頭の回転を速くする6つの方法!日々のトレーニングで脳を鍛えよう。

次から次に新しいアイディアを出したり、自分の意見を的確に言葉にすることができる人に出会うと、「本当に頭の回転が速いな」と感じるでしょう。

その一方で、知識量は豊富なのになぜか失敗を繰り返している「要領があまり良くない」人に出会うこともあります。

では、要領がいい人とそうでない人の差はどこにあるのでしょうか?

そこで今回は、頭の回転が速い人の特徴や、頭の回転を速くする方法、頭の回転をスピードアップさせてくれる食べ物などについて解説していきます。

「頭の回転が速い」とはどういうことか?


「あの人は頭の回転が速い!」と思える人に遭遇した経験はないでしょうか。

わたしたちは単純に、「頭の回転が速い=頭がいい」と考えますが、頭の回転が速いとはそもそも、どのような意味をもっているのでしょうか。

「考える力」があるかどうか

わたしたちはよく、物知り博士のような、何でも知っている人のことを「頭がいい」と言うことがありますが、頭の回転が速いことと、知識量の多さは比例しません。

というのも、いくら膨大な知識を持っていたとしても、自分が持っている知識の範囲外のことに関しては答えを導き出せないからです。

頭の回転の速さは、「考える力をどれだけ持っているか」という点で決まります。

考える力とは、物事を客観的に観察して判断する洞察力や判断力、先見性などといった要素を組み合わせ、問題をすばやく解決する能力のことです。

この「考える力」が高い人こそ、頭の回転が速い人=「頭がいい人」と言うことができるでしょう。

頭の回転の良さは才能ではない

頭の回転が速い人は考える力が高い人であると述べました。ただ、頭の回転が速い、遅いというのは生まれながらにして備わっている才能ではありません。

日頃からさまざまなことに問題意識をもち、物事を論理的に考えることを習慣づけることによって、頭の回転の速さは少しずつ加速していきます。

ですから、「もっと頭の回転を速くしたい」と思うのであれば、感情を軸にして物事を考えるのではなく、客観的な事実にもとづき、論理的な答えを出すように日々、頭を鍛えていくと良いでしょう。

頭の回転が速い人によく見られる特徴


何事もスマートにこなしてしまう人というのは、物事を理解する能力が高いだけでなく、判断力にもすぐれている人と言うことができます。

では、頭の回転が速い人によく見られる特徴について、少し見ていくことにしましょう。

いちどに複数のタスクをこなすことができる

人は通常、2つの事柄を同時におこなおうとすると、どうしても集中力が落ちて効率が悪くなってしまいます。

しかし頭の回転が速い人というのは、日頃から思考力を鍛えるトレーニングができているので、2つ以上の事柄であっても、比較的うまく処理することができます。

脳の司令塔である「前頭葉」が発達していることも関係していると言えるでしょう。「何をどうすればミスなく最短距離でゴールにたどりつけるか」と考えることが、自然にできるようになっているのです。

素早く正確に判断ができる

素早く正確に判断するという能力も、頭の回転が速い人によく見られる特徴のひとつです。

特にビジネスシーンなどでは、ぐずぐずと迷っている時間が命取りになることがよくあります。

頭の回転が早い人は「迷っている時間がもったいない」という考え方をするため、手元にある必要最低限の情報を精査して、その時に最善と思われる答えを導き出します。

このように、頭の回転が速い人は大きな決断であっても素早く正確に判断するため、チャンスを逃がすことがありません。

ストレスを溜めることが少ない

頭の回転が速い人ほどストレスを溜めることが少ないというと、意外に感じるかもしれません。

いろいろと複雑なことを考えているのだから、ストレスでいっぱいなのではないか?と思ってしまうのも無理はないでしょう。

しかし、頭の回転が速い人ほど、「ストレスは心身にダメージを与える=仕事や日常生活におけるパフォーマンスが低下する」ということをしっかり理解しています。

ですから、仕事とプライベートの切り替えがとてもうまく、ストレスが溜まりそうな時は進んでからだを動かし、心身ともにリフレッシュすることを忘れません。

今日からぜひ実践したい!頭の回転を速くするための方法

頭の回転が速くなると、仕事がスムーズに進むだけでなく、臨機応変な対応ができるようになるため、コミュニケーション能力もアップします。

では、今日から実践できる、頭の回転を速くするための方法について、くわしく見ていきます。

たっぷりと良質な睡眠をとる

頭の回転を速くするためには、脳をきちんと休ませることがとても大切です。日々とてつもない量の情報を処理している脳をきちんと休ませることで、頭の回転を良くしていきましょう。

睡眠が不足してしまうと、脳が休まらないだけでなく、脳の機能そのものに大きな問題が発生するという報告もあるようです。

「眠りたいのにどうしても眠れない」という人は、寝る前にホットミルクを飲んだりサプリメントを活用したり、リラックスできる音楽を聴くなど、上手に対策していきましょう。

