「もう旦那に疲れた」と感じた方へ。旦那に疲れる原因と対処法を解説
「旦那に疲れた」と感じることはないでしょうか。
結婚して何年かは我慢してきたものの、限界がきてしまい、果てしなく疲れを感じてしまうことはあるものです。
旦那に疲れたらよぎる「離婚」の2文字ですが、そこは慎重になるべきです。
まずは、なぜ旦那に疲れたのか、旦那に疲れたときにどのように対処すればよいのかを考え、実行することが大切ですよ。
この記事では、旦那に疲れる原因と対処法を紹介します。
目次
旦那に疲れたと感じる瞬間
世間の女性たちは、どのような瞬間に旦那に疲れたと感じているのでしょうか。
ご自身がどこに疲れているのかを知るためにも、見ておきましょう。
相談しても面倒くさそうにされる
夫婦になることの大きな喜びのひとつは、一人ではないこと、何かあったときに頼れる人がいることだと考える方は多いでしょう。
それなのに、旦那に困りごとや悩みごとを相談しても「今疲れているから」と面倒くさそうにされ、孤独感を抱えてしまうことがあります。
これが繰り返されるうち、「一体何のために結婚したのだろう」と結婚生活そのものに疑問を感じるようにもなり、その果てには「もう疲れた…」との感情が湧いてくるのです。
家事をさせておきながら口出しが多い
共働きでありながら、家事育児はすべて妻にさせる旦那は少なくありません。
残業や仕事上の責任を言い訳に、家のことはすべてを妻に押し付けます。
それだけでも疲れる原因なのに、さらに口出しが多い旦那がいます。
掃除や洗濯の仕方、料理の味付けなど、ことあるごとにあれこれと文句を言ってきます。
「なら自分でやれば?」と言いたくなりますが、言ったら逆ギレするような旦那もいるようです。
性格が細かい
とにかく性格が細かい旦那は疲れます。
自分も細かい性格だとしても、女性は出産を迎えると細かいことばかりは言っていられなくなります。
そこで、結婚前には合致していた価値観に相違が生まれるのです。
旦那が自分だけ勝手に性格が細かいのであればまだよいのです。
妻を疲れさせる旦那は、大抵が細かいことを妻にも押し付けるため困るのです。
好き嫌いが多くて食事の支度が面倒
まるで子供のように好き嫌いが多い旦那も疲れます。
食事の支度は毎日のことなので、献立を考えるのにも一苦労です。
頑張って工夫して作った料理を満足して食べてくれればまだよいでしょう。
しかし、好き嫌いが多い旦那は文句を言います。
味付けが濃い、薄い、これは嫌い、あれも嫌いと、本当にうんざりします。
かといって、出来あいのものを買ってこれば健康面が気になりますし、嫌味を言われて余計に疲れるでしょう。
自分一人で身のまわりのことが何もできない
「いつの時代の人ですか?」と聞きたくなるほど、自分一人では身のまわりのことが何もできない旦那がいます。
よくあるのは、結婚するまでずっと実家暮らしで、母親がほとんどの世話をしてきたような家庭出身者です。
このタイプの旦那は、妻の都合を一切考えませんし、妻が世話をして当然と考えます。
「世話をしてもらっている」とすら気づいていないでしょう。
妻が大きな仕事を抱えて忙しいときや、子供が小さくて精神的に大変なときでもお構いなしです。
常に自分を優先させ、用事を押し付けてきますので、心身ともに疲れてしまうでしょう。
束縛する
恋人同士のときは「愛されている」と感じていたような束縛も、結婚するとうんざりする原因となります。
友人とたまに外出しようにも嫌な顔をしたり、どこに誰が来るのかを逐一報告させたり…。
束縛タイプだと分かっていて結婚したのであればある程度は自分の責任ですが、結婚してから急に束縛しだす旦那もいるものです。
旦那が自分だけ飲み会に行く
母親は子供がいると気になってしまうため、飲み会への参加を断ることがとても多いです。
一方、父親は母親に任せておけばよいとばかりに、いつでも飲み会に参加します。
