毎朝子供が起きないのはなぜ?親子でイライラしないための対処法。

毎朝子供が起きないのはなぜ?イライラするその前に原因を知り対処してみよう!

「起きなさい!」「あとちょっと…」と、毎朝のように繰り広げられる親と子供の攻防戦。

親としては、朝食や弁当の準備、子供や自分の身支度にと大忙しの朝に、ほとほと疲れ果ててしまうのではないでしょうか。

叫んでも揺らしても起きないふてぶてしい我が子に対し、イライラがMAXなんて日があるかもしれません。

子供が朝起きないことにお悩みの親御さんは多くいらっしゃいますが、子供が起きない原因を知り、できる対処法を講じることが必要です。

今回は、子供が朝起きない原因を探るとともに、対処法を紹介していきます。

子供が朝起きない原因は何?

子供が朝起きない原因は、単なる子供のわがままなのでしょうか。

それとも何かの病気なのか、不安に感じることもあるかもしれません。

子供が起きない原因は、それぞれの子供によって異なりますので、一律に判断することは危険です。

ただし、子供に当てはまりやすいケースがいくつかありますのでご紹介します。

睡眠時間が足りていない

睡眠時間が不足していると、朝は当然眠たく感じますので起きることができません。

まずは、睡眠不足を疑ってみましょう。

親と一緒に寝る場合、親は自分が睡眠不足を感じていなければ、子供がまさか睡眠不足だろうと思わないかもしれません。

しかし、必要な睡眠時間は子供と大人で異なるだけでなく、子供の中でも年齢によって異なります。

以下は、一般的に必要とされる睡眠時間の目安です。

  • 1歳~3歳…12~15時間
  • 4歳~6歳…11~12時間
  • 7歳~9歳…10~11時間
  • 10歳~13歳…10時間
  • 14歳~18歳…8~9.5時間

上記の目安で考えれば、4歳の子供が朝6時に起きるためには、少なくとも前日夜の7時には寝なくてはいけない計算になります。

つまり、親は夜の7時までには子供に夕飯を食べ終わらせ、お風呂に入れ、寝る支度をさせる必要があるわけです。

しかも、子供は布団に入ってからすぐ眠りにつくとは限りません。

場合によっては就寝目標の1時間くらい前には布団に入れることも必要になるでしょう。

親自身が原因かもしれない

「親が子供の睡眠を妨げる」という言葉を聞いたことがないでしょうか。

現代社会の大人は夜型生活になっていることが多く、そのことで子供へ悪影響を与えることがあります。

夫婦共働きの家庭が多い中、親が夜型になってしまうことはある意味において仕方がない面はあります。

しかし、子供は親が起きていると「何しているのかな?」「何か美味しそうなお菓子を食べているのかな?」と、気になってしまうものです。

親と一緒に過ごす時間に物足りなさを感じていることもあるでしょう。

いずれにしても、親の生活スタイルを子供は真似したがりますので、自然と夜更かしする癖がつき、朝も起きれなくなっていくのです。

子供の甘え

幼児や小学校低学年までの子供ならまだしも、小学校高学年になっても朝起きられないのなら、「甘え」が原因かもしれません。

それは、「寝ていても親が必ず起こしてくれる」「遅刻ギリギリになっても親がいれば車で送ってくれる」といった甘えです。

実際のところ、「子供が起きない」とお悩みの家庭では、子供が起きるまで何回も何回も頑張って起こしていることが多いのではないでしょうか。

しかし、その繰り返しが本人の自覚を妨げているのかもしれません。

朝起きないことで本人が痛い目に遭わなければ分からないことがあります。

学校に行くことが嫌

朝に何が始まるのかといえば、保育園や幼稚園、小学校への登校があります。

学校へ行く必要のない週末には起きられて、平日の朝には起きられないのであれば、学校に行くこと自体が嫌なのかもしれません。

「そんなの誰だって行きたくないに決まっている」と片付けてしまうことはできますが、友達や先生との間で何らかのトラブルやストレスを抱えていたらどうでしょうか。

大人であれば「仕事なのだから」と生活のために踏ん張れるかもしれませんが、子供の場合、そうはいかないことがあるでしょう。

起立性調節障害の可能性も?

