ピアノを習い始めたり子供がお稽古ごとでピアノを始めたとき、才能があるか気になりますよね。
ピアノの才能があれば、ピアニストやプロのミュージシャンも夢ではありません。
才能といっても、ピアノの才能にはどんなものか分からない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回はピアノの才能についてご紹介します。
目次
ピアノに才能が必要と感じる理由
ピアノを弾き始めて思うように弾けない時ってありますよね。
そんなときは自分に才能がないから弾けないと思っていませんか?
結論を言ってしまうと、ピアノは才能が無くても弾くことが出来ます。
それでも、ピアノに才能が必要と考えている人は多いです。
ここでは、ピアノに才能が必要と感じてしまう理由を紹介します。
クラシックピアノの大曲が難しい
ピアノを弾いていて自分に才能がないと感じる理由の一つは、クラシックピアノの大曲が難しいことです。
クラシックピアノの大曲は複雑な和音や旋律をたくさん弾かなければなりません。
難しい和音や旋律を弾くとき、必ずといっていいほど何回も間違えます。
何回も間違えたりすぐに弾けないと、自分に才能がないと思ってしまう人は多いです。
そのため、クラシックピアノの大曲を弾くためには才能が必要と感じてしまうのです。
メディアでピアノの神童が紹介される
テレビで天才ピアノ少女・少年の特集を放送しているのを見たことがある人は多いのではないでしょうか。
大人が弾くような難しい曲を弾く子供は神童として紹介されています。
そのような神童を見ていると、ピアノを弾くのに才能が必要だと感じる人は多いと思います。
確かに、子供のころから難しい曲を弾いて大人を驚かせる子供は誰が見ても才能があると感じますよね。
コンクールで入賞したピアニストが活躍している
ピアニストとして活動している人はコンクールで入賞経験がある人がほとんどです。
コンクールで入賞出来る人はピアノの才能がある人が入賞できるものと思っている人は多いのではないでしょうか。
ピアノは誰でも弾くことが出来ます。
けれどピアニストが弾くピアノを基準にピアノを弾くことを考えてしまうと、ピアノを弾くために才能が必要だと考えてしまうかもしれません。
ピアノの才能がある人はどんな人?
ピアノは誰でも弾くことができる楽器です。
けれど、弾く人によって弾き方や音色は異なってきます。
演奏を聴いていて「才能があるなぁ」と思う人がいるのも事実です。
ピアノの才能がある人とはどのような人なのでしょうか。
表現の切り替えが上手
ピアノの曲は、旋律のイメージが一定ではありません。
例えば、跳ねるような旋律が出てきたら次は流れるような美しい旋律が出てきたりします。
ピアノの才能がある人は同じような表現はしません。
フレーズのイメージや曲の歴史背景を大切にし、一曲の中で旋律を弾き分けます。
旋律を弾き分けるだけでなく、聴いている人の心を掴む演奏が出来る人は間違いなくピアノの才能があります。
暗譜が得意
ピアノを人前で弾くときは暗譜をしなければなりません。
暗譜が得意なことはピアノを弾くうえでの才能の一つです。
暗譜が早いと、楽譜を見ずに音楽を表現する練習をたくさんすることが出来ます。
楽譜を見ながら弾くのと、楽譜を見ずに弾くのは全然違うことです。
楽譜を見済み弾けるとき、楽譜の内容が頭に入っている状態なのでよりスムーズにピアノを弾くことが出来ます。
そのため、暗譜が得意なことはピアノを弾くための必要な才能です。
初見が得意
初見が得意な人はピアノの才能があります。
初見でピアノが弾けるということはそれだけ楽譜や音楽を理解することに長けているということです。
初見でピアノを弾くことができれば、譜読みも早く終わらせることが出来ます。
そうすると、よりその曲を理解して弾くことが出来ます。
初見が得意な人はその曲を理解することが得意なので、より深い表現が可能になります。
毎日練習ができる
ピアノの練習ができる人はピアノの才能がある人です。
練習をせずにピアノが弾ける人を才能があると思っている人は多いと思います。