妻は飲み会に参加したくて仕方がないわけではありません。
自分ばかりが気を使わずに飲み会に参加する旦那の態度、考え方に納得ができないのです。
反論を許さない雰囲気をだす
妻の反論を許さない雰囲気を醸し出している旦那もいます。
亭主関白といえば聞こえがよいかもしませんが、一歩間違えるとモラハラ旦那になりやすいタイプです。
妻は毎日毎日旦那に気をつかうことになり、精神的に疲れることが多くなります。
特に、専業主婦で収入がない方や、数時間のパートにでている方は、「旦那は自分よりも仕事が大変なのだから」と、どこか引け目を感じてしまうことがあります。
そのため、夫を立て、言いたいことも我慢してしまうのです。
旦那が生活費を入れない
正当な理由もなく、旦那が生活費を入れてくれず、自分の収入だけで家族を養っているケースもあるようです。
少しくらい生活費を入れてほしいと言うと、怒鳴ったり、「お前も働いているし必要があればだすから」などと言い訳されてしまったりし、ついそのままになってしまうのです。
夫婦が支え合って生活するはずなのに、自分だけが一人で頑張っているようになり、精神的に疲れます。
仕事をしても、自分だけの稼ぎでは生活費にすべてが消えてしまいますので、残業をする必要もあり、体力的にも疲れます。
旦那が浮気する
旦那の浮気に疲れ果ててしまう方もいます。
旦那の浮気が絶えずに、何度言っても言い訳を続け、隠れて関係性を継続させるケースもあるでしょう。
旦那の浮気は精神的なダメージが大きいものです。
1度であっても許せない人がいる行動なのに、何度も続けば疲れてしまっても当然だといえるでしょう。
旦那に疲れたときの対処法
旦那に疲れることがあっても、さまざまな対処法があります。
旦那やご自身の性格、疲れている原因によって適切な対処法が変わるため、どのご家庭にも当てはまるわけではありません。
しかし、さまざまな対処法があることを知り、できることから始めてみることが大切です。
「もう疲れた」とはっきり口にだす
「察する」能力に長けた女性と異なり、男性ははっきりと口に出したことや、そこにある事実しか認識することができません。
妻が疲れていることの原因がまさか自分にあることはもちろん、妻が疲れていることすら気がつかないことも多々あるのです。
妻としては「察してよ」と思うところですが、そこは男女の違いですから、期待するだけ無駄です。
余計に疲れますので、はっきりと伝えることを意識してみましょう。
「もう疲れた」の言葉は、人によってはかなり刺激になります。
どこまで放置しても何もかもをやってくれていた妻が突然そのような言葉を発することで、焦って家事育児をやりだす旦那もいますよ。
気を使うことをやめる
旦那に対して精神的に疲れているのであれば、気を使いすぎです。
無理に気を使うことをやめ、自分の思うように行動してみましょう。
旦那を立てるため、家庭内を円満にするために気を使っているのでしょうが、そのことでご自身が疲れて果ててしまったのでは意味がありません。
これまでは我慢してきたことも言うようにしましょう。
相手の尊厳を傷つけるようなことは言わないなど、一定の配慮は必要です。
しかし、夫婦なのですから、言いたいことはある程度言ってもよいのです。
何をしてほしいのかを具体的にする
旦那に疲れてしまうのは、自分が思うことをしてくれないからです。
不平等感をもってしまい、「自分ばかりこんなに苦労して」と思うのでしょう。
では、旦那が何をしてくれたら疲れないのか、具体的に説明できるでしょうか。
自分の要求が整理されていないのに、旦那に「何か」を要求しても、旦那にはそれができるはずもありません。
たとえば、
- 毎日のゴミ捨てをしてほしい
- 食事の後の食器洗いは必ずやってほしい
- 「疲れているから」と言わないでほしい
- 食事がいらないときは〇時までに電話かLINEをしてほしい