「起立性調節障害」という言葉をご存じでしょうか。

小学生や中学生の思春期によく発生する症状で、自律神経機能不全のひとつです。

朝なかなか起きられないのに午後になると調子がよくなってくる…。

あるいは「お腹が痛い」「頭が痛い」などと言って起きてこないこともあるでしょう。

親としては「調子のいい子だわ」なんて腹が立つかもしれませんが、子供は起きたくても起きられず、辛い思いをしている可能性があります。

昨今では、起立性調節障害で不登校になってしまう子供は珍しくありません。

一般的によくあるとされる症状としては、立ちくらみや気分不良、頭痛などですが、朝に起きられないのも代表的な症状のひとつです。

要因には、学校や家庭内でのストレス、水分の摂取不足などが関係していると言われていますが、子供の状況や身体的な特徴によっても異なるでしょう。

※参照:日本小児心身医学会 http://www.jisinsin.jp/detail/01-tanaka.htm

子供が朝起きないときの対処法

何回起こしても起きない子供にうんざりすることがあるでしょう。

その気持ちはよく分かりますが、イライラして解決するわけではありませんので、できる対処法を試してみましょう。

太陽の光を活用する

朝に太陽の光を浴びるとセロトニンというホルモンが分泌され、脳と体が覚醒すると言われています。

朝に自然な形で太陽の光を浴びるためには、遮光カーテンをやめる、カーテンを少し開けて寝るなどし、朝に太陽の光が自然と注ぐ室内環境に整える方法があります。

ただし、冬には起きるべき時間にまだ薄暗いことがあったり、防犯上の問題から難しかったりすることがあるでしょう。

その場合、できれば夏の間に習慣づける、他の対処法と併用するといった工夫も必要です。

設定した時間になると徐々に明るくなる光目覚まし時計などもありますので、そうしたグッズを試してみてもよいでしょう。

光目覚まし時計については、オリンピック選手が体内時計を整えるために使ったと話題になりました。

子供が好きな朝食メニューを考える

大好きな朝ごはんがあれば朝積極的に起きられるという子供もいます。

子供が好きな朝食メニューを考え、用意してあげてはいかがでしょうか。

毎日のことなので親は大変ですが、大人のように凝った料理を好む子供は少ないはずですし、子供が朝起きられるきっかけとなるなら頑張れるかもしれません。

手作りが難しくても、お皿やスプーンを好きなキャラクターにする、可愛い紙ナフキンを敷いてあげるといった工夫にも一定の効果が期待できます。

カフェでだされるようなお洒落なお皿が一枚あれば、子供が喜ぶワンプレート朝食ができ、洗い物も少なくて済みます。

気になる栄養面については、フードプロセッサーなども活用して野菜をかくはんし、ホットケーキに入れる、食パンにのせてチーズで隠して焼く、などの方法もあります。

食が細い子供でもおにぎりならお米を食べられる場合があります。

レシピサイトや料理本、SNSなどを参考にして、週末に作り置きしておいてもよいでしょう。

子供が好きな音楽やダンスPVをかける

音楽やダンスが好きな子供は多いので、朝から音楽やダンスのPVを流してみることも方法です。

大人であっても、仕事やスポーツの前、モチベーションを上げる目的で音楽やダンスを取り入れることは、しばしばおこなわれています。

子供部屋のドアを開け、リビングから音楽が流れてくれば、何か楽しいことが始まるような気持ちになれることがあります。

その意味では、朝の子供向け番組には子供を早起きさせる効力がありますので、上手に活用しましょう。

親が一緒に早く寝る

「あなたは子供なのだから早く寝なさい!」と言う前に、親自身が生活を改善することも大切です。

学校では家庭での睡眠について教えてもらう機会はありませんので、親が子供に睡眠の大切さを教え、正しい習慣を身につけさせる必要があるのです。

そのためには、親自身が手本となることは王道の方法だといえるでしょう。

とはいえ、仕事や家事の都合上、子供と一緒に寝ることは大変と思う方がいるかもしれません。

できることから手をつけてみましょう。

たとえば、次のようなことをすれば、子供と一緒に早い時間に寝ることができ、朝も起きられるようになる可能性があります。

  • 家事や自分の時間を朝にもってくる(朝活)
  • 仕事のシフトや夜勤の回数を調整してもらう
  • 母親が夜勤や深夜帰宅になる日は、父親が早く寝かせる担当になる(逆の場合も同様)
  • 親自身が夜遅い時間にスマホやテレビを観ない
  • 適度な運動やストレッチをして夜眠くなるようにする

