高校に行くのが辛い時に考えて欲しい事とは?高校生活を乗り切る方法。

「高校くらいは卒業しておいた方がいい」「あなたのためなんだから、高校に行きなさい」周りからそんなふうに言われて、高校に通うことを決めたという人は意外なほど多いものです。

本当は学校に行きたくないけれど、仕方がないから毎日通っている...辛い気持ちをずっと抱えたまま過ごしているという人もいるでしょう。

そこで今回は、高校に行くのが辛いと思ってしまう理由や高校に行くのが辛いと感じた時に考えたいこと、辛い高校生活をクリアすることで得られるものなどについて、いろいろな側面から解説していきます。

なぜ学校がキライ?高校に行くのが辛いと思ってしまう理由

どうしても学校が好きになれない、高校に行くことが苦痛で仕方がないということがあります。いくら学校を休みたくても「周囲がそれを許さない」ケースも多いです。

では、そもそも「学校がキライ・高校に行くのが辛い」と感じてしまう理由はどこにあるのでしょうか。

「人間関係に疲れた」友達に気を遣うのが辛い

高校生はまだ成人ではありませんが、ほぼ大人と同じような感覚をもった「個人」です。ですから、高校生は大人が考えているほど子供ではありません。

特に学校での人間関係に疲れきってしまい、学校に行くのが辛いと感じている高校生はたくさんいます。学校というひとつの閉鎖された社会の中で孤立することは、自分の居場所を失うことでもあります。

ですから、自分の居場所を必死に確保しようとして空気を読み、友達に気を遣い、なんとか高校生活をまっとうしようとしているのです。

「本当に役に立つの?」勉強が面白くない

高校に通う意味はあるのかと聞かれて、真正面から「間違いなく通う意味がある」と答えられるでしょうか。特に勉強が面白くないと感じてしまった場合、高校に通う意味を見失ってしまう学生は多いです。

中間テストや期末テストなどが実施され、成績が悪ければ補習が待っています。最悪の場合は留年という結果になることもあります。

自分が「勉強したいから勉強している」のではなく「勉強しないと落第するから勉強している」という感覚です。つまり、自分のためではなくテストのために勉強しているというわけです。

勉強が面白く感じられないのに高校に通わなければいけないのは、確かに辛いことかもしれません。

「カラダがだるい」とにかく休みたい

人間関係に疲れ、勉強も楽しくないという気持ちがピークに達すると、「カラダがだるい」と感じるようになることがあります。

それは心とカラダからのSOSであると考えて良いでしょう。精神的にも肉体的にもこれ以上、辛い思いを抱えて過ごすのは難しいとカラダが訴えています。

ですから、「どうしても高校に行く気がしない」「カラダが動かない」「理由はないけれど、とにかく休みたい」と感じることがあれば、無理に自分を奮い立たせるのは得策ではないかもしれません。

高校に行くのが辛いと感じた時に考えたいこと

学校に行くのが苦痛、高校に行くのが辛いと思ったとき、「自分はみんなと違うのだろうか?」「なぜこんなに辛いと感じてしまうんだろう」と、悩んでしまうこともあるでしょう。

そんな時は、自分の心の内にわいた悩みから目をそらさず、自分自身としっかりと向き合う姿勢が大切です。

何のために高校に通うのか自問自答する

ひとつ質問です。あなたはなぜ、高校に通っているのでしょうか?「中学を卒業したら高校に通うのが当然だと思っているから」「周りから高校に行きなさいと言われたから」という答えが大半ではないでしょうか。

しかしよく考えてみてください。高校は義務教育ではありません。自分自信で高校に行く・行かないという選択をすることもできるのです。

10代の楽しい時期にたくさん友達を作って青春を楽しみたい、勉強したいことがある、自分が知らない社会のことを学ぶ場として高校に行くことを決めたなど、考え方は人それぞれです。

高校に通うのが辛いと感じるようになったら、まずは自分の本音を探ってみてください。思わぬ答えが見つかるかもしれません。

高校を卒業したあとの将来について考える

高校に行くのが辛いと感じて、そのまま学校を休学する、退学するというのもひとつの選択肢です。しかし、決断を下す前に、高校を卒業したあとの将来について考えてみましょう。

高校を卒業してから自分は何をしたいのか、大学への進学を希望しているのか、それとも就職して働きたいと思っているのでしょうか。

いずれの道を選ぶ場合でも、「高校を卒業している」ことが条件になることもありますから、安易に高校をやめてしまうのはおすすめできません。

自分の進みたい方向性を見極めたうえで、高校に残るが、去るかという選択をしても遅くはないでしょう。

高校に行かなくても生きていける

世の中の人は皆口をそろえて「高校くらいは卒業しておいたほうが良い」と言います。しかし、高校に行かないと人生が終わってしまうわけではありません。

むしろ、辛い気持ちを抱えながら、苦しい思いをしてまで高校に通うことに意味はあるのだろうかと逆に反論したくなってしまうかもしれません。

最終的に「心とカラダがどうしてもついていかない」という場合には、高校に行かないという決断をすることもやむをえません。

事実、高校を卒業していなくても、努力を積み重ねて立派に活躍している大人はたくさんいます。

辛い高校生活をクリアすることで得られるもの

高校に行くのは辛いけれど、なんとか頑張ってみることに決めたという人もいるでしょう。長い人生の中のたった3年間と思えば乗り越えられると思った人もいるかもしれません。

確かに辛い高校生活を乗り越えたあなたは、一回りも二回りも成長していることでしょう。それでは次に、辛い高校生活をクリアすることによって得られるものについて、見ていくことにしましょう。

辛い高校生活を乗り切る=忍耐力がつく

何かにしんぼう強く耐えるのは苦しいものです。しかし、その時は辛いと感じても、あとになって必ず、「あの経験があって良かった」と思える日がやってきます。

辛い高校生活を乗り切ることも同様です。辛いと感じる生活だからこそ、乗り越えたことによって「忍耐力」と言う新しいスキルを習得することができます。

嫌なことから逃げなかった自分を、思いきり褒めてあげましょう。きっと、苦難を乗り越えたことで、確かな自信がついているはずです。

高校=社会の縮図であり人間関係を学ぶ絶好のチャンス

高校は学びの場、友情をはぐくむ場所であると考えることそのものに疑問を感じる、拒否反応をおぼえるということもあるでしょう。

そんな時は、高校=社会の縮図であると考えるのです。高校という小さな社会には、いろいろな人がいます。クラスメイトや先生など、個性豊かな人々が集まっているはずです。

つまり、人間関係を学ぶための絶好のチャンスと言うことができるのです。人を観察して、どんな対応をすればどのような結果になるのか、イメージしながら過ごしてみてはいかがでしょうか。

無理しない!高校に行きたくないなら行かなくたっていい

高校に行くのが辛いと思ってしまう理由や高校に行くのが辛いと感じた時に考えたいこと、辛い高校生活をクリアすることで得られるものなどについて、いろいろな側面から解説してきました。

高校に行くことが人生のすべてではありません。高校に行くのが辛い・苦しいと感じたら、高校に行かないのもひとつの選択です。

周囲の言葉に流されず、「自分はどうしたいのか」「この先どのように生きていきたいのか」をしっかり考えたうえで、最終的な答えを導き出すことができると良いですね。

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