3日稼げなかったとしても4日目で2万稼げれば同じと考えれば分かりやすいでしょう。
相場には取引のタイミングがあり、タイミングさえ合えば1日どころか短時間で数十日分の利益を出すのは不可能ではありません。
何より1日で目標となる金額を稼がなくてもいいため精神的に余裕が生まれます。
「1日で5000円稼がないと」と考えると精神的に焦ってしまいやすく、それが負けに繋がる原因になるのです。
1日5000円、月10万稼ぐために必要なこと
それでも1日5000円稼ぎたい方、月に10万を稼ぎたい方は以下のことを考えましょう。
簡単ではないと理解する
もし安易に1日5000円、月10万稼ぐと考えている場合は認識を改めましょう。
先程も書きましたが月10万は副業で稼ぐレベルであり、後少し伸ばせば十分それだけで生活できます。
しかし世の中には月10万ですら稼げない方も多いのが現実なのです。
月10万稼ぎたい場合は的確な取引手法、ルールが必要となります。
少なくともFXのやり方が全く分からない状態の場合は無謀な目標です。
稼ぎたいと考えるのならまず取引するのに必要な知識、手法を身に付けるところから始めましょう。
通貨ペアごとの動きを理解し、適切に選ぶ
FXの為替相場は何十種類もの通貨ペアがあり、種類により動きの特徴は変わってきます。
1日にほとんど動かない種類もあれば変動の幅が広い種類もあるのです。
1日5000円を狙う場合は変動の幅が広い通貨ペアを狙う必要があるでしょう。
変動の幅が大きい通貨ペアとして代表的なのはポンドが含まれた種類です。
ポンドは変動の幅が激しい特徴を持っており、他が10程度動く時でも30程度動いておかしくありません。
資金が少ない方でも大きな差額を取って5000円を狙うチャンスはあります。
しかし変動の幅が広いということはそれだけ動きを読まないとマイナスも大きくなりやすいです。
相場がトレンドかレンジか、今動きやすい時間帯かを分析して適切なタイミングで注文しましょう。
他にそれなりに動きある程度安定している種類としては豪ドルが含む通貨ペアが考えられます。
豪ドルはスワップ金利の高い通貨として有名ですが、現在はそれ以上に高金利の通貨があるためスワップ目当てで取引するメリットは薄いです。
ポンド円より幅は小さくなりますがドル円といった基軸通貨と比べ動きやすいでしょう。
値動き以外にも豪ドル円の場合、証拠金が約3万円とドル円より少ないため取引量を増やせます。
豪ドルは午前中に動きやすい通貨なため、早起きして取引するように心がけましょう。
証拠金の低い通貨では稼ぎにくい
豪ドルのところで上げましたが、必要となる証拠金の少ない方がその分取引できる量を増やせます。
証拠金が特に少ない通貨としてはトルコリラ、ランド、メキシコペソといった種類が上げられるでしょう。
どれも1万通貨で1万円は行っておらず、僅か数万で10万通貨の取引もできます。
しかし実際に取引する場合、これらの通貨による取引はおすすめできません。
理由としてこれらの通貨は1日にほとんど動かないからです。
ランド、メキシコペソ辺りは情報がなければ1日5動くか動かないかのレベルとなっています。
FXにはスプレッドがあり、買いと売りのレートが差額として分かれているのです。
ほとんど動かない、スプレッドの関係により稼ぐのは難しいでしょう。
これらの通貨は動かないだけでなくマイナー、不安定な故に動きが読み難い特徴もあります。
何か大きなニュースが起きれば大暴落、高騰も考えられるためマイナスの大きくなる危険性もあるのです。
上級者向けの側面があるため、1日5000円を考えるトレーダーは手を出さないようにしましょう。
十分な資金を用意しよう
先程も例として挙げましたが資金が多ければ多い程必要となるpipsは少なくなります。
1日に安定して稼ぎたい場合、取るpipsが多いとその分リスクも大きくなりやすいです。
十分な資金を用意して取るpipsを少なくした方が達成しやすくなります。
取引するトレーダーの腕にもよりますが最低限10から20辺りの動きで達成できる資金は用意しましょう。
資金として考えると20万から30万辺りと考えられます。
海外業者の利用も考える
国内ではなく海外のFX業者を使うのも一つの手です。
海外業者は国内業者と違いレバレッジの上限がなく、100倍どころか1000倍といったかなり高倍率のレバレッジも使えます。
レバレッジの倍率が高ければ少ない資金でも取引量を増やし、1日5000円を達成できるチャンスが高くなるでしょう。
リスクも高くなりますが取引量が増えれば取るpipsも減るため、適切とされるタイミングで取引すれば少しの動きで5000円達成できます。
海外の業者では多額の資金をボーナスとしてもらえるキャンペーンもあるため、資金が少ない方でも一定の資金を使えるのです。
ボーナスを利用すると出金に条件が付くため、しばらくは資金を口座へ入れておかなければ点には気をつけましょう。
海外となれば問題は適切な業者選びでしょう。
海外業者に良いイメージがない方もいるように、海外では国内より法律が緩いため悪徳な業者も野放しとなっています。
情報を集めて選ばないと引っかかってしまい取引どころではなくなるでしょう。
入金、出金する時に手数料のかかるところが多いため、稼いだ金額がそのまま資金にならないと理解しておいてください。
まずは5000円ではなく月数万から始めてみる
初心者のトレーダーがいきなり1日5000円で月10万を目指すのは難しい話です。
大抵の場合は経験が不足しているため達成できないでしょう。
目標を高くする場合は相応の知識を身に付け、情報を集めていかなければいけません。
経験も必要なため取引をしながら利益を出す、損失を抑えるテクニックを磨く必要もあるのです。
これからトレーダーを始める方はまず1日5000円、月10万ではなく数万を目標にしてみましょう。
10万以下であればハードルも低くなり達成は難しくありません。
何より達成できればそこまでにどう稼げばいいかの基本が理解できているため、1日5000円で月10万稼ぐ取引のやり方に流用できるのです。
目標は本当に小さいところから、少しずつ金額を上げていきましょう。
