子なしの共働きってどんな生活?ルームシェアと変わらないって本当?
子供がいない共働きにも色々なタイプに分かれます。選択的子なしと欲しくてもできなかった子なしそして気がついたらタイミングをのがしてしまった子なしです。
子なしの理由によっても変わってくるのでしょうが、今回は子なしの共働きについてみていきたいと思います。
目次
子なしの共働きの生活とは?
子なし共働きの生活といえば、独身の生活とほぼ変わらない人が多いんじゃないかと思います。その辺りは夫婦の関わり方次第ですが、我が家の子供ができる前はどうだったかというと、私だけがらっと変わりました。
それまで、私は超がつくほどの夜型でした。深夜2時ごろまでおきているなんてザラで仕事中も眠さとの戦いということが多かったのですが、結婚した夫は朝型だったんです。
子供がいないなら、独自のスタイルを貫く人も多いですが、私が個人的にそれは嫌だったんですね。その個人を貫くやり方をしてしまうと、夫婦の時間が取れなくなる気がしたんです。
元々早くに子供が欲しかったのは私なので、最初こそ「こんな早い時間にねれるわけないじゃん・・」と思いましたが、頑張れば慣れるものですね。今では子供と一緒に眠れるぐらいになりました。
別に夫に言われたわけじゃないですが、自然と結婚したんだから一緒に寝るべきだと思っていたんです。なので、体調が悪い日以外は一緒にベッドに入る生活を続けていました。
好きなだけ残業していた私も結婚してからは月末月初の必要な時だけに限定し、出来るだけ早く家に帰るようにもしました。同僚からはなんで?と言われましたが、夫がいつ飲み会がはいるかわからない人なのが大きかったです。
その理由ですが、私まで残業を好き勝手入れてしまうと一緒に過ごす時間が少なくなるんじゃないかなぁと思ったからです。夫が飲み会のない日に私が残業し、私の残業がない日に夫が飲み会などすれ違いが多くなることを避けたかったのです。
もちろん、それは夫には言っていません。でも、こう言った生活スタイルのすり合わせを可能な限りでいいので、やらないと子なしの夫婦というのは一緒にいる時間がどんどん少なくなってしまうように思います。
特に、今よくネットで言われているのが、子なし夫婦はルームシェアと変わらないという意見です。あまりに寂しい言い方だなぁ・・とは思いますが、お互いに仕事が多忙だったりするとそれも仕方がないのかな?とは思ってしまいます。
ルームシェアと変わらないって本当?
そういう夫婦も増えていると思います。お互いに仕事が忙しく、帰宅時間も出社時間もバラバラ。そして帰宅してからはお互いに好きな時間を過ごす。そうやっていると、ルームシェアのようになってしまうのも頷けます。
中には、寝る時間さえバラバラなので夫婦生活の時間がまるで取れずにレスに繋がる夫婦も少なくないといいます。お互いに納得していればいいですが、どちらかがそこに不満を持っていれば夫婦の破綻にも繋がる可能性のある話です。
「結婚ってなに?」こんな疑問をどちらかが抱き、そしてそれをパートナーに打ち明けずに「子供ほしいし、離婚してほしい」いきなりこんなことを切り出されたらあなたはどうしますか?
あまりに突然のことだと思うかもしれませんが、ない話ではありません。結婚生活がルームシェアのようだなと感じているなら、早い段階で夫婦の話し合いを行うことをお勧めします。
そして、お互いの納得できる落とし所を見つけていきましょう。
生活費ってどうしてるの?
このような夫婦の場合、生活費はどうしているのでしょうか?この辺りは人によるところも大きいですが、「自分のことは自分で」と全て折半という夫婦がとても多いです。家賃や生活費の端々まで全て自分の分は自分でまかなっているというのです。
せめて共通の財布を作り、同じ財布を使うならわかりますが例えばシャンプーも自分の気に入ったものを使い、食事もバラバラなことが多いから自分の食べる分だけを買う。こういう夫婦の話を聞いてしまうと、本当にルームシェアだなぁと思わざるを得ません。
私は、実家のような家族を作りたかったので、こういった生活になってしまうのは絶対に嫌でした。幸い夫も同じ考えだったようで、結婚してすぐ通帳を渡されお金を管理するようになったので、こういうルームシェア的な生活にはならずにすみました。
友人でこういう人がいて、私聞いてみたんです。「なんで結婚したの?」と。すると「なんとなく。好きだったし」と言っていて、夫婦の形は人それぞれだなぁと思ったのを覚えております。
子なし夫婦の奥様はどういう働き方?
