「大人になってからでもピアノを弾けるようになりたい」
そう思っても、大人になると教室に通う時間を作れないこともありますよね。
そんな時は独学でピアノを弾いてみようと思うかもしれませんが
- 独学でもピアノって弾けるの?
- 続けられるか心配。
- 練習方法が分からない。
そんな思いからピアノを始められない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は大人になってからでもピアノを独学で弾けるようになる方法を紹介します。
目次
ピアノを独学で始める時のよくある悩み
ピアノを独学で始めようと思っても、本当に弾けるようになるのかと疑問がでてくるかと思います。
独学でピアノを始める人はどんな悩みがあるのでしょうか
楽譜が読めない
楽譜が読めないから大人になってからピアノを弾くことを躊躇している人は多いです。独学だとさらに不安になりますよね。
でも、楽譜を読むときに必要なト音記号とヘ音記号の知識は小中学校ですでに習っています。
ピアニカを演奏するときに、ト音記号をみた記憶はありませんか?
合唱の男子パートの楽譜にはヘ音記号が書かれていませんでしたか?
アッと思い出した方も多いかと思います。
楽譜が読めないと不安な方は、小中学校の音楽の授業を思い出しながら簡単な楽譜を読むと楽しく読めるようになりますよ。
楽譜の選び方が分からない
大人になってからピアノを始める時はどんな楽譜を買えばいいのか迷いますよね。独学なら尚更迷うと思います。
楽譜を選ぶときは、弾きたい曲で更に初心者・入門者向けに編集されたものをおススメします。
大人からピアノを始めたいときは弾きたい曲が決まっていることも多いのではないでしょうか。
弾きたい曲を練習することでモチベーションを保つことができます。
また、初心者・入門者用に編集された楽譜は簡単に弾くことが出来るものが多いので、気持ちよく弾くことができます。
せっかく独学でピアノをひくので、自分が弾いていて楽しい曲を弾きたいですよね。
練習方法が分からない
楽譜が読めて、弾きたい曲が決まっていても練習方法が分からなければピアノを始める決心はつかないですよね。
実はピアノの練習方法はとても単純です。
- 右手を完璧に弾く
- 左手を完璧に弾く
- 両手でゆっくり完璧に弾く
- 何度も繰り返す
教室で習っても独学でも、大人でも子供でもピアノの練習はこれの繰り返しです。「これなら私にも出来るかも…」そう思いませんか?
独学ピアノが挫折しそうな原因
独学でピアノを始めてみたけれど、なんだか挫折しような予感。始めることは簡単ですが、継続することは難しいですよね。
それでも、継続は力なり。とはいえ、なぜ独学でピアノを練習すると挫折しそうになるのでしょうか。
独学はピアノの練習をしなくても怒られない
独学でピアノを練習していると、練習しなくても怒られません。
教室に通っていると練習不足を先生から指摘されますが、独学だと誰も注意してくれません。
1日練習をサボると、次の日・また次の日……とズルズルと練習をしない日が延びていく可能性があります。
独学でピアノを弾くときは、ピアノを練習する日を確実に作るなどして定期的にピアノを練習する時間を作りましょう。
独学でピアノを弾いても誰かに聴いてもらえない
ピアノを独学で練習していると、その成果を聴いてくれる人がいません。
ピアノ教室だと先生が聴いてくれてコメントをくれますが、独学ではコメントを定期的にもらえる機会は少ないです。
そんな時は、自分の演奏を録音して聞いてみましょう。
もっとこうしたい、もっとスムーズに弾きたいという欲求が出てきてピアノを練習するモチベーションがあがります。
「教室に通わずに誰かに自分のピアノの演奏を聴いてもらいたい」
そんな時は思い切ってピアノサークルに入ってピアノ仲間を作るのもおススメです。その他には演奏している動画をネットにアップするのも手です。
独学でもピアノを誰かに聴いてもらう機会は作ろうと思えば簡単に作れますよ。
ピアノの練習時間が作れない
大人になると仕事をしているので練習時間を作ることが難しいことがありますよね。
独学でピアノを弾いていると誰にも干渉されないので忙しさを理由にピアノから離れることが簡単に出来ます。
でも、そのままピアノを練習しないと徐々にピアノから遠ざかってしまいます。そんな時は、少しの時間でもいいのでピアノに触れるだけ触れましょう。
1分でも、10分でもいいです。
ピアノに触れる時間を増やすことで、ピアノを弾くことを忘れないようにしましょう。
ピアノを独学で弾くメリット
ピアノは教室で習った方がよさそう。とはいっても大人になると教室に通うことが難しいこともありますよね。
