1人目を出産して無我夢中で育児に奮闘し、少し落ち着いてきた時。そのタイミングは人それぞれですが、そろそろ次の子について夫婦で話し合う時があるかと思います。
では、実際何歳差が良いのでしょうか。育てやすさや経済面等、メリット、デメリットを見ていきたいと思います。
子供の歳比較
2歳差
メリット
- さほど歳が離れていないので、既存のおもちゃで一緒に遊べる。
- いっぺんに子育てが終わるので大変な時期が過ぎれば一気に楽になる。
デメリット
- 上の子が赤ちゃん返りをしやすい。
- 理由を言ってもなかなか通じない歳頃。
- 上の子がイヤイヤ期突入の時期なので、母親のストレスが溜まる頃に2人の子育ては心の余裕が無い。
- オムツの使用頻度もゴミの量も倍になる。
- 在学期間が被るため、学費の面で経済的負担が一気に大きくなる。
2歳差は歳の差が少ないので、子供同士は友達感覚で楽しめるかもしれませんが、年が近い為、ケンカすることが多く、親の精神的負担は大きいです。
ゆっくりテレビを見ている暇なんてありません。夜もダブルで夜泣きの可能性もあります。経済面では、小さい頃はオムツ代、ある程度大きくなると学費が重なってしまい、計画的な貯蓄プランを考える必要があります。
3歳差
メリット
- 上の子のお兄ちゃん、お姉ちゃん意識が芽生え、面倒をみてくれたりする。
- 受験が同じ時期になるので、家の中が受験モードに切り替わる。
デメリット
- トイレトレーニング中での新生児の子育てが辛い。
- 上の子がライバル視をしてしまい、赤ちゃん返りをする。
- 入学、卒業が同じ時期になるので、学費の計画的な貯蓄プランが必要。
上の子が3歳となると、言葉の発達や理解力も増します。その一方で自我が芽生える頃でもあるので、赤ちゃんをライバル視したり、ママを独り占めできない悔しさが一段と出てしまうかもしれません。
学生時代は、入学、卒業、受験と3年単位のうちは必ず重なるので、こちらも学費の面で計画的な貯蓄が必要となります。
4歳〜5歳差
メリット
- 上の子はほとんどの事を自分でやる事ができるので、手がかからない。
- お手伝いを率先してやりたがる時期なので、赤ちゃんの面倒も見てくれる。
- 受験など、一切かぶらないので経済的負担が分散される。
デメリット
- 上の子の衣類、おもちゃが劣化してきているので、多少買い替えは出てくる。
- お手伝いを率先してやってくれるのは良いが、過度になり過ぎて下の子を泣かせてしまう。
- 上の子が成人の時、下の子は中学生なので、学費の支払いがまだ終わらない。
幼少期は格段に手がかからなくなり、子育てもしやすい歳の差ではないでしょうか。学費の面でも分散されるので、かかる金額は一緒でも一回の負担が軽減されるかと思います。
ただし、下の子が社会人になる時、親は老後間近になっている場合が多いと思います。早いうちに老後資金の貯蓄プランも立てなければ、後々厳しい現実になるかもしれません。
まとめ
如何でしたでしょうか。結局のところ、何歳差でも子育ては簡単で楽なものではありませんし、経済的に掛かってくる金額は一緒です。
特に幼少期は、歳の差と言うよりもお子様の性格次第で大変さが変わってきます。その為育てやすい年の差は家庭によって様々です。
一つ幼少期で言える事は、どの段階で子宝に恵まれたとしても、新生児ばかりに気を取られるのではなく、産まれたばかりの時だからこそ、上の子のアフターフォローをしっかりとしていく事が、兄妹間が上手くいく秘訣です。