将来的に子供を持ちたいけど、まだ子供がいないというのと生涯子なしと決めた人とで全然考え方は変わってくると思います。独身の時と変わらず正社員で働いている人もいれば、妊活をしたいからパートになる人もいるでしょう。
中には旦那様の収入がよく、専業主婦でもいいので仕事をやめたという人もいると思います。これはあくまで私の考えですが、子供がいないのであれば仕事をしておくことをおすすめします。
理由としては、夫がお金持ちでお金を好きに使っていいよという人以外は家にいても時間を持て余すと思うからです。そして、もし夫に万が一のことがあった場合に仕事をしていないと、生活が成り立たなくなりますよね。
そして、これは個人のタイプにもよりますが、仕事をしていないと社会と切り離されたような感じがしてしまうんです。夫以外の大人と話す機会が激減するので、孤独です。そういう思いをしそうな人で、今現在仕事をしているのであればやめない方がいいです。
一度仕事をやめてしまうと、次にまた就職するのは至難の技です。仕事が見つかっても最初にしていた仕事よりは待遇が劣ります。日本はまだまだ新卒主義なので、中途採用でいい会社に入るのは難しいのです。
なので、専業主婦になりたい!という人以外はやめない方が賢明だと思います。もちろん、夫の希望で専業主婦になる人もいると思います。まだ子供がいない段階で専業主婦になるのであれば、必ず確認しておいて欲しいことがあります。
それは、「自由に使えるお金を確保できるのか」ということです。あまり夫を疑いたくはないですが、専業主婦希望の夫の中には少なからず経済DVで妻を縛り付ける夫がいるのも事実です。
なぜ専業主婦になって欲しいのか・結婚前の生活水準でお金を使っていても生活ができるのかと妻がやりたいことをやっていても怒らないのかを確認してください。この3つの条件を飲んでくれて、家にいて欲しいというなら私も喜んで主婦になります(笑)
でも現実にはなかなか難しいと思うので、最低限譲れないことを提示してそれが可能なら仕事をやめてもいいと思います。
選択子なしはより自由度の高い生活をしている
冒頭で、子なしにもそれぞれタイプがあるとお伝えしました。そのタイプ別にみていこうかなと思います。まずは選択子なしです。選択子なしには、そもそも子供が好きでない・最初から産むつもりがない人たちです。
子供を産んでしまうと、良くも悪くも特に女性の人生は大きく変わります。今の仕事が続けられるとは限りませんし、健康に産後を過ごせるとは限りません。
男性も、妻だけなら好き勝手していても別に平気でしょうが、子供が家にいるとなれば早く帰らないといけなかったり、休みの日は家族サービスにつかわないといけなかったりします。
元々趣味や友人関係など自由にやりたい人が多い
結婚すると、どうしても家族優先になります。でも、子供がいないとなればまだ自由度は高いです。ましてや選択子なしに同意して結婚した者同士であれば、独身時代の生活を変えたくない人が多いのも納得です。
お互いに自由に過ごしたい気持ちが強いので、独身時代となにもかわらない生活をしている人も少なくありません。
結婚してもお互いの自由な生活を楽しみたい人たちなので、先ほどお話ししたルームシェア状態になる可能性が高いのもこのタイプの人だと言えます。休日もそれぞれのことを優先しがちで、そんなに独身時代と何も変わらない生活を行なっているため、離婚へのハードルが低いのも特徴です。
生活費も折半で仕事も続けていて子供もいない。離婚の歯止めとなることがないので、気に入らないとなれば、すぐに離婚ができるんですね。
仕事も充実している
子なし夫婦は女性の仕事がとても充実している人が多いです。仕事をバリバリこなす中で「キャリアを失いたくない」と考えたときに、出産や育児というのは選択肢に入らない人も多いです。
今の日本の環境だと、出産や育児はキャリアの中断に繋がってしまいます。産休や育休のあとフルタイムでやれるかというと、そういうわけにもいきませんよね。多くの場合、女性が時短をとり育児を担当します。
そうなると、夫は今まで通りのキャリアをつんで自由にしているのに、なんで私だけという気持ちになってしまいます。それが大きなストレスとなることが多いので。キャリアを積みたい女性は子供いらないという選択をすることが多いのです。
諦めタイプの子なしは?