寝る前に今日あった出来事をふり返る

毎晩、夜寝る前にかならず、今日あった出来事を振り返るという習慣をつけることも、頭の回転を速くする効果があると言われています。

朝起きてから寝るまでのあいだに何をしてどう感じたのかを言葉に出してみましょう。記憶力を強化することができます。

また、今日の出来事を日記に書く、文字でまとめるという作業も、要約力をアップさせ脳の活性化を促進してくれるのでおすすめです。

ウォーキングを習慣にする

頭の回転を速くするためには、脳を活性化させる必要があります。脳の働きをアップさせるためには、脳にたくさんの血液を送らなければいけません。

そこで注目したいのがウォーキングです。ウォーキングは最も手軽で誰にでもできる有酸素運動であり、頭をスッキリさせる効果も期待できます。

ただし、いくら運動に頭の回転を速める効果があるとはいえ、激しい運動はNGです。からだが疲弊して脳の活動も鈍化してしまいます。

新しいことに挑戦する

これまでトライしたことがない、まったく新しいことに挑戦してみるのも、頭の回転を早めるのに役立ちます。

なぜなら、新しいことをする=脳のなかでも今まで使われていなかった部分を使うことになるからです。脳に新たな刺激を与えることで、脳の働きもさらにスピードアップしていきます。

この機会に語学の勉強や資格の勉強などを始めてみるのも良いのではないでしょうか。頭の回転が速くなり、さらに自分磨きもできるので一石二鳥です。

時間を決めて作業をする

作業をするときに制限時間をもうけることも、脳の活性化の大きな助けになります。

制限時間があるということは、ムダを徹底的になくさなければいけません。つまり、作業を終了させるために必要な行動を順序だてて考え、ムダのない動きをすることが求められます。

脳は「作業を終了できる最短コース」を描いて作業を進めようとしますから、脳はフル稼働することになり、結果として頭の回転も速くなるのです。

スキマ時間に「脳トレ」で気分転換をする

記憶力や想像力、理解力や表現力をトータル的に高めていくのが「脳トレ」です。

ゲームとして発売されたり、たくさんの書籍が出版されていたり、脳トレを実践できるツールはたくさんそろっています。

脳を鍛えるためには脳トレを毎日の習慣にすることが大切ですから、「脳を鍛えるぞ!」と気合いをいれなくてもOKです。

むしろ少し肩のチカラを抜いて、リラックスした状態で取り組むことが、脳トレをひとつの趣味として長続きさせるコツと言えるでしょう。

手軽にとれる!頭の回転を加速させる食べもの


頭の回転を加速させる効果があるとされる食べ物を積極的に取り入れるのも、頭の働きを良くするのにおすすめの方法です。

ではさっそく、頭の回転をスピードアップさせてくれる食べ物について見ていきましょう。

「チョコレート」で記憶力をアップさせる

仕事や勉強をしていて疲れたと感じた時に、なんとなくチョコレートが食べたくなることはないでしょうか。

実はチョコレートには、思考力や記憶力を高めてくれる成分がたっぷりと含まれているのです。テオブロミンという、カカオ豆のポリフェノールに含まれる栄養素が脳の働きを助けてくれます。

即効性があるので、ちょっと小腹がすいた時にひとかけのチョコレートを食べるのも良いでしょう。ただし、カロリーが高いので食べ過ぎはには気をつけましょう。

「ナッツ」で脳神経の働きを加速させる

アーモンドやピスタチオなどのナッツ類も、脳機能を全体的に底上げしてくれる効果があるとして注目の食べ物です。

ナッツ類に含まれるレシチンは体内でアセチルコリンという物質に変わり、脳の活性化をサポートする神経伝達物質になるからです。

理解力や判断力の向上にも役立ちます。ぜひ1日に20粒ほどを目安に食べてみましょう。

「魚介類」で脳の基礎体力を上げる

「魚を食べると頭がよくなる」と、昔から言われているように、おもに青魚に含まれるDHAやEPAは、頭の回転を速くする食材として有名です。

記憶力がアップして学習効果が高まることから、「魚=頭がよくなる」と考えられています。

しかし食生活の変化により、青魚を毎日とり続けるのは困難であることもまた事実です。市販のサプリメントなども上手に活用してみるのも良いのではないでしょうか。

日々の積みかさねが頭の回転を速くする

頭の回転が速い人の特徴や、頭の回転を速くする方法、頭の回転をスピードアップさせてくれる食べ物などについて、くわしく解説してきました。

自分は「それほど頭の回転が速くない」と思っている人でも、脳の使い方を少し工夫すれば、頭の回転速度を少しずつスピードアップさせていくことが可能です。

脳の働きを高める行動を毎日積み重ね、脳がよろこぶ栄養素を積極的にとり入れていくことこそ、頭の回転をこれまで以上に速くするコツであると覚えておいてください。

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