配偶者との協力が大事

子供が朝起きるためには、夫婦の協力が必要不可欠です。

たとえば、本来であれば子供が寝るべき時間に父親が帰宅し、子供が興奮してしまうことがあるでしょう。

そうなれば眠りにつく時間が後倒しになり、当然朝起きることができません。

親子のコミュニケーションが必要であるとか、親自身が子供と話したいと感じることは無理もありませんが、まずは子供の健康を優先しましょう。

子供が寝る時間と帰宅時間が重なりそうな場合は、帰宅時間を少しずらす工夫も必要です。

平日の親子のコミュニケーションは朝にする、と決めてもよいでしょう。

また、「一生懸命働いて疲れている旦那だから、夕飯は食べずに待っていてあげたい」と感じる健気な妻もいるでしょう。

しかし、それでは妻の夕飯時間が遅くなり、子供と一緒に寝られなくなりますので、夫の理解を求める必要があります。

「本当は待ってあげたいのだけれど、子供に早起きを覚えさせたいから先に食べる必要がある」と丁寧に伝えれば、分かってくれる夫はいるのではないでしょうか。

睡眠環境を整える

子供が夜に眠りにつきやすい環境を整えてあげることも大切です。

夜にぐっすり眠ることができれば、やはり朝に起きやすくなります。

寝室の清掃や、寝具は清潔に保たれているでしょうか。

湿度や温度も重要です。

怖いから電気をつけたままでないと眠れない子供もいるでしょう。

その場合は、子供が寝たら照明を落としてあげる、オレンジ色のような温かみのある電球に変えてあげるなどし、入眠しやすい環境を作りましょう。

寝る直前までテレビを見せたり、ゲームをさせたりすることもやめましょう。

起こす回数を子供と約束する

親は、子供が起きるまで起こし続けることが当たり前と思っていないでしょうか。

一緒に生活する親である以上、子供を一度も起こさないことは気が引けるかもしれません。

そのときは、「1回だけ起こすけど、起きなかったら遅刻しても知らないからね」と約束してみてください。

そして、その約束は必ず守ります。

1回で起きずに遅刻すれば子供は「どうして起こしてくれなかったの?」と怒るでしょう。

そのときこそ「1回だけ起こすと約束したよ。

起きなかったのは自分が悪いのだよ。

」と毅然とした態度で接するのです。

起こしきれなかった親が悪いのではなく、改善する努力をしない自分自身が悪いのだということを自覚させることも、立派な教育のひとつです。

子供の話をよく聞いてあげる

家庭の外における人間関係などにストレスを抱えていて朝起きられない場合、繊細な部分があり難しくもありますが、やはり親が子供の話をよく聞いてあげることが大切です。

「いじめられてるの?」とストレートな聞き方をしなくても、その日にあった出来事、授業や給食のこと、友達との遊びなど、親が時間をしっかりとって子供と向き合ってあげるだけでも子供の心は開かれます。

何かトラブルを抱えているようであれば、配偶者や学校の先生とも協力し解決の方法を慎重に考える必要があります。

もっとも、朝起きられない原因が家庭外のストレスにあるかどうかが明確に分かることは稀でしょう。

つまり、親は日ごろから子供とよく向き合い、話を聞いてあげることが大切だということです。

病院を受診する

起立性調節障害や睡眠障害の場合、ご家庭で対処してもうまくいかないばかりか、方法によっては逆効果となってしまうことがあります。

何をやっても起きないと感じるのであれば、医師の判断を仰ぎましょう。

場合によっては専門医にかかることも必要となります。

起立性調節障害が疑われる場合、幼児や小学生はもちろんですが、中学生や高校生の大きな子供であっても、まずは小児科を受診することが一般的です。

最後に

いかがでしたか?今回は、子供が朝起きない原因と、対処法を紹介しました。

子供が朝起きないのは、単なるわがままや怠けといった理由で片付けられないことが多々あります。

基本は生活環境を整えて早寝早起きの習慣を身につけることですが、それでも起きられない場合には別の原因があるのかもしれません。

ご家庭によって、できること、できないことがあるでしょうが、まずはできることから始めてみてはいかがでしょうか。

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