ワンオペ育児が離婚の原因に!育児に協力しない夫の特徴と離婚になる理由

ワン・オペレーション育児。こんな言葉が当たり前に聞こえてくる世の中はとっても嫌なものですね。

一昔前は、地域で子育てするのが当たり前でした。それが次第に「おせっかい」と呼ばれるのが嫌になったおばさまたちはお節介を焼かなくなりました。

見知らぬ人に話しかけるおばさまはいますが、昔と比べるとかなり減ったと思います。

「人は人よそはよそ」こんな空気が蔓延しているので、子育てママの孤独は計り知れないレベルだと思います。

でも、結婚してたら少なくとも家の中には妻と夫という二人の大人がいるはずですよね。それなのに、なぜ育児は女だけがしなければいけないのでしょうか?

そして、ワンオペ育児に悩んでいる女性の夫は「自分は育児をやっているイクメン」だと思っているところがたちが悪いですよね。素直に「俺なんもしないから」と認める方がまだ可愛げがあります。

このワンオペ育児は、直接の離婚原因にはなかなか上がってきません。

なぜならワンオペ育児だけだと離婚原因としては弱いんですよね。でも、生活のすれ違いや性格の不一致など表面に出てくる離婚理由を掘り下げていくと、ワンオペ育児が根底にあることがとても多いのです。

では、なぜワンオペ育児をきっかけに離婚まで考えてしまうのか。もし、いまこれを読んでくれている男性がいるならあまり想像がつかないかもしれませんが、育児は大変なんです。その理由をお話ししていきます。

ワンオペ育児で離婚になる理由とは?

ワンオペ育児でなぜ離婚にまでなってしまうのでしょうか?それは、単純にママのストレスがすごいからだと思います。

専業主婦だと家事と育児だけの毎日を過ごしています。共働きだとそこにプラス仕事が加わりますよね。

でも、夫はというとどちらにしても仕事だけ。家にいるときはスマホをみているかテレビをみて、ゴロゴロしている。その間、ママは子供の様子をみながら家事をこなしているんです。

この不公平感はわかりますか?私の考え方としては、専業主婦なら家事は女性が全てするべきだと思っています。ただ、育児は別です。

例えばですがママが料理をしていて子供が泣きますよね。そんなときワンオペ育児を強いられている妻は、料理の手を止めて子供の様子を見にいきます。

でも、そんなときパパがスマホをみていたら?逆だったらどう思うか想像してみて欲しいんです。

我が家も夫が家にいるときは基本スマホか据え置きのゲームをしています。正直育児をやってくれるなんてもう思ってもいないので腹は立たないです。

でも、私が料理をしていて子供が泣いていてもスマホです。私はもう子供よりスマホが大事な人なんだなと思っていますが、そう割り切れない女性もいるということです。

「スマホみてたら子供泣いてるの気づかんでしょ」ってたまに夫は言いますが、じゃあスマホ見るなよという話なんですよ。

母親が同じことをして、子供が怪我でもしたら鬼のように責められますよね?母親の自覚がないなど散々言われると思います。では、なぜ父親がスマホをみていて子供の様子に気が付けないのはOKなんですかね?

この不公平感が母親を追い詰めていることに気が付いて欲しいです。

喧嘩が増える

今お伝えしていったように、ワンオペ育児が喧嘩のきっかけになる家庭は多いです。私も最初の頃は「今ちゃんとしないと懐かなくても知らないよ?」と何度も言いました。でも結局夫は変わらなかったので、もういうのはやめました。

ただ、少しでも育児に関わらせないといけないので、オムツ替えなんかは私が料理をしているときならやらせます。

「うんちしたっぽい」と料理を変わろうとするので、「オムツ変えたげて。私今手汚れてる」と夫にいうとすごく嫌そうな顔をします。

子供を作る前「子供好き」といっていた夫。でもそれは、楽しく遊べる状態の子供が好きというだけの話だったんですね。

自分が気が向いた時だけ構える可愛い子供が欲しいだけで、ぐずっている相手やオムツ替えなどの嫌な部分ははなからやる気がないんですよ。

子供が何かをアピールしていても、自分がスマホをみていればスマホ優先だしテレビのチャンネルも自分の見たいもの優先です。

こんな様子じゃ子供優先で1日を過ごしているママと喧嘩になるのは当たり前です。

喧嘩になるということは、夫が言い返してくるということですよね。そうなんです。ごくたまに子供と遊び、スマホでゲームを見せるだけで「育児をしたつもり」になっているんですよ。