- 家事は一切やらなくてもよいが相談には必ず乗ってほしい
など、具体的に挙げてみましょう。
複数あれば覚えられませんので、リスト化してどこかに貼っておくとよいでしょう。
もちろん、してほしいことは旦那に伝えておきます。
そのとき、「そんなことできない」と言われれば、理由を聞き、理由も書いておきましょう。
「〇〇という理由で夫にはできないこと」と備考欄に書き出してみてください。
そんな項目ばかりになったら、「何かと理由ばかり言って何もやらない旦那」ということが、そのリストを見れば一目瞭然です。
それを見たとき、旦那がどのような行動を取るのかを注視しましょう。
一切期待しない
旦那に疲れたのは、旦那に期待し、裏切られて…を繰り返してきたからです。
人に期待すると疲れます。
旦那には一切期待しないようにすると、気持ちが楽になるでしょう。
家事を分担してもらおうとは思わない代わりに、とことん手抜きすればよいです。
手抜きを指摘されるのなら、「わたし一人なのでここまでしかできません」と淡々と言いましょう。
とはいえ、家事と育児、仕事が大変で猫の手も借りたいと思うほど忙しいときがあるはずです。
そのときは、旦那ではなく一般のサービスを利用しましょう。
家事代行サービス、子供を一時的に預かってくれる場所、キッズタクシーなど、いろいろなサービスがあります。
費用はもちろんかかりますが、お金を払う分、割り切って気持ちよく手伝ってもらうことができます。
費用は旦那に請求すればよいです。
実家に一時避難する
実家もしくは兄弟姉妹の家に一時避難しましょう。
旦那に疲れた今、物理的な距離が必要です。
旦那がいつも近くにいる状態では、頭の中を冷静に整理し、最適な対処法を思い浮かぶこともできません。
産休育休中なら十分可能ですし、仕事をしている方でも有休を取得すればよいです。
子供には「一緒に遊びに行こうね」などと言い、一緒に連れていきましょう。
実家もない、兄弟姉妹もいないといった方は、子供がいなければ友人を頼ることもよいでしょう。
子供がいても身をよせてよいと言ってくれる友人がいるなら、数日だけお世話になってもよいかもしれません。
ほかには、ホテルに宿泊する方法もあります。
多少の費用はかかりますが、今はそれほどお金をかけずによいホテルに宿泊できる時代です。
旦那と物理的な距離をとることで、夫婦がお互いに冷静になることができます。
旦那も一人の時間を過ごすことで、冷静さを取り戻す可能性があります。
自分自身の交友関係を広げる
自分自身の交友関係を見つめてみましょう。
子供が小さいうちや妊娠中は家の中にこもりっきりになりますが、精神衛生上あまりよくありません。
子供は少し経てば外出できるようになりますので、たまには人に会ってお話しましょう。
誰かに話を聞いてもらい、共感してもらうだけでも気持ちがすっきりすることは多々あります。
ママ同士のサークルなどもあります。
自治体で実施されている習い事などであれば、費用も安く済みます。
もちろん、新しい友人を作るだけでなく、少し疎遠になっていたけれど仲がよかった友人と会うようにしてみることもよいでしょう。
大切なのは、外の世界に目を向けることです。
家庭内のことばかり気にかけていると、普段は目につかない部分も嫌になってしまうものです。
専業主婦であればパートにでることを検討されることも方法です。
自分の仕事を変える
家事育児と仕事、加えて旦那へのストレスでは身が持ちません。
旦那のことは一旦置いておき、自分の仕事を変えてみることもひとつの方法です。
通勤時間が長いことで家事育児に影響があったのなら、思い切って自宅から近い場所へ転職することも検討してみましょう。
家計に余裕があるのなら、正社員からパートになることもひとつです。
ストレスの原因が旦那を含めた複数項目あると仮定し、ストレスの総量を減らすというわけです。
