自分の性格が分かれば人生は楽になる!本当の自分を知る6つの方法。

あなたは自分の性格がどのようなものか分かりますか?自分の性格について知っていれば、自分が生きやすい選択肢を選びやすくなります。

例えば「自分はおとなしい性格であまり人と関わるのが得意ではない」と分かっていれば、就職するにあたっても仕事選びに迷うことはなく、あまり人とのやりとりが少なく、こつこつと取り組むことができる事務や工場などの仕事を選ぶことができます。

しかし、それが分かっていなければ営業の仕事を選んでしまい苦労するかもしれません。しかも、自分がなぜこの仕事が苦痛なのかも分からないままなのです。

そのようなことにならないために、自分の性格を把握しておくことはとても重要になってきます。しかし、自分のことが分からないという人は意外と多いようです。

もしあなたが自分の性格が分からず悩んでいるとしたら、他にも同じような人はいますので安心してください。

今回は自分の性格が分からない理由、また自分の性格が分かるようになる方法について説明していきますので、ぜひ読んでみてください。

自分の性格が分からない理由

自分の性格が分からない理由はいくつかあります。自分に当てはまるものがあるか考えてみてください。

物事を考えすぎる

もともとあらゆることに対して深く考えすぎてしまう傾向にある人は、自分自身についても考えすぎてしまうあまり、自分の性格はこうだと言い切れなくなってしまいます。

「自分のことを明るい方だとは思うけれども、いつも明るいというわけでもない。しかし、暗いと言い切るほど暗くはないような気がする……」といったように、延々と考えてしまうようなタイプです。

しかし、一般的に性格というものを説明する際にここまで深く考えている人の方が少ないでしょう。多くの人が、自分の性格を感覚的なもので理解しているにすぎないのです。

このような人は、論理的な説明をされると性格というものがどういうものかわかるかもしれません。頭で理解しないとすっきりしないという場合には、心理学で性格を解説した本がありますのでそのような本を読んでみるとよいでしょう。

人によって態度を変えてしまう

相手によって自分の態度を変えてしまう人は、いったい自分がどのような性格なのかわからなくなってしまうでしょう。

例えば、明るくてたくさん話すAさんと一緒にいるときは自分も明るくなるけれども、おとなしいBさんと一緒にいるときは自分もおとなしくなるというように、相手に合わせて接し方を変えている人は、AさんといるときとBさんといるときを比べるとまるで別人のようになってしまいます。

他人に合わせることができると、相手は話しやすさや親しみやすさを感じることができるので相手にとってはいいことです。しかし、他人に合わせすぎるあまり自分のことがわからなくなるほどの場合にはやりすぎていると言えます。

自分の個性を出すのが怖い

本当は派手な服を着たいのに恥ずかしく感じたり、自分には似合うわけがないと思ったりして、結局は地味な服を選んでしまうというように、自分の個性を出さないようにしてしまった経験はありませんか?

本当の自分というものが何となくわかっているのに、それを表に出さないように神経をとがらせていると、だんだんどれが本当の自分かわからなくなってきます。

また、自分を抑え込むことが普通になってしまうと、だんだん抑え込んだ自分こそが本当の自分なのかもしれないと思い込むようになってしまうので危険です。

普段からこのように自分を抑え込むことをしている人は、服などの表面的なことだけではなく自分の内面的なものも抑え込んでいる可能性があります。そのため、自分がどういう性格なのかもわからなくなってしまうのです。

心当たりがある人は、一度自分が無理をして自分を抑え込んでいないか確認してみましょう。

親から否定されて育った

子供のときに親から否定されることが多かった人は、自分の気持ちを表に出せなくなってしまいます。例えば、ほしいものがあっても叱られるばかりで買ってもらえず、しまいには買ってとおねだりすることさえ禁じられると、自分が何かしたいことがあっても何も言えなくなっていきます。

また、もともとは明るい子供だったとしても、はしゃいだときに「うるさい」と怒られたり、一方で落ち込んでいるときには「うじうじするな」と怒られたりといった一貫性がない怒られ方をされていると「どの自分でも怒られてしまう」と感じ、自分自身でも自分を否定していきます。

そのような子供が大人になるころには、自分の意志が何なのかが分からなくなってしまうのです。そのような状態では、自分の性格が何なのかわかるはずもないでしょう。

自分の性格が分かるようになる方法

ここまで、自分の性格が分からない原因について説明しました。それでは、自分の性格が分かるようにするためにはどのようなことをすればよいでしょうか。

性格診断を受ける

インターネット上には、性格診断ができるセルフチェックツールがたくさんあります。自分の性格がどのようなものかはっきりわからなくても、質問に答えていくと分析して性格を診断してくれます。