またそのなんちゃってイクメンが、ママをイライラさせるのです。

「俺は仕事してるんだぞ?家にいるときくらいゆっくりさせてくれよ」こんなセリフを妻にいっていませんか?専業でも育児休暇中でもママは家でゆっくりする時間なんてないんです。

そればかりかゆっくり一人でトイレに行く時間さえないママに「家でゆっくりしたい」なんて言おうものなら大きな地雷を踏んだも同然です。

すれ違いから愛情が冷める

仕事で夜遅くにしか帰ってこられないパパも多いと思います。多くの子供は21時には寝るので、21時以降に帰ると妻や子供に会えなくて寂しい思いをしているパパさんはとっても多いです。

寝かしつけをした後、妻だけでも起きてこれる時もあれば、一緒に寝落ちしてしまうことも多いので、そこは仕方のないところだとも思いますが、この時のパパの行動が大事なんです。

家に帰ってお風呂に入った後お風呂掃除していますか?そして夜ご飯を食べた後食器洗ってますか?「仕事から帰ってなんでそんなことまで・・」と思ったあなたは危ないですよ。

例えばですが、私は出来るだけ食事の後の食器はすぐに洗います。そのため、子供を寝かしつける前のシンクは綺麗な状態なんですね。でも、寝かしつけが成功してリビングに行った時、仕事から帰っている夫がいたとします。

「おかえりー」と声をかけても夫はスマホに夢中です。そのまま水でも飲もうとキッチンに行くと食べたままの食器がシンクに置いてある。

この状況でイラっとしない女性は女神だと思います。私これで夫に「自分の食べた分の食器ぐらい自分で洗ってよ・・」と言ったことがあります。

すると夫に「今はずっと家にいるんだから、家事は君の仕事でしょ」と言われました。

えっと・・自分で食べた食器の後片付けをするのを家事とは言わないです。当たり前のマナーです。一人暮らしだったら自分でやりますよね?結婚したからってなんで妻がやる前提なんですかね?

腹が立ったので、食器をそのままにして寝て朝ご飯も作らずふて寝を決め込みました。すると何がダメだったのか理解ができていない夫は怒って仕事に行きました。

このままじゃダメなので、仕事から帰ってきたタイミングで話し合いをしました。

「今はまだ子供に手がかかるから、自分のことくらい自分でやって欲しい」というと夫は「仕事して自分のことを自分でやるなら、結婚してる感じがしない」と意味のわからないことを言われました。

きっかけは「食べた後の食器を洗わない」という些細なことです。でも、ワンオペ育児をしていると、ママは気持ちの余裕が無くなります。

ストレスも半端じゃないです。そのため、こういう些細なことで爆発してしまうんです。

「もういいわ。」私はそう一言だけ言い残して、子供の寝ている寝室に行きました。

そして、夫が謝ってくるまで夫の家事は一切しないと決めたんです。子供とは7時までにご飯を済ますので、夫が遅いなら材料だけ置いておいて料理もしません。

洗濯はついでなのでやりますが、夫の服はたたみません。朝早い夫の朝食ももちろんやるのはやめました。

私自身休暇中なだけで、仕事をしていて実家の両親も健在なのでこのまま離婚になってもいいやという気持ちでした。

そんな冷戦状態が1週間続いた頃、夫が謝ってきました。「ごめん。会社の人に今こんなひどい仕打ちをされてると話したら、逆に怒られた・・。奥さんは家政婦でもなければあんたのママでもないんだよ?って。

これからは自分のことは自分でやるし、手伝える時はちゃんと家のことやるよ」と言ってくれたので、今ではそれなりに仲良くしています。

子供の寝かしつけまでに帰れずに、あまり会えない日々を過ごしているとすれ違わない方が難しくなってきます。

人はあまり会話をしない相手に愛情を感じにくくできているので、すれ違いから愛情が減ってしまうのは当然なんですね。

仕事で忙しいのは仕方ないです。子供に会えない寂しさもわかります。でも、だったら自分のことぐらい自分でしましょう。自分のことを自分でしてくれるだけでも、奥様は助かるのは事実なので、感謝されると思いますよ。

父親の自覚のなさに腹が立つ

結局いつまでたっても「自分が優先」なんです。それを実感するのは、家で何もせずスマホばかり見ている夫の姿をみたら父親の自覚ないなぁ・・と思います。

我が家でもあったことなんですが、私が「少しぐらい子供の世話してよ!」というと夫は「どうしていいかわかんないし」と言いました。

私だって初めての育児に手探りでネットで調べたり育児書を見たりして、必死にやってるのに父親は「わからんし」の一言で済ませちゃうんだ。と悲しくなりました。

仕事をしているって言っても子供ができたから仕事量が倍になったわけじゃないですよね。

独身の頃から仕事量はそんなに変わっていないはずです。でも、ママはというと専業なら今までは家事だけだったのか育児が増えました。共働きなら仕事と家事と育児という3つもこなさないといけません。