ピアノは練習せずに上達できるほど甘くありません。
練習しなくてもピアノが弾けるため、練習を怠ってピアノが上達しない人はたくさんいます。
長年活躍しているピアニストは毎日の練習を怠りません。
毎日ピアノの練習が出来るというのは、ピアノの大切な才能なのです。
ピアノの才能があることのデメリット
ピアノの才能があると、すごく嬉しくなりますよね。
でも、少しだけ待って下さい。
ピアノの才能があることでピアノを弾くことのデメリットも存在します。
ここではピアノの才能があることのデメリットを紹介します。
批評・批判にさらされる
ピアノの才能があると、批評・批判にさらされることがあります。
コンクールで優勝や入賞したりすると批評されることも多くなります。
中には「あの子がいいのに何でこんな子が入賞?」というような言葉も見かけます。
嫉妬されることもあるので、心無い言葉に傷つくこともあるかもしれません。
けれど、自分の演奏が世に出ていくというのは才能があるから出来ることです。
批評や批判されることも避けては通れません。
ピアノの才能があるのですから、必要ない批評・批判は聞き流しましょう。
練習しなくなる
ピアノの才能があると、すぐに弾けてしまうため練習しない人がいます。
ピアノは練習することでより上達するため、練習しないというのは致命的です。
練習すればコンクール入賞も夢ではないのに、練習しないために実力がのびていきません。
すぐにピアノが弾けて練習をしない子供は、親が練習するための工夫をしてあげましょう。
ピアノの練習をしなくなるというのは才能があるからこその現象かもしれません。
ピアノの才能よりも大切なこと
ピアノの才能にはいろいろな要素があります。
もし、子供や自分に才能の要素があったら嬉しいですよね。
けれど、どんなに才能があってもピアノ継続して弾かなければ意味がありません。
ここでは、ピアノの才能よりも大切なことについて紹介します。
ピアノが好きな気持ちを大切にする
ピアノを弾くときはピアノが好きな気持ちを大切にしましょう。
子供がコンクールに入賞したことで、母親が厳しくなりピアノが嫌いになる子供少なからずいます。
ピアノは才能があることやコンクールに入賞することがすべてではありません。
楽譜の中にある作曲者の意図が分かったり、自分が表現したいことと同じように弾けることもとても楽しいのです。
動画サイトにアップされる天才ピアノ少女・少年の映像を見て焦りを感じるかもしれません。
けれど、継続してピアノを弾いていれば映像のなかの子供が弾いてる曲がいつかは弾けるようになります。
ピアノの才能に一喜一憂するくらいなら、子供がピアノを好きという気持ちを大切にしてあげてください。
ピアノを弾くことを継続する
ピアノの才能があっても、継続しなければ意味がありません。
初見や暗譜の才能があると、ピアノにすぐに飽きてしまったり練習をしなくなる人も出てきます。
ピアノは練習をしなくなれば成長も上達もありません。
ピアノを継続することは、才能があることよりも大切なことです。
家族や周囲のサポートがある
ピアノの才能があっても、家族や周囲のサポートが無ければ才能が花開くことは難しいです。
ピアノの才能は、神童のように分かりやすいものばかりではありません。
ピアノが上手で才能があっても、家族がピアノよりも学校などを優先させて辞めさせることはよくあります。
子供のうちは家族のサポートが無ければピアノは続けられません。
どんなに才能があっても、周囲がそれに気づかずサポートが無ければ才能が花開くことは難しくなるでしょう。
ピアノの才能があってもなくてもピアノは楽しい
いかがでしたか?
今回はピアノの才能について紹介させていただきました。
ピアノの才能があると思った人も、ピアノの才能が無いと思った人もいるのではないでしょうか。
忘れてほしくないことは、ピアノの才能があってもなくてもピアノは楽しいということです。
どんな才能も練習をしなければ花開きません。
たくさん練習をしてより素敵なピアノを弾きましょう。