これは、我が家もこうなってしまう可能性がありました。不妊治療の末の子供なので、子供ができなかったら・・ということは常に頭によぎっていました。
万が一このまま授からなくても後悔しないように、自分の生活を充実させることを気にしていました。もし、不妊治療以外に何もしなければ、子供を授かれなかったときに抜け殻のようになってしまうことが怖かったのです。
特に不妊治療は結構お金がかかります。子供ができない上に貯金もなくなってふと気付いたときに、虚しさだけが残るなんてことだけはしたくなかったんです。
犬を飼う人が多い
子供の代わりにというわけではないですが、子供が欲しくてもできなかった夫婦で犬を買っている人がとても多いです。犬は人にとても寄り添ってくれます。しんどい時や悲しい時ずっとそばにいてくれて心を癒してくれます。
散歩やしつけなど大変なことも多いですが、様々なペットの中で犬が一番「家族」という形に近いんじゃないかなと私は思っています。家族であり、ときに友人のような関係にもなれるので、家に犬がいるだけで家庭内があかるくなります。
なので、子なし夫婦で今犬を飼おうか検討している人は、ぜひ飼ってみてください。
辛いことを乗り越えているので絆が深まる
不妊治療はとても辛いです。私も経験しましたが、金銭的にはもちろんですが、精神的にとても大きな負担があります。治療が長引いてくると、街中で妊婦さんを見かけるだけで辛くなることも多々ありました。
そんな気持ちを和らげてくれたのは、夫もそうですが自分の趣味を見つけられたことです。趣味に時間や気持ちを使うようになると、「今月またダメでも趣味に時間使えるからいいか」と前向きに考えられるようになったんです。
夫もまた私がそうやって前向きに考えるようになってから、少し治療の影響でギスギスしていた空気がなくなり2人で出かける機会も増えました。もし、あのまま子供ができなかったとしても、それなりに楽しい毎日になっていたと思います。
一見何もしてないようにおもいますが、男性は男性で思うところがあるようで辛いことを一緒に乗り越えるというのはとても大きな絆を作ってくれるような気がします。
タイミングを逃してしまったタイプは?
仲良し夫婦に多いですよね。2人で楽しく過ごしているうちに気がつけば40代目前・・。そう言えば子供どうしようか?なんて考えても長年の生活ペースを崩す気はなれずに「このままでもいいんじゃない?」となるパターンです。
時間の経過を忘れるぐらいに楽しく過ごせているのは、とても羨ましいことです。2人で楽しく過ごせているなら、それに越したことはありませんよね。お互いに子供がそこまで欲しいと思わず、今後も思わないのであれば特に問題はないように思います。
夫婦仲が良く一緒に出かけている人が多い
結婚前と変わらず2人で出かけて、仕事と日常生活を楽しく過ごしている中で子供はそのうちできるだろ。とのんびり構えているうちに時がたってしまった人が多い印象なので、長年連れ添った夫婦であっても、恋人のように仲良くしている夫婦が多いです。
どちらかが子供が欲しい場合は話が変わってくる
ただ、お互いに子供に対して無頓着だった場合は夫婦仲良く連れ添っていけますが、どちらかが子供が欲しくてでも言い出せずに離婚する勇気もなかった。といった場合は話が変わってきます。
いまさらどうにもできないけど、やっぱり子供ほしかったな・・なんて思ってしまうと、今後の夫婦関係にも影響しかねません。私が思うのは、まだ取り返しのつく年齢のうちに、「子供どうする?」と話をしておく方が絶対にいいと思います。
結婚から数年経って子供ができないとなれば、両方の意見が一致しているかを確認しましょう。子供を持つ・持たないは人生の中でも1・2を争う重大事項です。なんとなく触れにくいからそのままにしていたということはないようにしたいですね。
子供がいてもいなくてもいいや。という考えが多い
こどもがいてもいなくてもどっちでもいい。という考えの夫婦なら子供がいなくても楽しく過ごしていけます。そういうタイプの人たちは趣味や仕事が充実している場合が多いですね。
そして、そもそもが子供好きじゃないということも影響していると思います。子供はかわいいですが、育てるにはお金も時間もエネルギーも使います。自分の人生の多くの時間を犠牲にして、子供を育てたいかどうかですよね。
子供を持つ持たないで人生はガラッと変わります。どちらにせよ自分次第で幸せにはなりますが、なんとなくそのままでいいか。と思えるならそれもまた人生なんだろうなと思います。
今子供を持つ人生を歩んでいますが、子なしで仲のいい夫婦をみると「羨ましいな」と思わないかと言われたら思います。自分の好きに生きている感じがするので、子を持つと決めた時点でそれは叶わないことですよね。
無い物ねだりとはよく言いますが、自分の人生と違う人生を歩んでいる人は輝いて見えるとはよく言います。今を楽しく生きれる考え方は素敵だなと思いますね。
まとめ
いかがでしたか?子なしの共働きと一口に言っても色々な背景があります。その人なりに理由があって子なし人生を歩んでいるのですが、夫婦の価値観が一致してこそです。
どちらかが子供をほしいなと思っていたり、子供は欲しくなくても完全折半のルームシェア婚に不満をもっていたりすると、生活が破綻してしまうかもしれません。
子供がいない分離婚はしやすいです。結婚生活が終了してしまわないように、夫婦のあり方をしっかり話し合い楽しい子なしライフを送ってくださいね。