それなのにパパは子供ができても「仕事」だけでいいってものすごい不公平ですよね。

昭和の男性はお給料もよかったですし、時代の流れとしてもそれでよかったのかもしれません。でも今は2馬力で家計を支えている家も多い中、パパのこの態度では色々納得ができませんよね。

経済力があれば、夫がいる意味がわからない

共働きで普通に生きていけるなら別に夫がいなくても大丈夫でしょと思ってしまうんですね。

確かに夫がいなくなれば収入は減ります。でも夫の食費やお小遣いなどの生活費も減るので、結果的にそこまで差がないという声も多いです。

今仕事をしていて、家事育児をワンオペでやっているならシングルマザーと何も変わらないんですよ。

この共働きでワンオペ育児ならシングルマザーと何も変わらないということをパパにはしっかりと認識して欲しいですね。

なぜなら、シングルでも生きていけるというシュミレーションをさせてしまっているんです。むしろ夫の分の家事をしなくてよくなるので、1日が楽になるという人さえいます。

結婚していて「シングルマザー状態」で生きているより夫の分の家事から解放され、母子手当をもらって子供たちと本当のシングルマザーになって生きる方が、生活に潤いがでるというママさんたちは多いです。

それだけワンオペ育児というのは、ママを追い詰めているんですよ。そのことを、世の男性陣にはしっかりと理解して欲しいですね。

ワンオペ育児をさせてしまう夫の特徴は?

さて、ワンオペ育児が離婚にまでなってしまう理由について見てきましたが、では何故ワンオペ育児をさせてしまうのでしょうか?結婚とは他人同士が新しい家庭を築くことです。

決してママの代わりにお世話してくれる女性を見つけることが結婚ではないんです。ましてや子供ができたら責任を持ってしっかりと親にならないといけません。その辺りの心算がないのかな?と思ってしまいますよね。

独身気分が抜けてない

おそらく一番多いのが、この独身気分が抜けていないということではないでしょうか?女性は結婚した瞬間から、夫のお世話や家のことなどガラッと生活が変わります。

私自身、今まで好きに夜飲みに行っていたのが夫に「今度飲みに行ってきていい?」と聞かなくてはいけなくなりました。

このこと自体が不満なのではありません。家族になったので、いつ・どこで・なにをするという連絡自体は当たり前だと思っているからです。

問題は、夫はこれをしないことです。私が「今日飲みに行ってくるね」なんて言おうものなら、子供がいないときでもものすごい文句を言われました。

でも、夫は「今日夕飯いらないから」と平気で言います。

子供ができたら変わるかな?と思っていた私が甘かったんです。子供ができても夫の癖は治りませんでした。

家に帰ったらソファでスマホ、夕方に「今日夕飯いらない」、子供が泣いていてもスルー。

いつまで独身気分でいるんだと怒りたくもなりますよね。同じことをママがやったら、身内からも外野からも非難轟々です。この不公平感に気づけていない独身気分が大問題なのです。

妻を母親と勘違いしている

結婚したとき、あなたの夫は実家住まいでしたか?もし、そうならあなたのことを自分の母親がわりに思っている可能性があります。

よく、夫は産んだ覚えのない長男だと思えと言いますよね。

こんなのまっぴらごめんですよ。産んだ覚えのない躾のできていない長男なんていらないんです。

一緒に対等な立場で家庭を築いていくために結婚したのであって、夫のお世話がかりのバトンタッチをしたのではありません。

妻は母親でも家政婦でもないんです。むしろ家政婦だと思っているならちゃんと家政婦料金を支払ってもらいたいものです。

妻をちゃんと認めていますか?

さて、男性陣にも聞いてみたいことがあります。あなたは妻をちゃんと認めていますか?また今これを読んでいる女性は夫に認められているという実感はありますか?

あったらこんな記事読んでいないですよね。ワンオペ育児を強いられて辛い思いがあるから、離婚まで考えているんです。言わなくてもわかるだろ。そう言いたい男性の気持ちもなんとなくわかります。

でも、残念ながら言わないとわかりません。そして、言わなくてもわかる場合というのは行動が伴っているときです。特別なプレゼントをあげましょうというわけじゃないですよ。

あなたの行動です。日頃ちょっと奥さんがしんどそうにしているとき、家事を手伝っていますか?子供が泣いたら「子供泣いてるよ」ではなく、なんで泣いているかを真剣に考えていますか?