でも、ピアノを独学練習するメリットもあります。
ピアノを独学で練習するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
お金がかからない
ピアノを独学で練習するとお金がかかりません。
ピアノ教室に通うと入会金だけでなく月謝もかかります。
大人になる毎回レッスンに通えるとは限りません。振替ができなくて月謝だけ払い損になるということもあります。
その点、独学ではそんな心配はありません。
ピアノを独学で習得するときにお金がかからないのは大きなメリットでしょう。
好きな曲が弾ける
独学でピアノを練習すると、自分の好きな曲だけを弾くことが出来ます。
ピアノ教室でレッスンを受けるときは、自分の好きな曲だけではなく練習曲なども一緒に弾かなければならないことが多いです。
練習曲を弾くことはいいことですが、大人は自由に使える時間が限られています。
限られた時間の中で練習するなら、自分の好きな曲を弾きたいですよね。
自分の好きな曲だけを弾いて楽しむことができるのも独学のいいところです。
時間が自由に使える
ピアノ教室に通うためにはどうしてもレッスン日を確保しなければなりません。
大人になると仕事や家事をしていますし、教室までの道のりが遠いと往復時間もかかってしまいます。
その点、独学のピアノは時間の心配がありません。
自分の空いている時間を練習時間にできるので自由に練習することができます。時間を自由に使いたい人は独学でピアノを練習することをおススメします。
ピアノを独学で上手に弾けるようになる方法
「独学でもピアノは上手に弾けるようになるの?」そう思う人は多いのではないでしょうか。
ピアノは、独学でも上手に弾けるようになります。
これから、独学でピアノを上手に弾く方法をご紹介します。
大人から初心者でピアノを始める時は、必ず初心者・入門者用の楽譜を使って下さいね。
まずは右手を完璧に弾けるようになる
大人になってから独学でピアノを上手に弾けるようになるために、まずは右手だけ完璧に弾けるようになりましょう。
始めは間違えることもあると思いますが、ゆっくり1音1音を確認しながらしっかりと弾いていきましょう。
右手は主にメロディを奏でるので、比較的弾きやすいです。
メロディは弾いていて楽しいので、楽しみながら完璧に仕上げていきましょう。
次に左手を完璧に弾けるようになる
右手が完璧に弾けるようになったら、今度は左手だけを完璧に弾けるようになりましょう。
このときも、ゆっくりとピアノの鍵盤を抑え、1音1音確認しながら弾いていきます。
左手はテンポキープと伴奏の役割なので、独学で練習していると退屈に感じるかもしれません。
そんな時は、右手のメロディーを口ずさみながら左手の練習をしましょう。そうすると両手の練習に入った時に左手と右手を合わせやすくなります。
メロディーを口ずさみながら左手を練習すると、弾き語りのような雰囲気を味わえて楽しいですよ。
ゆっくり両手で弾く
右手と左手が完璧になったら、今度は両手でピアノを弾いてみましょう。この時のポイントはとにかく、ゆっくりゆっくり弾くことです。
始めはつっかえたりするかもしれませんが、それでもゆっくり弾いていきましょう。何度も間違えるところは更にスピードをおとして正確に弾きましょう。
この時、「大人から始めるのはやっぱり無理かも…」と感じるかもしれません。
でも、独学でもそうじゃなくても大人でも子供でもピアノを弾くためにはこの練習はしなければなりません。
始めは不安になるかもしれませんが、何回も練習をすれば手が慣れてきてスムーズに弾けるようになりますよ。
とにかく繰り返し弾く
両手である程度スムーズに弾けるようになったら、何度も繰り返して弾きましょう。
繰り返し弾くことで、どんどん手がピアノを弾くことを覚えていきます。
途中でつっかえずにスラスラと弾けるようになれば、もうピアノは弾けるようになっています。
ここの段階まで来たら、大人から独学でピアノを始めても弾くことがでることを実感するでしょう。
大人になってからでも独学でピアノは弾ける
大人になってからでも、独学でピアノは弾くことができるのです。
楽器屋さんに行けば、大人の初心者用の楽譜はたくさん揃っています。
動画サイトやインターネットで検索すれば、独学むけのピアノレッスン情報はたくさん見つかります。
ピアノが弾けるようになるために練習回数を重ねなければなりません。
大人だから…、独学だから…、そんな理由で迷っているのはもったいないですよ。
弾きたいと思ったら、今すぐ始めましょう。素敵なピアノライフが始まりますように。