全てを鵜のみにするのは危険ですが、いくつか性格診断を受けてみて共通する項目があれば、それがあなたの性格のひとつだと考えるヒントにしてもよいのではないでしょうか。

例えば、いくつか性格診断を受けてみてそれぞれ「人と接するのが好き」「休日は友達と遊びたい」「アウトドア派」という結果が出てきたとすると、この3つから「明るい人」というイメージがわいてくるでしょう。

自分では明るいと気付かなったけれども、客観的に見れば自分は明るい人なのかもしれないと知ることができます。あくまで方法の一つではありますが、インターネットの性格診断をいくつか受けてみることをおすすめします。

友達をたくさん作る

自分では自分の性格がわからなくても、友達からは「こういう人だよね」と性格を指摘されたことがあるという人は多いでしょう。

友達からの評価というものは、第三者があなたを客観的に見たときの性格を表しているため自分で思っているものとは違うかもしれませんが、他人から見てどういう性格なのかを知ることは自分を理解する手助けになります。

自分の性格については一人から意見を聞くだけでも参考にはなりますが、友達がたくさんがいると、多くの人からいろいろな視点で自分のことを評価してもらえる機会が増え、自分がどのような性格なのかよりわかりやすくなるでしょう。

過去のエピソードを分析する

今まで生きてきた中で、思い出に残っている出来事はなんですか?いいことでも悪いことでもよいですし、ささいな出来事でもよいので、ひとつ思い出してみましょう。そして、その出来事では、自分はどのような気持ちになったか考えてみるのです。

例えば、子供のときに友達と喧嘩をしてしまい、自分は悪くないという思いからなかなか謝れなかったとします。なぜ謝れなかったかというと、自分は悪くないということにこだわっていたからです。

つまりそれは「頑固だ」と言い換えることができます。もしあなたが頑固であるなら、他にもあなたの頑固さを表すエピソードがあるはずです。「頑固」がピンとこなければ、似たような意味の「粘り強い」という言葉に置き換えてもよいでしょう。

このように、過去のエピソードから浮かんできたキーワードで他のエピソードも分析してみれば、過去のあなたについて新たにわかることがあるはずです。

人に合わせすぎないようにする

人によって接し方を変え相手に合わせてあげることはいいことですが、本来の自分というものを失ってしまいがちです。相手に合わせてばかりで自分のことがわからなくなってしまうという人は、人と話しているときの自分を意識しましょう。

このような人は無意識のうちに人に合わせているので、意識してみないと自分が人に合わせていることが認識できません。

例えば、明るい性格でおしゃべりなAさんと話しているときには、普段の自分より無理をしてテンションをあげていませんか?話しているときにさほど面白くもないのに笑っていないか、話しすぎていないかを意識してみましょう。多少なりとも無理していることがわかるはずです。

Aさんと同じようにおしゃべりをしている自分に違和感があるなら、話すことはAさんにゆだね、聞き役に徹するということだけでも精神的な負担が減ってきます。このように、まずは人と接しているときに少しでも自分のペースを意識することからはじめましょう。

少しずつ自分の個性を出していく

自分の個性を出すのが怖いあまりに自分を抑え込んでしまっている人は、普段から自分がしたいことを少しずつ実行するようにしましょう。

いきなり大きなことをしなくてもよいですので、例えば女性であれば少し丈の短いスカートをはきたいとかそういった比較的簡単に実行できることをしていきましょう。そのうちに、今まで抑えていたものが出せるようになってきます。

例えば、勇気を出して丈の短いスカートをはいてみたら、それまで地味な服ばかりだったのに服選びが楽しくなり、明るい色の服を買うようになるということもあります。明るい色の服を着て気分があがってきますが、もしかするとそれがあなたの本当の性格だったのかもしれないのです。

少しずつ自分を出しながら、今まで気付かなかった自分の内面をよく観察してみましょう。「これが本当の自分だ」としっくりくるときがくるかもしれません。

カウンセリングを受ける

親からの虐待など、心の傷が原因で自分のことがよくわからないと感じている人は、カウンセリングをおすすめします。

自分ひとりでは解決しにくい問題ですし、自分だけでどうにかしようとした場合余計に傷が深くなってしまうこともあります。また、友達に意見を聞こうとしても、そのような事情がある場合には、友達の悪気のない一言でさらに傷付いてしまうこともありえますので、専門家のもとを訪ねた方がよいでしょう。

自分と向き合い、自分を理解しよう

自分の性格が分からないという悩みの根本は、自分自身のことがよく分かっていないということだと言えるでしょう。

自分のことが分からないということの原因は自分の内面にある問題に由来していることが多いため、まずは自分の内面と向き合うことで少しずつ自分のことも分かるようになってきます。

そうすれば、自分の性格についてもだんだん分かるようになってくるはずです。自分を理解することはすぐにはできないかもしれませんが、時間をかけてじっくり取り組んでいきましょう。

おすすめの記事