なかなか離乳食を食べない母乳っ子への対策として私がやったこと

埼玉県 36歳 女性(当時の子どもの年齢 7ヶ月男の子)

完全母乳で育った息子はなかなか離乳食に興味を持たず、なかなか離乳食を食べてくれず悩みました。

スプーンでおかゆを与えようとしても口を開けず、泣き叫び母乳をほしがってばかりでした。

インターネットで調べてみると、母乳育ちの子は離乳食が進みにくい場合が多いということで、のんびりいけばいいかなとあまり気にしていませんでした。

しかし、おむつかぶれで小児科にかかったときに、医師から母乳ばかりで離乳食を食べないと鉄分不足で発達に障害ができると言われ、急に不安になりました。

そのときに調べてみて分かったことや、試してみたことについて書きたいと思います。

離乳食を食べなかった原因

息子が離乳食を食べなかった原因は、「離乳食に興味がなかった」の一言に尽きると思います。

1歳3ヶ月になった今でも決して食べることが大好きというわけではありませんが、好きな食べ物はぱくぱく食べるようになったり、大人が食べている物を興味深そうに見つめたりということは出てきました。

今になって思うと育児書やインターネットの情報のとおり、離乳食を進めようと必死にやっていましたが、息子の気持ちや立場を考えず、無理やり押し付けていたことが余計に離乳食への興味を失わせてしまったのではないかと思います。

離乳食や食べることに興味を持たせることで自分から食べるようになり、私も息子も離乳食を進めることのストレスが軽減できたことが大きな成果です。

私が行った解決方法

離乳食をやめてみる

離乳食を一旦やめてみることから始めました。

それまでは食べなくても椅子に座らせておかゆを口に運んでいたのですが、毎回毎回泣き叫びほとんど食べなかった上に、しまいには食卓に座らされるだけで嫌がるようになっていました。

大人が食事をする姿を見せて、食べることに興味を持たせることが大事だということを知り、できる限り家族で食卓を囲む場に同席させて、その際には赤ちゃん用のおせんべいを持たせて好きなように食べさせました。

もともとおせんべいのようなものは自分から口にしていたのですが、そのうち大人が食べているものもよく見つめ、少しずつ食べることに興味を持った様子が見られるようになりました。

それまでは息子の離乳食を先に終わらせてから大人が食事をしたり、昼寝をしているうちに大人の食事を済ませたりとあまり食事をする風景を見せていなかったことに気付きました。

食事が楽しいものだというイメージをつけ、興味を持たせることが離乳食の第一歩だったのだと気付きました。

色々な離乳食を試してみる

少しずつ食べることに興味を持ち始めた息子に対して、次に行ったのはとにかく色々な離乳食を試してみることでした。

手作りの味が嫌かもしれないと思い、市販のベビーフードを試したり、いろんな種類の野菜を食べさせたり、固さを変えてみたり、調理方法や味付けを工夫してみたり。

そうした試行錯誤の結果、スプーンで与えられるより自分の手でつかんで食べることが好き、柔らかい形状が好き、トマトや果物が好きといったことが分かるようになりました。

そして、息子の好きなものに野菜を混ぜて与えたり、食べやすい形状で離乳食を食べさせることで、少しずつ離乳食を食べることに慣れさせました。

食べない時はすぐにやめる

少しずつですが、離乳食を食べ始めるようになったものの、それでも一般的な離乳食の量に比べるととても少なく、また母乳の方を好んで全く離乳食は食べないという日もありました。

そうしたときは、だらだらと食べさせようとせず、すっぱりと切り上げるようにしました。

そのかわり、不足していると思われる鉄分入りのおせんべいやチーズを与えたり、息子の好物を与えるようにして補いました。

赤ちゃんはすぐに吐き出したり、泣いたりして無理に食べさせることはできないので、早めに切り上げて気持ちを切り替えることがお互いにとって大事なのだと感じました。

まとめ

母乳っ子はなかなか離乳食が進まず苦労するお母さんは多いと思います。

まずは大人が食事をする様子を見せ、食事は楽しいものだというイメージをつけて興味を持たせることからスタートしてみてはどうでしょうか?

また、他の子と比較してしまいがちですが、ゆっくりあせらず子どものペースで進めていくことが離乳食の成功の秘訣ではないかと思います。

おすすめの記事