旦那へ相談して反対されたら、「あなたは〇〇という理由で家事育児をできないので、もっと時間を作るための選択肢はこれになります」とはっきり言ってもよいでしょう。
その時点でことの深刻さが旦那に伝わり、改心する可能性も残されています。
旦那のよいところを書き出してみる
旦那に疲れたと感じるほど限界がきていると、旦那のよいところは一切気づかなくなります。
そもそも結婚したのは、旦那に魅力があったからでしょう。
家事や育児が忙しいあまり、旦那のよいところを見られなくなり、悪いところにばかり目がいっていないでしょうか。
旦那のよいところは、紙に書き出してみてください。
視覚で認識でき、手を動かして書くことで、自分の意識の中に入ってきやすくなるからです。
付き合いたてのカップルや新婚夫婦が仲良しでいられるのは、相手のよいところを見ているからです。
お互い、そのときから悪いところはあるはずですが、悪いところが気にならないほどよいところにフォーカスしているため、仲良しなのです。
もう一度初心に戻り、旦那のよい点を見つけ、口にだして褒めてあげたり、感謝したりするようにしてみましょう。
褒められて嫌な気がする人はいませんし、そのことで態度が軟化する旦那もいるものですよ。
旦那のよいところが一つも見つからない人は少ないのではないでしょうか。
疲れている本当の原因は旦那なのかを考えてみる
そもそも疲れている原因は本当に旦那なのでしょうか。
人間ですから、多少なりとも嫌な部分はあるでしょう。
しかし、もともと自分が心身ともに余裕がない状態だから、身近にいる旦那が原因だと勘違いしているのかもしれません。
主に考えられるのは、慣れない育児で精神的にストレスを抱えていることです。
夜泣きをする子供だと母親は完全に睡眠不足状態になりますので、ストレスが溜まりやすくなります。
子供が小さいうちは自分の時間が一切取れませんので、発散することもできません。
また、仕事で何か問題があり、不安に感じていることもあるでしょう。
そんなとき、とことん甘えさせてほしい旦那の態度が自分の思うものではないと、仕事への不安が旦那への不満にすり替わります。
本当の原因は何かを知ることで、実は旦那に疲れたわけではないと気づくことがあります。
最終手段だが離婚も視野に入れておくと気が楽になる
離婚は、そのこと自体が煩雑な手続きですし、離婚後の生活も大変になります。
特に子供がいる方、長く専業主婦をしてきて稼ぐ手立てがない方は、慎重になった方がよいでしょう。
あくまでも最終手段と位置づけておきたいところです。
一方で、「本当に嫌なら離婚すればよい」と頭の片隅に入れておくことは、気が楽になる方法でもあります。
「離婚もできない、ただ自分が我慢し続けるしか方法はない」と思ってしまうと、逃げ道がなく余計に苦しくなります。
いざとなれば離婚すればよいのです。
子供がいれば、養育費を請求することもできます。
国や自治体には、シングルマザーのための制度があります。
これに関して、生活費を入れてくれない旦那や、浮気をする旦那の場合、裁判で離婚が認められやすく、慰謝料請求の対象にもなり得ます。
「法定離婚事由」といいますが、何よりも証拠が重要となります。
今のうちに弁護士の無料相談などを利用し、どのようなものが証拠となるか聞いておいてもよいでしょう。
実際に離婚をするのではなく、精神的に自分が優位に立っておくという意味でも、疲れた心を立て直すことに役立ちます。
最後に
いかがでしたか?今回は、旦那に疲れてしまう原因と対処法を紹介しました。
「夫婦なんてこんなもの」と割り切ることは難しいものです。
世の中には仲良くやっている夫婦が多数いる以上、何かしらの対処法を講じることで、以前のように旦那に疲れない日はやってきます。
どの方法があっているのかは、ご家庭によって異なります。
しかし、少なくとも離婚という結末を迎える前にいろいろな方法を試してみる余地はあるのではないでしょうか。