こういう些細な行動がしっかり伴っていれば、奥様はワンオペ育児だなんて感じませんし、「ありがたいな」と思うんです。

つまり、奥様にワンオペ育児だなんて感じさせていることがそもそも大問題だということに気づいてください。

子供が泣いていてママしか無理となれば、代わりに料理をやったり子供が遊んで欲しそうに来たらスマホを置いて子供と遊んだりしてください。

ママは1日子供のペースで生活をしています。休まる時間なんて昼寝をしてくれている時間ぐらいです。それだったら、自分が家にいる数時間育児を交代して奥様を休ませてあげようとは思えませんか?

こういう思いやりの行動をあなたが取ることで、奥様もあなたを思いやってくれるようになるんです。

「妻が怖いから家に帰りたくない」こんな声を聞きますが、おそらくそれはあなたの思いやりがないと感じられているからです。

この人に大切にされているなと感じている相手に冷たくする人はあまりいません、もちろん、最初に手伝おうとした時にきつく言われてしまって心が折れた人も多くいると思います。

そんな人はかわいそうだなと思いますが、もう一度行動起こしてみませんか?

気持ちがあれば、行動に出るはず

これは私の持論になるんですが、相手を思いやる気持ちや大切だと思う気持ちがあれば、行動に自然に現れると思うんです。

例えば、風邪で寝込んでいる妻に対して「俺の飯は?」なんて言語道断なのはわかりますか?

「今日は体調がわるいからご飯の用意できてない」と言われて自分の分だけお弁当買って帰っていませんか?こういう些細なことでも、一度やられてしまえばずーっと心の中に残ってしまうものなんです。

私が夫に対して何もしない人でも離婚までは考えないのかというと、こういう根本的な部分でしっかりと愛情を感じられるからです。

例えばですが、私の体調が悪い時は何も言わなくても家事をやってくれたり、子供ができてからは、私が寝不足でソファで寝てしまっていても起こさずに、冷蔵庫の中身をみて料理をやってくれたりもします。

こういう部分があれば「大事にされているんだな」と感じることができます。私がそうだというだけですので、多くの女性のことを考えれば「いつもありがとう」と労いの言葉をかけるようにはしましょうね。

逆に給料日に無言で明細を受け取られたら嫌じゃないですか?妻が感謝をしてくれない。と怒る前に、夫も妻に感謝を伝えているかを考えてみてください。

ストレスがすごいなら離婚もあり。

ワンオペ育児に悩んでいる奥様に伝えたいのは、経済力さえあるなら離婚もありだということです。

よく、片親はかわいそうだと言われますが、確かにそういう一面もあります。

でも、仕事と家事そしてワンオペ育児でママが追い詰められている様子を子供に見せている方がかわいそうです。

まだ実家の両親が健在で関係も良好なら、離婚して実家に帰るというのもありだと思います。

祖父母とのびのび暮らした方が、子供の精神面にはいい影響があると思います。片親だからとか両親揃っているからとかではないとおもいます。子供にとって理想なのは、両親が仲良く笑顔でいることです。

その次を考えた時に、ストレスでイライラして喧嘩ばかりの両親やもう仲が冷めきっていて会話もしない両親だったら、ママ一人の方が子供にとってはいいんじゃないかなと思います。

何もしてくれなくても、そこにいるならやっぱり期待してしまいますし、「居るならやれよ」と思ってしまいますよね。ワンオペ育児=離婚推奨ではありません。

ただ、話し合いをしても夫が変わらないといった場合には、離婚も選択肢の一つですよということです。でも、夫が激務で朝から日付が変わるまで家にいないといった場合は別です。

育児したくてもできない現実があるなら、仕方がないと思います。私が今いっているのは18時や19時に家に帰れているのに何もしない人のことを言っているんです。

「ワンオペ育児ぐらいで・・」と思うのはダメですよ。離婚されたくないなと少しでも思うのであれば、ワンオペ育児の現状を帰る努力をしてみてください。

まとめ

いかがでしたか?私の周りにワンオペ育児で離婚した人はいませんが、離婚を考えたことがある人はたくさんいます。

その多くのママさんたちは「育児をしないのはもういいとして、自分のことは自分でしてほしい」といいます。

「仕事してるんだから」というのであれば、ママがたまにベビーシッターさんを頼めるぐらい稼いでください。

ママの息抜きもままならない現状なのでしたら、素直に育児や自分のことくらい自分でしてください。

ワンオペ育児でママを追い詰めていると、離婚という最悪の結果を招きますよ。

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